|
レンタル掲示板 Ver.980827 トータル470件の記事が投稿されました。 (ただし、30件を超えると古い記事から削除されます。) |
| 高橋議員への「陳情・請願」コーナー |
|
:名前(ニックネーム)(Nickname) :メールアドレス(省略可)(Address) :タイトル(Title) :ホームページがある方 (Url) 内容:適当に枠内で改行してください。(そのまま記載されます)
|
| 4万HITおめでとうございます(^^) | 名 前:次瀬 徹(tsuguse@ptweb.co.jp) |
お久しぶりです。 どんどんカウンタ伸びてますよね。 49話も読みました。 アスカ、カッコイイっす(^^;) この度、うちのHPを大幅リニューアルしました! 新タイトルは「毒電波Radio」です(爆) クレヨンしんちゃんのパロディ小説、連載開始しました(^^;) 他にも、国民投票第2弾「世界の帝王になったら何をする?」があります。 是非、御来訪を(^^)
| 4万ヒットおめっとさん | 名 前:横着星(outyaku@pop11.odn.ne.jp) |
順調に伸びてますなあ。 良きかな良きかな to みやびーさん >いや、それよりも、アヤナミストの某大兄にチェーンソーで補完されないように。(爆) 呼んだ? なんか最近年末のせいかあちこちから呼び出しが掛かるのう(にやり)。 to Nam-Namさん >レポート お恥ずかしい限りです(苦笑)。 あんなモンしか書けませんからのう。 リレーSSの邪魔になって なきゃ良いのですが。 天文系仮性アヤナミストの横着星
| リレー小説、感想です。 | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
To みやびー先生 リレー小説、お疲れ様でした。 いやあ、某ロンゲのオペレーター氏、活躍の場ができましたねぇ。 大概のEVASSではひどい扱いを受けていますが、これでようやく日の目を見ますねぇ。 To 蒲生先生 卒論、大変ですね。 私も3年ばかり前に書きましたが、あれは地獄ですね。 月並みですが、頑張ってくださいませ。 To さとしさん 卒業試験、大変ですね。 またまた、月並みですが、がんばってくださいませ。 ・・・しかし、リレー小説四天王(というより、三人衆+おまけの私) のうち、蒲生先生とさとしさんがかけないとすると・・・。 リレー小説というより、キャッチボール小説ですね(笑)。 今、ちょっと風邪気味ですが、なるべく早く続きを書くようにします。
| おまたせ!リレー小説第12話! | 名 前:みやびー |
<<「NERV広報部の逆襲!」>> #12 「祭りは続くよ何時までも」 by みやびー 第三新東京市ジオフロント内。 『ネルフ本部の一日一般公開』(『ぐらすのすち』)は続いていた。 だが、その全てを記すにはあまりにここのメモリと筆者その3の文章力が足りない。 (それに、他の方にもネタを残さねば) よって、ここでは一人の青年、 「青葉シゲル」について記す。(爆) 彼、青葉シゲルの場合… 「それじゃ、第1回はここまで。30分後に再開します。」 とりあえずワンステージを終った青葉はステージ裏でミネラルウオーターを飲み干していた。 体が熱気を纏っている。 「うーん、こんなに大勢の前で演奏したのは大学以来だな。そういや昔の仲間は今どうしてんだろ。 ドラム叩いていたあいつは静岡にいるからたまに会うけど、あとの連中はみんな就職しちまって からはたまに電子メールのやり取りするぐらいだが…」 忙中閑有り。ふと昔のことなど思い返す。 そこに、男達が2人歩み寄る。 「青葉シゲル二尉ですね。ちょっとお話があるんですが。」 「は、はあ。」 「大丈夫、次のステージまでには終りますから。」 この男達、実は広報部員である。 名は八丈と福江。 このリレー小説の元となった「ネルフ広報部完黙す」に出ていた彼らである。 最近ではすっかり総務部の鈴木氏に出番を奪われ、存在すら忘れていた読者も多いのではないだろうか? だが彼らとて遊んでいたわけではない。 事実、第10話「踊る大走査線」でのNERV−FMによる鈴木恵里子嬢公開捜査の後始末は 彼らがやっていたのだから。 アスカが「キスをあ・げ・る(はぁと)」といった波紋は大きく、あっという間に広報部に電話が殺到。 (そりゃあ、筆者その3も第3新東京にいれば電話をかけたかもしれん。) その情報の真偽を確かめるべく情報提供元を右往左往した挙げ句、 寄せられた情報のほとんどが見間違い・ガセネタのたぐいであった。 さらに、番組枠変更に伴う種種雑多な事務作業やスポンサーとの交渉など、 その業務量たるやすさまじいものがあった。 華麗な水鳥ほど水面下では足を必死に動かしているものである。 そのうえ、この「ぐらすのすち」である。 基本的にはいいだしっぺの総務部が前面に出てやるはずであった。 しかし、第9話「狂想曲は夕暮れとともに」で広報部長が嘆いているように、 この「ぐらすのすち」はあまりにも巨大になりすぎたプロジェクトであり、 総務部だけでは処理しきれない難問が山積した結果、業を煮やした碇司令が、 「広報部も協力するように」とのありがたい(笑)御宣託を下したため、 準備段階から総務部と広報部の呉越同舟の羽目になり、かなり彼らは苦労したようである。 なにはともあれ、広報部諸君には頭が下がる思いである。 さて、本題に戻ろう。 なぜ、彼らが青葉に話し掛けたか?である。 実は、NERV−FMのためである。 「ええっーーーーー!俺にラジオ出演して欲しい?!」 あまりの大声に耳がキーンとなった八丈たち。 「そ、そういうことなんだよ。うちのNERV−FMは番組、つまりソフト不足が深刻でね。 で、こうやって職員の中から逸材を探しているんだよ。君は結構音楽に詳しいみたいだし、 自分でも楽器ができるようだから結構うってつけだと思うんだけど、 どうだい、本来業務に支障の無い範囲で、うちで曲のDJやるなり、 自分で演奏するのを流すなり、番組をやってみる気はないかい?」 彼ら広報部はアスカに頼る率が高い今の番組編成を何とかしようと模索していた。 で、いろいろ合間を縫ってめぼしい人物をリストアップしたのであるが、 その筆頭にあがっていたのが青葉であった。 元々音楽をやっていたことはネルフ内部でもかなり有名だったが、 実際にどの程度の腕を持っているか未知数だったため、 この機会を利用して会場で腕のレベルを測っていたのである。 結果は「君の演奏もMCもレベルが高いね、放送に値するよ(笑)」であった。 「て、ことは、俺のために番組一つ作ってくれるんすか?」 「場合によっては、音楽紹介番組とライブの放送番組の二つでもいいよ。 ギャラは出ないけど、業務の一環ということで番組出演時間分の超過勤務手当については 碇司令の了解を得ているから決して君の損にはならないと思うんだけどね。 ま、今すぐに返事が欲しいとはいわないから、前向きに検討してくれないかな? 決心したら内線OOOOの八丈か☆☆☆☆の福江まで電話してくれないかい。」 「わかりました。ちょっと考えさせてください。でも、悪い話じゃないっすね。」 手応えあり、と感じ取った八丈は、青葉の肩を笑顔でポンと叩くと、 「じゃあ、いい返事を期待してるよ。」といった。 「それじゃ、次のステージ頑張ってな。くれぐれもステージから落ちたりしないように」 去っていく二人を見て青葉は震えた。 「お、俺がラジオに出れるのか。は、は、こいつはすごいぜ。よーっし、いっちょやったるかあ!」 ネルフの新ヒーロー登場は間近のようである。 祭りは、まだ始まったばかりである… なんとか続く…かな?(笑) あとがき ども、御無沙汰してました。みやびーでございます。 というわけで、ぐらすのすち編、Lichさんの総論部分に続いて、 まずは意外な人物から各論部分がスタートです。 まだまだ「ぐらすのすち」は始まったばかり。 あと4〜5エピソードは続けてできるでしょうね。 他の執筆者の方がどんな風景を描いてくれるんでしょう。(わくわく) それでは、またお会いしましょう。 to Lichさん 大変お待たせしました。 駄文ですが…(^^; to 蒲生さん おや、卒論ですか。頑張ってください。 帰ってこられるまでここは守ってます。(^^)
| すみません。 | 名 前:蒲生碧之介 |
to リレー小説作家の皆さん 申し訳ございませんが、卒論の追い込みのため(私のゼミでは12月が提出期限なのだ)、 リレー小説のほうは、私の番は飛ばして書いてください。 しばらくこのページにも顔を出せなくなると思いますが、 皆さんお体に気をつけて頑張ってください、ませませ(まるしーマリ姉)。 恐々謹言。
| リレー小説、お待ちしてます | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
To みやびー先生 リレー小説、お待ちしてます。 あせらず、じっくり書いてくださいませ。
| そうでしょう、そうでしょう<かわいいアスカ | 名 前:みやびー |
to 平八郎さん 40000ヒットおめでとうございます。 僕がここに来はじめた時はまだ10000いって無かったから、 急速な伸びですな。 >アスカ・ファンの方、危険ですのでどうか物を投げないで下さい(笑) いや、それよりも、アヤナミストの某大兄にチェーンソーで補完されないように。(爆) オフ会かあ、あちきもその話乗ります。 to Lichさん リレー、もうちょっと待っててくださいね。 今日やっと報告書の原案ができあがったので。 (これから直しが入らないことを祈る)
| 4万ヒット、おめでとうございます! | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
To 平八郎先生 4万ヒット、おめでとうございます! これからも、益々のご発展をお祈りしております!
| いやあ、最近、アスカが可愛くて(汗) | 名 前:平八郎 |
to あきちゃん 素早いご来場、まことにありがとうございます!! >・・・アヤナミストのくせにぃぃ。うまいんだから、もぅ(笑) いやあ、アスカにも幸せになってもらいたくて(照れ) しかし、アスカの描写は、慣れてないせいか、ちょっとばかり大変でした(苦笑) アスカ・ファンの方、危険ですのでどうか物を投げないで下さい(笑) そうそう、あきおさん、年内にオフしましょう!! 鍋なんかいかが? MOTOさんにもメール打たなきゃ(ニヤリ)
| アスカいいなぁぁ(^_^) | 名 前:あきお |
To 平ちゃん 新作読ませて戴きました。(^^) 加持とアスカが活躍してていいですねぇ。特にアスカがかっこいい!! アスカらしく描けてるのは、きっと平ちゃんの、 アスカに対する思い入れに他ならないと思いますよ(^^) ・・・アヤナミストのくせにぃぃ。うまいんだから、もぅ(笑) これからアスカが来日して、どういう風にシンジ達と絡んでいくかが ますます楽しみになってきました。 平ちゃん、頑張ってくださいね。 では。
| やっと更新できましたです! | 名 前:平八郎 |
やっと更新できましたです! ふう、しんど・・・・(苦笑) ちなみに、こんな時間ですが、私は今日、たっぷり昼寝してしまったので、 元気です(笑) メールを賜りました皆様、明日にはお返事を差し上げられますので、 遅れてしまいましてごめんなさい。 リレー小説、とっても面白いです!!!! 次回が待ち遠しいっっ!! そうだ、次回更新のとき、「リレー小説の部屋」を作りますね!!!
| 鈴木氏、有名人なんですか? | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
To Nam−Nam先生 >自分のサイト・・・ >操作ミスで全部消してしまいました。 >やっと復旧したけれども、かなり古いデータから >起こしたので、おかしいところがあるかもしれない・・・ >巨大化していたので定かではない(^_^;) 大変でしたね。 >to Lichさん >う〜 先生はヤメてくで〜 >なんかキモチワルイ・・・ (^_^;) いえいえ、私にとっては、楽しいSSを書いてくださる方は 皆さん先生ですから、お気になさらず、胸を張っていてください。 >鈴木さんはもうエヴァ小説界の有名人ですよー >「ドナドナ」といえば鈴木さんでしょう。 い、いつのまに・・・。 もともと、Life先生の『Lifeのページ』http://www2s.biglobe.ne.jp/~Life/ への投稿作品のための単発キャラだったんですが・・・(もともとS氏だったのを それじゃああんまりだというので鈴木氏にしたんですが)。
| ハ〜しんど・・・ | 名 前:Nam-Nam(ybt56253@sun-inet.or.jp) |
自分のサイト・・・ 操作ミスで全部消してしまいました。 やっと復旧したけれども、かなり古いデータから 起こしたので、おかしいところがあるかもしれない・・・ 巨大化していたので定かではない(^_^;) to 平八郎さん 48話読みました。 もう最高です! ここしばらくで一番面白かった(^○^) 舞台も広がり、まだまだ展開がありそうですね。 それに加持さんだいすきだし・・・ 今後目が離せないドキドキものです!! to Lichさん う〜 先生はヤメてくで〜 なんかキモチワルイ・・・ (^_^;) 鈴木さんはもうエヴァ小説界の有名人ですよー 「ドナドナ」といえば鈴木さんでしょう。 to 横着星さん ムー・・・すばらしいレポートでした。 都会の真中で星もマトモに見られないので・・・ 情景が目に浮かんでくる それだけ感動ものであったのでしょうね なんか心に響くレポートでした!
| そろそろ・・・ | 名 前:MOTO(nakajo@rr.iij4u.or.jp) |
4万ヒットが近いですねぇ(^^) この2週間の1日当たりのアベレージが 700強(<凄い!)なので、4万突破は今日明日くらいでしょうか。 誰が踏むのかな〜(^^) ではでは(^^)/
| レスです。 | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
To 蒲生先生 >to Lichさん >お疲れさまでした。 >「ぐらすのすち」 >いやー、ネルフ職員の皆さんけっこう盛り上がってるみたいですね。 >とてつもなく無謀な企画をこうしてまとめてくださいまして >どうもありがとうございました。 いえいえ、余り上手くまとめられず、自分の実力の無さを痛感しております。 To Nam−Nam先生 >to Lichさん >NERV広報部の逆襲!11「ぐらすのすちは大騒ぎ」読みました。 >すっかりネルフ祭りなのが最高です〜! お褒めに預かり、恐縮です。 >みんなイケイケな状態でニフの厨房みたい (^_^;) 私はニフは使わないので解りませんが、 そんなにイケイケなんですか? >鈴木さんが出てないのがちょっと寂しかったりする・・・ いとおう、最後の部分でぽつりと独り言をいってます。 でも、鈴木氏を気に入ってくださったようで、うれしいです。 >この続きって・・・なにか事件が起こるのかな? それは、みやびー先生の胸先三寸です。
| 獅子座流星群レポート | 名 前:横着星(outyaku@pop11.odn.ne.jp) |
<獅子座流星群レポート> 出発時(16日夕方)には雨に祟られ、17日も20時位まで吹雪に見舞われましたが 「蒼い髪と紅い瞳の存在」への真摯な願いが通じたか、21時頃から急速に天候が回 復し、素晴らしい透明度の星空を久しぶりに(本当に久しぶり)拝めまして、大量の流 星を見る事が出来ました。 (更に詳しい実況レポートはhttp://www.cinderella.co.jp/~shin/board.cgiにて(かな り巫山戯た内容ですが(苦笑))) マスコミなどでは「あまり流れなかった(1H辺り50〜60程度)」との報道も有 りましたが、実際は最高時には1H辺り三桁を越える程の大出現でした。(この差異 はマスコミなどは1等以上の明るい流星のみをカウントしているのに対し、我々は5等 以上の流星迄カウントしている為のモノと思われます) でも本当に、沢山の火球・流星痕、通年の獅子群との形状差異、獅子群とのリンクの 匂いのする謎の群の出現、18日4時過ぎに多発したバースト現象など、一晩中興奮 しまくりでした。 本当のピークは17日の昼間に外国(欧州から米国に掛けての大西洋地域)で起きたよ うですがこれだけ流れれば十分満足。 時間の合間を縫って撮った写真にも引っ掻き傷みたいな小さい流星が2つと、流星痕が 3つも写っていたので取り敢えず満足。 流星雨は見られなかったのは残念だけど、未だ来年も再来年も期待出来るし・・・・・・。 もう既に来年の迎撃計画も話題に上ってるし・・・・・。 そして世紀末の流星パーティーは始まったばかり・・・・・。 宴はまだまだ終わらない・・・・・。 to 蒲生碧之介さん >で、とりあえず東の空を見上げていると、だいたい一時頃だったかな、 >待望の流星が!と言っても数分に一度見えるという程度でしたが。 18日1〜2時頃に最初のピークが有ったように野戦報告では出ていますから 恐らくそれを捉えたのでしょうね。 >われわれは、土手の上に車を停めて完全防寒&完全武装(不良・暴漢対策に木刀や電動ガンを持っていった)で >男三人、車に寄りかかって空を見上げていました。 >この日、車で三郷市の土手に登ったときに土手の上で木刀や銃を持っていたのは私たちです(笑)。 おお!? すげえ! 計画準備に二十数年掛けた我々ですが武装迄考えた事は有りませんでした。 賞賛に値しますなあ(しみじみ)。 次回迎撃プランの備品予算欄には「対人武装品目」が追加される事でしょう。 ←んなわきゃないって >閑話休題。流星のほうは、ピークといわれた三時頃になっても一分かそこらに一個流れる、といった感じで、 >ニュースで言ってたような流星雨は見られませんでした。「ま、こんなもんか」というのが正直な感想でした。 実際我々の観測で一番流れた時には1H辺り確実に三桁は越えていましたし、呼応しているのか? と 推測出来る謎の群も活発に活動していたので17日21時から18日6時過ぎの約9時間に数百の流星 を観測出来ました。 帝都近郊で見ていた人達の話を各HP上で散見しますが、みんな同じ様にさほど見えなかったようですね (苦笑)。 でも来年も再来年も未だ要注意なので(マスコミはもう騒がないだろうが)、次回は是非帝都から離れた 暗い山中に完全武装で乗り込んで迎え撃って下さいね。 >帰り道、河川敷沿いの道には駐車している車がギッシリ。みんな考えてることは一緒なんですかね。 >通るのが大変でした。まさかあんなに混むとは思わなかった。 あはは。 私たちが選んだポイントから直ぐ下の道路上にも一杯沢山車がいましたよ。 普段昼間でも1Hに一台も 車が通らない山道なのに(苦笑)。 18日2時位から急速に車が増えていったっけ。 焚き火してるア ホも居たのは少し許し難かったが・・・・。 天文系仮性アヤナミストの横着星
| 感想! | 名 前:Nam-Nam(ybt56253@sun-inet.or.jp) |
to Lichさん NERV広報部の逆襲!11「ぐらすのすちは大騒ぎ」読みました。 すっかりネルフ祭りなのが最高です〜! みんなイケイケな状態でニフの厨房みたい (^_^;) 鈴木さんが出てないのがちょっと寂しかったりする・・・ この続きって・・・なにか事件が起こるのかな?
| リレー小説、第7話〜10話再掲載します。 | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
どうも、第7話〜10話、読みにくいので、勝手ではありますが、再掲載しておきます。 あと、第1話〜6話は、上記URLでご覧ください。 <<「NERV広報部の逆襲!」>> #7 「特命秘密捜査官(自称)綾波レイ」 by さとし 綾波レイ、十四歳。 今更説明する必要などかけらもないのだが、なぜか紅い瞳と蒼い髪を持つ不思議な少女 である。その何が起ころうとも動じないような年齢にそぐわぬ雰囲気は一部では 感情障害ではないのかという憶測を呼び起こすくらい断固としたものである。 周囲の見たところ、本人の趣味と推測されるのは手当たり次第に読んでいる本だけ であるが、なにせ、小難しい書籍ばかり何の表情も見せず、淡々と目を落としているだけ なのではたして本人が楽しんで読んでいるのかどうか、伺い知ることは不可能である。 実は、彼女の書籍は全て養育担当者、赤城リツコ博士の書物庫から持ち出した ものであった。赤城博士の書物庫はジオフロント内部、研究ブロック最上層の、 何かと怪しげな噂の震源地となる博士の技術部長執務室兼特殊研究室の一角に存在する。 レイは書物庫のセキュリティを一部解除する資格を与えられており、相変わらず何の 感情も見せぬまま、今日もまた日課として端から順番に本を抜き取っては返すことを 繰り返していた。 今日、彼女が手に取ったのは「染色体のゲノム構造、進化の確率」というなんだか 表紙の厚い本だった。ちなみに彼女はタイトルに目を落としていない。ただ、空いている スペースに持ってきた本を格納して、その隣の本に手を遣っただけである。 入り口に向かうレイの視線がふと泳いだ。 いつもは必ず閉ざされている書物庫の奥の扉が開いたままになっている。 レイは彼女としてはあってはならぬことだが逡巡した様子を見せた後、 心持ちペースを落とした足取りでその扉へ近づくと、ノブに手を遣り、ゆっくりと開いた。 中はやはり本棚が並んでおり、ぎっしりと書物が押し込められているのは一緒である。 だが、色が全く違う。サイズも違う。表紙のデザインがありえないような大きな目をした 少女の絵になっている本もある。 レイは持っていた染色体云々の本を床に置くと、本棚からいくつかぬきとりぱらぱらと ページをめくってみた。不思議なことにページのほとんどを絵が占めていて、 文字は所々に印刷されているだけという不思議な本や、やはり字が主体であるが、 見慣れたアルファベットは姿を消し、字それ自体もいつもより大きく行間も空いている。 ページが全体として白い。 レイはカラフルな装丁に関心を引かれたのか、字が多い本の方を読み始めた。 数時間後・・・ 小脇に数冊のシリーズものらしく同じような装丁の本を抱えてレイは第二書庫から姿を 現した。そしていつものようにジオフロントを去り、帰宅した。 ちなみに第三書庫もあり、そこにはなぜか猫グッズが積み重ねられているという目撃談も 密かに囁かれている。だが、そこは入り口すら隠されているのであった。 「碇クン」 翌朝、レイは学校の教室でシンジに声をかけた。 レイが自分から他人に声をかける・・・前代未聞とまでは言わないでも、 極めてまれな事件には間違いない。周囲の人間は驚きの色を隠しながらさりげなく 耳をそばだてた。 「あ、おはよう、綾波」 鈍いシンジはこれが珍しいことだとはつゆとも思っていない様子で、何も考えること なく朝の挨拶をして、そして自分の前で黙って立っているレイを見て少し驚いた。 なぜか、レイの目は充血している・・・と書きたいところなのだがそもそも、 彼女の目はもともと虹彩が紅い。そのうえ結膜まで充血してしまったら・・・ 却下である。したがって筆者(その一)としては精々瞼が腫れぼったいというくらいの 表現で満足せざるを得ない。 「どうしたの、綾波?疲れてるの?・・・もしかして非常召集?」 最近使徒の姿はなく、もうそろそろ出番であるはずだが、この世界に果たして 使徒が現れるかどうかは不明である。・・・誰か、死海文書(或いは一つの可能性)と 矛盾しないように出してくれ。出したいのだったら。 ・・・しまった。死海文書、まだアスカが来日していないんだった。 従って今、使徒を出現させるわけにはいかない。まだ、そこまで話が進んでいない。 筆者諸君、くれぐれもご注意を。 閑話休題 使徒はともかく、たった今、レイの関心を引いているのはそういうことではなかった。 彼女にとって最優先の関心事とは「絆」である。そして、今、なぜか昨夜徹夜で 読んだ小説の内容こそが、インプリンティングされてしまったレイにとって 「絆」を得るための手段となってしまった。 「碇クン、私についてきて。屋上に行くわ」 レイはシンジを誘って、好奇心が沸点まで上昇した教室を後に屋上を目指した。 「め、珍しいね、綾波が僕をこんなところに呼び出すなんて」 もちろん、たとえお互いの立場を理解しているとはいえ、シンジとて多感な十四歳の 少年である。こんなお約束な場所に呼び出されて期待をしないはずがない。だが、 もちろん彼の淡い期待はあっさりと裏切られることもまたお約束である。 「この前の事件のこと、聞かせて」 「この前って・・・」 「公園で襲われた時のこと」 「公園・・・ああ、このまえの交通指導の時に、変質者が子供を人質をとった時のこと だね。いいけど、どうしたの?」 「調べないと」 「・・・調べるって何を?どうして綾波が?何かあったの?」 「事件の裏、何かあるもの」 「・・・あの、裏って・・・それにそういうことは警察の仕事だし、危ないよ」 「危険ないわ、私は特命秘密捜査官だもの」 「・・・は?」 もはや、彼女の言動は誰の理解力をも越えている。 シンジは「トクメイヒミツソウサカン」という単語が何を意味するのかも見当がつかず、 エヴァのパイロットの肩書きにそんなものがあっただろうかと真剣に悩んでいた。 だが、人の言われるままに動くことが彼にとっての基本的な生活の処方術。 とりあえず、何を言いたいのか理解したわけではないが、レイの質問に答えることにした。 だが、元々大したことを知っているわけではない。すぐに「分からないよ、知らないよ」 と繰り返すしか能が無くなってしまった。 聞き込みを終えたレイは満足できないようで、次は所管の警察まで出向いていた。 授業のことなど全く気にしていないようである。担当の職員は不審に思ったものの 相手は有名人で身元もはっきり?しており、Nervの権威に逆らうのも煩わしいので 関連書類を見せてくれた。もっともこちらでも大したことは分かっていない。 というか、もう、犯人も取り押さえられているので、背後の調査などはおざなりに すまされている。だが、この書類に被害者の氏名住所が記載されていることを確認した レイは素早くメモをとった。無表情に書類を返し、去っていくレイの後ろ姿を見送った 職員は訳が分からなかったが、そもそもNervという組織自体訳が分からないと いうことで自分を納得させ、仕事に戻ってすぐに忘れてしまった。 第三新東京市郊外の公務員用宅地団地 レイが現れたのはもちろん鈴木氏の家の前である。一件書類にはここの鈴木恵理子の 証言はほとんど記載されていなかった・・・当たり前である。なにせ彼女は 未だ五歳の幼女なのだから。だが、そんなことは我々凡人には理解不能な、 突如として呼び覚まされたレイの情熱の前では何の意味もない。鈴木宅の前に 立ったレイは呼び鈴に手を伸ばした。 「こんにちは、おねーちゃん。おうちにごようなの?」 近所で遊んでいた恵理子が帰ってきた。レイの紅い瞳に見下ろされた恵理子は ややたじろいだようであったが、生来の気性の故か、未だ人なつっこい様子でレイを 見上げている。 「あなた、鈴木恵理子、女、五歳。・・・そう?」 「えーと、えりちゃん、もうすぐ六歳だよ」 「間違いないのね。話があるの。来て」 恵理子は知らない人にはついていってはいけないという養母の教えを思い出しは したのだが、レイの雰囲気に呑まれてしまい、歩き始めたレイの後ろをおずおずと 追いかけさせられてしまった。 「シンジ!今日は遅くなるからね!アタシの分もちゃーんと夕食作っといてよ!」 アスカは教室を出るときにシンジの背中から大声で命令した。 シンジはびくっとして、振り返ると、「う、うん」と弱気な声で返事をした。 アスカはちょっと不審そうな顔をしたが、「アタシは今日はパーソナリティの 仕事があるんだから、美味しいのを作っといてよね!」と大いばりで宣言すると さっさと教室から出ていってしまった。 「碇クン、朝、綾波さんと何を話していたの?」 リエとリョウコが近寄ってきた。どうやらレイの様子がヘンであったことに気がついて 心配してやってきたらしい。屋上へ行った後、シンジ一人が帰ってきてレイは結局終業 まで教室には戻ってこなかった。シンジはそのあともずっと考え込んでいる。 レイの親友であることを自認する二人としては放っておけなくなったらしい。 「あ、高橋さんに明石さん」 シンジとしても相談相手がいることはありがたい。もっともNERVの守秘義務に ひっかかるのではというおそれはあったものの、なにせ「ぐらすのすち」の真っ最中。 問題ないだろうと判断したのであった。 「・・・でね、こういうことがこの前あったんだけど、綾波はなんか、妙にこの事件に 関心を持っているんだ。で、僕もいろいろと考えていたんだけど、確かにへんなんだよね」 「へんって、なにが」 リョウコは興味津々の様子である。 「えっとね、あの変質者、どうしてあそこで人質を取る必要があったのかなあって。 だって、いきなり現れて人が大勢居るところで誘拐なんてしようと思うのかな、あそこで 子供を人質に取って何をするつもりだったのかもよく分からないし・・・」 「それで、綾波さんは、その謎を調べに一人で行ってしまったのね」 少し硬いリエの口調。シンジはその中に非難の色が隠されていることを感じて、反射的に 「ご、ごめん」と謝っていた。 二人は苦笑すると、頷きあい、リエがシンジに言った。 「それよりも、綾波さんが心配だわ。あたしたちも探しに行かなくちゃ。碇クン、 もちろん来てくれるわよね」 シンジはただうなずくしかなかった。 「で、その人、あなたに何をしたの」 近所の小さな公園。レイは恵理子とベンチに腰掛けて話し込んでいた。 相変わらずの無愛想な口調ではあるが、恵理子の方はどうやらもう慣れてしまった ようである。 「おねーちゃん、どうしてえりちゃんにそういうこと聞くの?」 「私は特命秘密捜査官だから」 「とくめー?」 「そう」 「お兄ちゃんはショムカよ」 「そう」 「えりちゃんのことかわいいっていってくれるよ」 「そう、良かったわね」 「まちをよくするおしごとなのよ」 「・・・」 「おねーちゃんのとくめーもまちをよくするの?」 「・・・わからない・・・」 「じゃあ、なにするの?」 「・・・」 「おねーちゃん?」 「・・・」 「ねー、おねーちゃんってば」 (・・・特命秘密捜査官・・・ ・・・ヒトに作られたヒトに似てヒトではないアンドロイドがなるもの・・・ ・・・本にはヒトでないものが捜査官になることで人との絆を手に入れていた・・・ ・・・ヒトではないアンドロイドはいろんな能力を持っている・・・ ・・・ヒトで無いモノも特命秘密捜査官になればヒトとして、ヒトのなかに いることができる・・・ ・・・エヴァのパイロットでない私としてなら、 捜査官として絆を深めることができる・・・ ・・・エヴァ以外の絆を深めることができる・・・ ・・・それは許されること・・・任務からの逸脱はしていない・・・ ・・・なぜ、絆を深めるの・・・ ・・・それは証だから・・・ ・・・私がここにいる証だから・・・) 「おねーちゃん!」 耳元で叫ばれたレイはピクッとして恵理子の方を見た。 「おねーちゃん、とくめーがたいへんなのね。 えりちゃんももとくめーをてつだってあげるから、げんきだして!」 (・・・絆・・・ ・・・あらたな絆がもうできたの?・・・ ・・・間違ってなかった・・・) 「鈴木さん、あなたも特命秘密捜査官になりたいの?」 「えりちゃん、えりちゃんっていわれるほうがすき」 「・・・えりちゃん、あなたはヒトだから、なれない」 「・・・えりちゃんなれないの?ずーるーい!」 「でもヒトは助手にはなれるの。だから助手なの」 「えりちゃん、じょしゅなのね!・・・でも、なにするの?」 「失われた真実を見いだし隠された悪を探すの(・・・って書いてあったもの・・)」 「・・・えりちゃん、わかんない」 >続くのでしょうか だいじょぶ、だいじょぶ(笑) さとしです。今回は日程だけは予定通りでしたが、長さはいつもの通り予定を大幅に 超過してしまいました。(^_^;) これでも、一生懸命削ったんですが・・・(T_T) 順番からすると次はLichさんですね。三日は様子をみて・・・木曜日くらいに お願いできますか?遅すぎますか?(爆) 内容に関してはお任せします。捜査官の続きは自分なりには考えていますが、 特にこだわっていません。この続き、捜査をして下さってもいいですし、 全く新しいのを、それとも「ラジオ」とか「ぐらすのすち」も残っていますし(笑) ご都合よろしいように、お願いします しかし・・・だんだん長くなってくるなあ、ほんと <<「NERV広報部の逆襲!」>> #8 「それぞれの風景、それぞれの時間」 by Lich NERV−FM第一スタジオ。 「・・・ってなわけで、今日の『アスカの Kiss to Doppelegange r』は、これでおしまい。次の放送まで、みんな、楽しみにしててね!じゃ、みんな、 グーテナハト!」 惣流アスカラングレー嬢が、放送終了の挨拶をしている。 「アスカ、お疲れ様。」 ネルフ総務部庶務課庶務係の鈴木克也氏が、アスカ嬢に労いの言葉を掛けつつ、スポー ツドリンクのペットボトルを手渡す。 「サンキュー、鈴木。」 スタジオから出てきたアスカ嬢は、礼を言いつつ、手渡されたスポーツドリンクを一息 に飲み干す。 「さあ、帰るわよ!」 アスカ嬢は、まだまだ元気な様子で、そう宣言した。 「アスカ、ラジオと訓練と学校、3足の草鞋をはいて、大変だね。」 帰りのタクシーの中、鈴木氏がアスカ嬢に話し掛ける。 「まあね。でも、それもこれも、天才超絶美少女アスカ様にかかれば、ちょちょいのち ょいよ!」 アスカ嬢は、胸を張って答える。 「ところで、アンタ、腕の具合はどうなの?」 アスカ嬢が、鈴木氏に尋ねる。 鈴木氏は、先日、従姉妹の鈴木恵理子嬢を暴漢から助けた際の負傷が完治しておらず、 左腕を吊ったままの状態である。 幸い、右腕は無事なので、日常生活においては大した支障はないものの、『ネルフ本部 およびジオフロント内の一日公開』(コードネームは「ぐらすのすち」(笑))でてん てこまいのネルフ内部では、事務処理能力の低下している鈴木氏は大して役に立たず、 広報部にレンタルされてアスカ嬢の付き人をしているのであった(一説によると、アス カ嬢のあまりの横暴さに広報部の人間が耐え切れず、総務部庶務課庶務係から生け贄を 借り出したともいうのだが(^^);)。 「医者の話しでは、もうすぐ腕を吊らなくても良くなるみたいだから、経過は順調みた いだよ。」 鈴木氏は、穏やかな微笑みを浮かべながら、アスカ嬢に答える。 「ふ〜ん、それじゃあ、もうすぐ、も〜少し役に立つようになるわね。こき使ってやる から、覚悟してなさ〜い。」 アスカ嬢は、ニヤリ、と笑いながら言う。 「お手柔らかに頼みますよ、アスカ様。」 鈴木氏は、苦笑気味に、丁重に頭を下げた。 第三新東京市某所。 「ねぇ、おねえちゃん、えりちゃん、おなかすいちゃった〜。」 鈴木恵理子嬢が、半分ベソをかきながら言う。 まあ、もう日も暮れようという時間帯だというのに、5歳の幼女が連れまわされている のだから、、当然といえば当然だが。 「・・・そう、でもまだ駄目。失われた真実を見いだし隠された悪を探し出せていない もの。」 綾波レイ嬢は、いつもの通りの無表情でそっけなく言う。 「でも、えりちゃん、もうつかれて、あるけないよう〜。」 恵理子嬢は、本格的にベソをかきはじめる。 「・・・わかったわ、少し休憩しましょう。」 レイ嬢は、全く表情を変えずに、付近の公園のベンチへと恵理子嬢と誘った。 一方、ジオフロント内。 国連非公開組織ネルフの各部署は、まさしく修羅場と化していた。 もともと、ネルフは非公開組織であるから、施設内部を公開することなど、考えられる 事態ではなかった。 広報部にしても、欺瞞情報を流すのが主な仕事のようなものであったから、どの部分ま で公開していいものか、さっぱり皆目見当がつかない。 増してや、他の部署にいたっては、そもそも何をやっていいのかわからない状態であっ た。 今回の事態を招く原因となる提案を行った、技術部の責任者である赤木リツコ博士は、 自嘲気味に、 「無様ね」 とつぶやいていた。 さらに、第三新東京市の某所。 「綾波、どこに行ったんだろう?」 碇シンジ君、高橋リエ嬢、明石リョウコ嬢は、綾波レイ嬢を探していた。 それぞれ、心当たりを探してみたのだが、もともと、三人とも、それほどレイ嬢の行動 範囲を把握しているわけでもない。 捜索は、早くも行き詰まっていた。 「・・・綾波さん、ほんとに、どこにいるのかしら?」 リエ嬢の一言が、三人の一致した意見であった。 ・・・第三新東京市に生きる人々(普通とは言えないが)それぞれの上に、それぞれの 風景、それぞれの時間が展開していた・・・。 >続くのでしょうか 私がいなければ、続くでしょう(;_;) Lichです。なんとか、続けました。 しかし、全く内容のない話しになってしまいましたね(;_;)。 順番からすると、次はみやびー先生か、蒲生先生ですね。 恐ろしく続けにくい展開になってしまいましたが、よろしくお願いしますm(_ _)m。 <<「NERV広報部の逆襲!」>> #9 「狂想曲は夕暮れと共に」 by みやびー ここはネルフ本部、広報部長の席。 今日も竹生広報部長はコップの水をあおっていた。 今度はH2ブロッカーを飲むためではない。もう既に今日の分は飲んだからである。 この薬は用法・用量を正しく使わなければならない。(何の薬でもそうだが、特にこの薬はね) 彼が水を飲んだのは、単純に喉が渇いたからである。 まあ、ここ数日来、あちこちを歩きまわり、電話の応対に明け暮れ、 部下を叱咤激励していれば喉も渇くというものである。 今、彼は苦悩の真っ只中である。 主な原因は二つ。 一つは作戦名「ぐらすのすち」。 彼は考えていた。 広報活動は広報部の専権事項である。 それが、総務部がしゃしゃり出てきたあたりから風向きがおかしくなってきた。 だいたい、総務部がグラスノスチのいいだしおって、結局そのとりまとめはこちらがやらなきゃならん。 葛城作戦部長も赤木博士も罪なことを考えてくれる。 そもそも、このリレー小説の題名は「広報部の逆襲」だぞ。 最近では、あの鈴木君の方が我が広報部員より出番が多いぐらいだ。 私なぞ、第3話以来出てこないじゃないか。 すみません。筆者その3がサボっていたのが全て悪いんです。(爆) ん?今どこからか声が聞こえたような。 まあいい。 このままでは、看板倒れどころか、途中でこのリレーssの題名変更も有りうるかもしれんな。 広報部長はもう一杯、水を飲み干す。 そして、もう一つの懸案事項、「NERV−FM」。 ソフト不足が深刻だ。 いつまでもアスカ嬢に頼るわけにもいくまいな。 いまは、アスカ嬢の固定ファンが多いから、「NERV−FM」の人気は安定傾向が有るが、それでも、 後二人のチルドレンの番組を作れ、との意見が相変わらず多い。 だが、それが一番難題だな。 シンジ君の場合、見ての通り。とても自分からマイクの前に座るとは思えない。 もし座ったとしても、マイクの前でしどろもどろになる様子が簡単に想像できる。 綾波嬢の場合は…何かをしゃべっているところすら想像できん。 今のところはアスカ嬢の番組の再放送で空き時間を埋めているが… 広報部長の頭も煮詰まり気味である。 そこへ、ドアを勢いよく開けて、アスカと鈴木氏が飛び込んできた。 アスカは顔が真っ赤、対して鈴木氏は真っ青である。 数十分だけ話がさかのぼる。 コンフォート17についたアスカと鈴木氏。 本来なら、ここでタクシーからアスカをおろせば鈴木氏のお役目終了、なのだが、 この間の恵理子人質事件がどうしても頭にこびりつき、 女の子を一人にすることにどうしても過敏になってしまった。 玄関まで一緒にいかないとどうも不安なのである。タクシーを待たせてエレベーターに乗り込み、無事に玄関の前まで来た。 ピク。 アスカが怪訝な表情をする。 「まさか、シンジのやつ?!」 ぷしゅ、とドアが開くと、もう夕暮れ時だと言うのに電気が点いていない。 おまけに、玄関に靴が無い。 と、いうことは、シンジは帰っていない。 従って、夕食も無い。 いつもなら夕食の香りや、調理している音が玄関の外まで来るはずなのに、 それが感じられないことにアスカは不審を感じた。ものの見事にビンゴである。 「あれだけ夕食を作っておいてって言ったのにーっ!!(第7話参照)」 一瞬、鈴木氏はここまでついてきたことを後悔した。 彼氏彼女の事情、いや違った、シンジとアスカの事情は鈴木氏も叩き込まれている。 ご飯を作るのを忘れたせいで4分の1殺しの目にあったシンジの話など、もうネルフで知らないものなどいるまい。 この時点でアスカの機嫌は最悪である。 シンジはレイの捜索に当たっている。 もしこの事を知っていたならば、シンジはいつもの3倍、 半殺しを通り越して4分の3殺しの目にあうことであろう。くわばらくわばら。 鈴木氏の頭の中のマギが全会一致で、現在地点からの速やかな撤退を提唱していた。 まさに三十六計逃げるにしかず、である。 「ぴぴぴぴぴ」 その時、天使の助けか、悪魔の罠か、鈴木氏の携帯が鳴った。 これによって、そこから速攻で逃げるチャンスを失い、 また、しばらくはアスカの怒りの標的からも逃れられるのである。 「もしもし」 電話を取った鈴木氏の顔がどんどん青ざめている。 「なんだって、そんな。間違いじゃないのか?それで、例の?違うのか。 わかった、こっちでも探してみる。そう。だから、親父にも、え?うん。それじゃ。」 「どうしたってのよ。」 あまりの緊迫した鈴木氏の表情にアスカもその怒りはすっかりどこかにいってしまっている。 「おふくろからだ。恵理子がいなくなった。」 「恵里子ってあんたの従妹でこの間の事件の?」 「そうなんだ、それで、警察にも連絡してるんだけどね。」 「この間の犯人じゃない?」 「いや、この間の犯人は警察でまだ身柄を拘束していて、釈放されてないそうだよ。 とにかく、恵里子を探しにいかなきゃ。」 「探しにいくって、どこへ?」 「第3新東京全部さ。」 「ちょっと待ちなさいよ。いくら山の中の町だからって、結構な広さあるのよ。むやみやたらに探したって無駄よ!」 「だからと言って、ここで手をこまねいているわけにはいかないじゃないか!」 「いい考えがあるわ。夕御飯をごちそうしてくれるなら協力してもいいけど。」 「え!?」 待たせておいたタクシーでネルフ本部に逆戻りするアスカ御一行様。 「ちょうどこの後、私の番組の再放送があるわ。収録時間と放送時間の都合上、 生放送より聴取率のいい時間帯ね。そこを急遽生放送に切り替えて恵里子を探す緊急番組にするのよ。 闇雲に探すよりはきっと良い情報が入るはずだわ。」 「なるほど。」 「感心してる場合じゃないでしょ?恵里子のいなくなった時の服装とか、 特徴になるものを聞いておいてよね!」 こうして、アスカ達は広報部に駆け込み、番組変更の申請 (懇願とも脅しとも言う)をしたのである。 NERV−FM始まって以来の緊迫した生放送はまもなく始まる…。 しかし、特命捜査官の自分がまさか探される立場にあるとは、 レイはこの段階では全く知らなかったのであった。 後書き というわけで、予定より早く書きあがりました。 やっぱり僕にはシリアスタッチは無理なようで(^^; 今回もギャグが入っております。 アスカメインになってしまいました。 書きやすいんですよね、アスカって。自分でどんどんセリフをしゃべってくれるし。 シンジやレイはほとんど出てこなかったですねえ。(汗) これで、特命捜査官編とラジオ編をくっつけることが出来たぞ。 後の人は書きづらいかもしれませんが… それでは! <<「NERV広報部の逆襲!」>> #10 「踊る大捜査線」 by 蒲生碧之介 「ったく・・・綾波のやつ、何処行ったんだよ・・・。」 シンジは、ふと腕時計に目をやる。時計の針は午後8時を指そうとしている。 「そういえば、晩ご飯の用意を忘れてたな・・・、アスカ、もう帰ってくるころだな。怒るだろうな・・・。い つものことだけど。」 「慣れ」というのは恐ろしいもので、アスカ嬢の恐怖も今のシンジにとっては大したことでも無いようで ある。もっとも、その「慣れ」のせいで自分がコキ使われているに対する理不尽さにも気付いてないの だが。 授業が終わってから今の今まで心当たりのありそうな場所を探してはいるのだが、一向に見つからない。 一緒に探している、というよりむしろシンジが付き合わされていると言ったほうが正しいのだが・・・リエと リョウコからも連絡は無い。 途中から手分けして探そう、ということでお互いの携帯の番号を教え合い、レイを捕獲(笑)次第、他の 二人に連絡することになっているのだが・・・。 レイを探すうちに、シンジはいつの間にか郊外にある公務員用の集合住宅地に来ていた。その内の 一件の家からラジオの声が聞こえる・・・。 「NERV-FMが、8時をお知らせします。ぴっ・・・ぴっ・・・ぴっ・・・ぽーん・・・・・・」 「こんばんはー!!この時間は、『アスカのKiss to Doppeleganger』再放送の時間だけど、今日は特別に 生放送でお送りするので、アタシのファンのみんな、お耳かっぽじってよーく聞くように!わかった!?」 突然の生放送に、この時間で再放送を楽しみにしていたファンは驚いたに違いない。しかし、一番 驚いたのはアスカがすでに帰っているとばかり思っていた碇シンジその人であろう。 とりあえず、家の中から聞こえる声に耳を傾ける。 「いい?みんな聞いてよ。このアタシの付き人、鈴木克也の従姉妹、鈴木恵理子ちゃんが行方不明に なっちゃったの。そこで、リスナーのみんなに探してもらいたいんだけど。もちろん、タダとはいわないわ。 恵理子ちゃんを無事保護して、NERV-FMに連絡してくれた人には、特別にこのアタシのKissをプレゼント してあ・げ・る(はぁと) じゃあ今から、恵理子ちゃんの服装とかの特徴をいうからよっく聞いてね。 年齢、五歳 髪型は昔風のおかっぱ頭 黄緑色のブラウスに赤いスカート、赤い靴・・・」 「鈴木恵理子ちゃんって・・・あの娘か。こんな時間に五歳の女の子一人なんて危ないな。よし、綾波を 探すのと一緒に恵理子ちゃんも探そう。」 『いいひと。』だ。とても『いいひと。』だ(笑)。 「はい、それじゃあCMはいりまーす。」 「さてと、これでとりあえずOKね。あとはここでゆっくり待つだけ。あ、そうそう。これでリスナーの みんなは恵理子ちゃんを探しに行っちゃったんだから今日の再放送はやっぱり中止して。その代わりに 次の番組繰り上げといて。え?今日の再放送分はどうするんだって?次に二回分やりゃあいいじゃない。 え、前後の番組との折り合い?うるさいわねぇ、そこをなんとかするのがプロデューサーの仕事でしょ!?」 「・・・・・・」 「あんたもそう思うわよね、鈴木。」 「・・・あの・・・」 「どうしたの、鈴木?」 「私、やっぱり恵理子を探しに行ってきます!」 そう言い終わるが早いか、鈴木氏はスタジオを飛び出していった。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ鈴木!!」 CM 「やあ、僕渚カヲル。僕がパーソナリティをつとめる話題の番組、「Angels Talk Palette 」。 みんな聴いてくれてるかな?『ま〜く』さんのHP『ま〜くの落書き部屋』 (URL http://www.phoenix-c.or.jp/~mark/ ) で、毎月14日の「使徒の日」に絶賛放送中!今度のゲストはイスラフェルくん。生放送なだけに何が 飛び出すかわからない。使徒の本音が聞けちゃう番組だよ。リリンのみんなにもぜひ聴いてほしいな。 それじゃ。」 そのころー 「あかいくつ はいてたおんなのこ」こと恵理子と、自称・特命秘密捜査官 綾波レイは、やっぱり 公園のベンチに座っていた。 「おねえちゃ〜ん・・・えりちゃん、まだ帰っちゃだめなのぉ〜? えりちゃん、おなかすいたよ〜、もう暗いし、おかあさんにおこられるよ〜。」 「だめ。まだ失われた真実を見いだし隠された悪を・・・」 レイの「だめ」という言葉には、静かながら反論の余地を許さないある種の威圧感のようなものがあった。 しかし、その彼女の言葉の響きは、五歳の幼子を怯えさせるには充分だった。 「・・・う・・・うえぇえ〜〜〜ん、えー・・・ん・・・」 とうとう恵理子は泣き出してしまった。というより今まで泣き出さなかったのは奇跡のようなものだが。 「ごめんなさい、こういうとき、どうすればいいか、わからないの。」 わかれよ、というツッコミは彼女には酷か。 「えーん、えーん・・・」 「綾波!」 ふいに自分の名前を呼ぶ声がする。彼女のよく知る人の声だった。 レイが声のしたほうを向くと、暗闇の向こうに人の影があった。 「碇君・・・。」 シンジがレイの座っているベンチへ近づくと、レイの隣にすすり泣く小さな女の子が見えた。シンジは その女の子に見覚えがあった。 「恵理子ちゃんじゃないか。泣き声が聞こえたと思ったから来てみたら・・・。なんで綾波が一緒にいるんだ。」 「私は特命秘密捜査官。この前の事件の失われた真実を見いだし隠された悪を探し出すために・・・」 「馬鹿野郎っ!」 シンジにしては珍しい、他人に対する強い語調と叱責の言葉。 それは、彼の性格を知る者ならいざ知らず、知らない者を驚かせるにも充分なものであったに違いない。 「特命秘密捜査官だかなんだかわかんないけど、だからってこんな小さな女の子をこんな時間まで 連れ回して尋問していいわけないだろっ!」 それまで聞いたことのないようなシンジの怒気をはらんだ大きな声と、特命秘密捜査官としての自分の 任務を否定され、さしものレイも驚いた様子を見せた。 と言っても、彼女を知らない者にとっては、やはり気が付かないほどのものではあったが。 「あれから急に学校からいなくなって・・・、高橋も、明石も綾波のことが心配で・・・探したんだぞ・・・」 「高橋さんと、明石さんが・・・私が心配で・・・探しに・・・」 「そうだ、二人に連絡して、それからラジオ局のほうにも恵理子ちゃんが無事だったことを知らせなきゃ!」 そう言うとシンジは携帯を取り出して教えられた番号をプッシュする。 「あ、もしもし、高橋?綾波が見つかったよ!場所は・・・えーっとぉ・・・ちょっと待ってて。ねぇ恵理子ちゃん、 ここってどこ?」 「こうえん。」 がくっ 「そ・・・そうじゃなくってー。」 「えりちゃん、わかんない。」一旦は泣きやんだが、また泣きそうになっている。 普通ならば、わずか五歳の子にこの様な質問をしても無意味なのはわかるものであるが、携帯で話して いる最中は人間とかくあせりがちになるもの。え、俺だけ?い、いや・・・携帯って高いでしょ。だから つい・・・(PHSだろうが)。 「ちょっと待って。近くの家の住所を見てくるから。」 と言って公園近くの家に住所を見に行った。 「・・・にある公園にいるから。え?そこからはちょっと遠いから時間がかかる?じゃあさ、タクシーを拾って 来てよ。料金は僕が払うから。なんでそんなに急がなきゃなんないかって?それは後で説明するよ。じゃあ。」 『タクシーの料金は僕が払う』彼がこのような事を言ったのは、別に見栄を張ったとかそういうわけではない。 恵理子のような幼子をこれ以上夜遅くまでここにいさせるわけにはいかない、という配慮からだった。 それに、中学生とはいえエヴァのパイロットという任務に就いているため、それなりの給料をもらっており、 ふたり分のタクシー代くらいは支払うことができた。 十数分後ー 「そう、そういうことだったのね。」 シンジからの連絡を受けて公園にやってきたリエ、リョウコ、それに鈴木氏にアスカは、説明を受けて とりあえず納得した様子だった。 「まさか、ファーストが鈴木の従姉妹のところに来ようとはね。」 「ふえ〜ん、おにいちゃ〜ん」 「よしよし、もう大丈夫だよ。泣かない泣かない。」 鈴木氏の顔を見て安堵したのか、恵理子は彼の腕の中で再び泣き出した。 「あ〜あ、これじゃせっかくアタシが超強力な捜査線を張ったのが無駄になっちゃったじゃないの。次の 放送でお詫びしとかなきゃなんないじゃない。」 「まあまあ、アスカさん、こうして恵理子も無事だったんだし、よしとしましょうよ。それに・・・、」 鈴木氏はレイのほうを向いて、 「こんな時間まで君を心配して町中を探し回ってくれたなんて、綾波さん、君はいい友達を持ったね。」 と微笑みながら言った。 「おねえちゃん、また『とくめー』であそぼうねー。」 「ええ、またいつか、失われた真実を見いだし隠された悪を探し出すために・・・」 「綾波さん、その『特命』とかなんとかのことはよくわかんないけど、今度はこんな時間までえりちゃんを 困らせちゃだめよ。」 「ええ。」リョウコの言葉に、レイは素直に頷く。 (でも、私の特命秘密捜査官としての任務はまだ終わらない・・・いつの日か、失われた真実を見いだし 隠された悪を探し出すためにも・・・) 「それじゃあ、警察などの方には私が連絡入れときますんで、おやすみなさーい。」 と言って、鈴木氏は恵理子を連れて帰ろうとする。と、そこに、 「待った!!」 アスカの一声。最近の付き人生活に慣らされた彼は思わずそこに立ち止まる。 「あんた、『夕御飯をご馳走する』って約束、よもや忘れたわけじゃないでしょうね。」 「い・・・いや・・・それは・・・もう遅いし、また明日にでも・・・」 「冗談よ。そのかわり、アンタも恵理子と来なさいよ。これからみんなで夕御飯を食べに行くんだから。 もちろん、シンジのおごりでねっ。」 「え?そ、そんな話、聞いてないよ。」 「何言ってんの。夕御飯の支度をしなかった、あんたが悪いんでしょ。だったら、あんたがおごるのが スジってもんでしょ。」 「え、碇君がご馳走してくれるの?悪いわねー。」 「もうお腹ペコペコ。碇君、ごちそうさまー。」 「ちょちょ、ちょっと待ってよ、あ、綾波は・・・?」 「ご馳走になれるならそうするわ。」 「そ、そんなぁ〜〜〜」 「さ、行くわよ!ほら、バカシンジ、なにやってんのよ、置いてくわよ!!」 >続くのでしょうか 続いてくれぇ〜〜(祈)
| リレー小説の感想です。 | 名 前:蒲生碧之介(higaside@knight.avexnet.or.jp) |
to Lichさん お疲れさまでした。 「ぐらすのすち」 いやー、ネルフ職員の皆さんけっこう盛り上がってるみたいですね。 とてつもなく無謀な企画をこうしてまとめてくださいまして どうもありがとうございました。 to 横着星さん 『獅子座流星群』私も見てきました! 18日の午前12時頃に弟二人を連れて車で埼玉県三郷市の江戸川河川敷まで 行きました。私の住んでいる葛飾区より数キロしか離れてないところでしたが、 周りに明かりが少なく、星が良く見えました。 しか−し!肝心のしし座がどこにあるのかわからーん!! しし座生まれなのに(苦笑) で、とりあえず東の空を見上げていると、だいたい一時頃だったかな、 待望の流星が!と言っても数分に一度見えるという程度でしたが。 それでも星が流れるたびにあちこちから歓声があがってました。 ちなみに、われわれが行った土手には、けっこう車や人が来ていました。 われわれは、土手の上に車を停めて完全防寒&完全武装(不良・暴漢対策に木刀や電動ガンを持っていった)で 男三人、車に寄りかかって空を見上げていました。 この日、車で三郷市の土手に登ったときに土手の上で木刀や銃を持っていたのは私たちです(笑)。 心当たりのある人はご一報ください(来ねぇよ)。 閑話休題。流星のほうは、ピークといわれた三時頃になっても一分かそこらに一個流れる、といった感じで、 ニュースで言ってたような流星雨は見られませんでした。「ま、こんなもんか」というのが正直な感想でした。 帰り道、河川敷沿いの道には駐車している車がギッシリ。みんな考えてることは一緒なんですかね。 通るのが大変でした。まさかあんなに混むとは思わなかった。 それではみなさま、これからも頑張ってください。 恐々謹言。
| リレー小説、第11話です。 | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
<<「NERV広報部の逆襲!」>> #11 「ぐらすのすちは大騒ぎ」 by Lich 第三新東京市ジオフロント内。 『ネルフ本部の一日一般公開』(コードネームは『ぐらすのすち』(^^;))の当日、ネ ルフ本部は異様な雰囲気に包まれていた。 本来、ネルフは国連非公開組織であり、そもそも一般公開などされるはずがないので ある。 それが、碇司令の鶴の一声で、諸方面(特に『人類補完委員会』)の反対を押しきる 形で公開されることになり、各部署がてんやわんやの修羅場をくぐりぬけ、その日を迎 えていた。 各部署とも、趣向を凝らした催し物を主催しており(一説によると、どの部署がの催し 物が一番受けるかで、トトカルチョが行われているそうである)、いやが上にも盛り上がっていったのだが・・・。 ここは、作戦部のブース。 作戦部は、ケージ内における『エヴァの一般公開』と共に、ビールメーカーとタイアッ プした『ビールの一気のみ大会』(誰が発案者かは、あえていうまい(^^);)が繰り広げられていた。 「ぷはー、この一杯のために生きてるようなもんねぇ〜」 とのたまう某作戦第一課長が、最初は圧倒的強さを誇っていたものの、どこにでもつわ ものはいるもので、勝負は乱戦模様となっていった。 所変わって、こちらは、発令所。 「ここが、発令所です〜。」 某技術部オペレーター嬢の声が、マイクに乗って響き渡る。 『ネルフ本部の一日一般公開』の発案部署である技術部は、当然のごとく、公開の手伝 いをさせられており、某技術部オペレーター嬢(女史、というべきか)が案内役(というか、コンパニオン)をやっているのである。 彼女は、天性の明るさとまめさから、見事に案内役を務めているのだが、某E計画担当 博士は、 「また仕事が遅れるわね・・・。」 と、少々憮然としてつぶやいていた。 さらにこちらは、ジオフロント内の一角。 諜報部の有志及び某作戦司令室のロンゲのオペレーター氏によるロックコンサートが開 かれていた。 日頃の練習の成果を遺憾無く発揮し、某オペレーター氏を中心に、なかなかの盛り上が りを見せている。 「ああ、僕かぁ、幸せだなぁ。」 セカンドインパクト前の某青春スターのせりふを心でつぶやきながら、某オペレーター 氏は嬉々としてベースをかき鳴らしていた。 さらにさらに、人事部のブース。 ここでは、人事部作詞作曲の『ネルフのテーマ』が公開されていた。 セカンドインパクト前の特撮物の主題歌のようなノリの歌に乗せて、エヴァと使徒のき ぐるみをまとったスタントマンによるアトラクションに、子供たちは大喜びである。 「いいねぇ、いいねぇ。」 人事部職員は大いに気をよくしていた。 お次は、特殊監察部のブース。 某無精ひげの似合う主任発案の「ジオフロント内の農作物即売会」が開かれていた。 「そこのお嬢さん、このスイカはいかがかな?」 発案者である某主任は、『ネルフ本部の一日一般公開』の隙を狙う各国の諜報機関の エージェントを片付ける合間を縫っては、彼のかわいいスイカ達を、彼が愛する妙齢の女 性達に勧めていた・・・。 真打登場、広報部の特設会場。 「グーテンアーベン!みんな、元気にしてる!今日は、『アスカのKiss to Doppeleganger』のはじめての公開録音よ!この天才美少女アスカ様を 生で拝めるんだから、みんな、感謝するよ〜に!」 某エヴァ弐号機パイロットの声が響き渡る。 広報部は、NERV−FMの優位を決定的にしようと、某エヴァ弐号機パイロットの番 組の公開録音を企画していた。 「あと、ついでに、私の下僕のサードチルドレン・碇シンジと、引き立て役のファース トチルドレン・綾波レイを紹介するわね!」 某エヴァ弐号機パイロットの紹介に、 「え、えと、サードチルドレンの、い、碇シンジです。あの、ど、どううかよろしく・・・。」 しどろもどろの某エヴァ初号機パイロットと、 「・・・よろしく。」 相変わらずそっけない口調の某エヴァ零号機パイロットであった。 「頼むから、うまく行ってくれよ・・・。」 某広報部長は、神の使いである『使徒』に喧嘩を売っている組織の一員ながら、神に祈りを捧げていた・・・。 各ブースを見回りながら、 「これじゃあ、『ネルフ本部の一日一般公開』っていうより、『ネルフ祭り』だよなぁ。」 某総務部庶務課庶務係員氏は、つぶやいていた。 >続くのでしょうか 続いて、プリーズ(T_T)。 Lichです。 ようやく、第11話、書きあがりました。 なんだか、まとまりがない話しで、恐縮ですが、ご笑覧ください。 順番でいいますと、次はみやびー先生ですね。 続けにくいでしょうが、がんばってくださいませm(_ _)m。
| 約束の日 | 名 前:横着星(outyaku@pop11.odn.ne.jp) |
<約束の日直前レポート> 新聞や雑誌などで既に知っている方も多いと思いますし以前にも書いたのですが、もうすぐ(既に活 動中)獅子座流星群が極大を向かえ、「獅子座流星雨」と呼ばれる現象の日が近づいています。 流星群そのものは毎年活動しているのですが、約33年に一度流星の元の彗星(テンペル・タットル 彗星)が回帰して来まして(今年の春確認されました)その時にいつも出現する流星を遙かに凌駕す る数の流れ星が見える為に天文屋達が大騒ぎしているわけです。 飽くまで過去データでしかありませんが最大に流れた時には1時間辺り十数万の流星が見えた事が有り、 家の中で寝ていた人が昼に成ったと勘違いした、この世の終わりが来たと勘違いして教会に駆け込んだ、 観測中に星が流れているので無く自分が宇宙に吸い込まれていくのだと錯覚した・・・等の逸話を残し ています。 私もこの現象が起きる事を20年位前にに小学校の図書館の蔵書で知り、15年程前に最初の迎撃プラ ンを仲間達と練り、それ以降連綿と機材の調達整備、担当空域の設定、流星カメラ設置ポイントの選定 などを行い今現在を迎え(ゲンドウよりも長く)「約束の日」を待ちかまえていたのですよ(にやり)。 一応予報では一番流れるのは18日の0〜5時位と成っていますが、実際はっきり言って当てになりませ んので、16日0〜5時、17日0〜5時、19日0〜5時位は要注意。 方向は、東。 とにかく出来るだけ灯りの無い暗い、東が開けた場所を選んで下さい、町中では見える 流星が激減します。 実際興味の無い人には「何じゃそりゃ?」かもしれませんが、これだけの条件が良く派手な現象は珍しく、 次回は33年後(来年も再来年も要注意だが)ですし、暇なら車でも飛ばして18日の明け方だけでも暗 い所に行って見てみて下さい。運が良ければ流星シャワーを見る事が出来るかもしれません。 足の無い人も足の有る人を脅してでも行って見る価値は有ると思います。 観測ポイントとしては帝都に住んでいる人は、中央道を使い河口湖ICを降りて、上九一色村周辺 か朝霧高原付近でポイントを探すのが一番でしょう。 この辺は牧場が多く開けた場所も有るし帝都から も2〜3時間ほどなので仕事が終わってから出発し場所探しをしても時間に間に合うかと。 尚他にも色々と良い場所は有りますが、言葉で説明仕切れないしそう言う場所は人が大勢来る可能性が有 り込み合う恐れが有しますが、上記の二ポイントなら結構エリアが広いので適当な場所に車を止めて眺め ていても周りの邪魔には成らないと思います。 まあ、もっと良い場所(例えば富士山の林道の何処か)を知っていればそっちの方が良いんですがね。 余談ですが今頃は仲間の先発隊が各所に既に布陣していまして、今や遅しと流星を待っている所でしょう。 私自身も16日の午後から出発し19日の明け方迄迎撃体制に入るつもりです。 しかし後の問題は天候だけですが、その辺は「蒼い髪と紅い瞳の存在」にお願いするしか無さそうです なあ(苦笑)。 天文系仮性アヤナミストの横着星
| 38,000 ゲットォ〜 | 名 前:MOTO(nakajo@rr.iij4u.or.jp) |
ごめんなさい m(..)m 2回リロードしました(^^;) そんだけっすぅ〜((((^^) PS:今日はそれ程でもなかったですが、最近は大変寒い日も多くなって きました。・・・いよいよ鍋物の季節ですねぇ。ニヤリ (/ー\) ではまた! (^^)/
| 復活おめでとー | 名 前:HASE |
1月以上待ってました! 今度はルミちゃんですか ドイツ編ってことは アスカの出番も150パーセントアップしてくれるかな。 話がたくさん分岐してきてるので どんな風に全ての話をまとめるのか楽しみにしています。
| あ、復活してる | 名 前:横着星(outyaku@pop11.odn.ne.jp) |
良かった良かった。 でも私の会社のサーバは未だ死んでるの(しくしく)
| 47話読みました! | 名 前:Nam-Nam(ybt56253@sun-inet.or.jp) |
もう、ルミちゃん危ないから止めなさい! って(^_^;) ドキドキしますぅ〜 市街地に使徒の残骸が転がっているっていう描写は始めて 見ました・・・ でも、考えてみれば、あった方が自然ですよね。 次はドイツ編ですか? 期待期待!(^○^)
| 「或いは」復活おめでとうございます! | 名 前:蒲生碧之介(higaside@knight.avexnet.or.jp) |
to 平八郎さん 「或いは」第47話、拝見させて頂きました!いやー、待ってましたって感じですね。 これからもこの調子で、がしがし続きを書いていってください(酷な事言うなぁ俺)。 これからも高橋議員のいち支持者として応援していきますので(普通にいちファンって言えよ)、 がんばって下さい。恐々謹言。
| 半分寝ているな(^_^;) | 名 前:さとし(aab86840@pop13.odn.ne.jp) |
すみません、かきかけで投稿してしまいました to 平八郎さん 日記と「或いは」のアップを確認!(^-^) これから早速読ませて頂きます。 感想は後ほど・・・では(^^)/~~~
| リレーお疲れさまでした | 名 前:さとし(aab86840@pop13.odn.ne.jp) |
リレーのlogは上記URLです 先ほど家に帰ってきました。 う〜眠い(T-T) でも、昼にはまた学校へ行かなきゃ to 蒲生さん お疲れさまでした。特命秘密捜査官、謎は解明されないままでしたが、 終わらせて下さってありがとうございました(^-^)/ 使徒の日、楽しみにしていますね to Lichさん え〜と(^_^;) 僕に「先生」は勘弁して下さい。僕もLich先生と言った方が良いのですか? そんなことはないと思うのですが(^-^) そうそう、あちこちで広報活動、お疲れさまです。 最近、別の所でも見て驚きました(^-^) >お忙しいようですが、頑張ってください。 >あと、つらければ、スキップして私がやってもいいですよ。 数日待ってくださいね。なんとか、頑張ってみようと思います 気をつかって下さってありがとうございます
| リレー小説、感想です | 名 前:Lich(lich@iris.dti.ne.jp) |
To 蒲生先生 リレー小説、お疲れ様でした。 見事に特命捜査官編をまとめてくださいましたね。 あと、さりげなくご自分の作品の宣伝を入れられるのも見事です(^○^)。 とにかく、お疲れ様でした。 To さとし先生 次は、さとし先生の番ですね。 お忙しいようですが、頑張ってください。 あと、つらければ、スキップして私がやってもいいですよ。 To皆様 リレー小説<<「NERV広報部の逆襲!」>>へのご支援有り難うございます。 なお一層のご支援を賜りますよう宜しくお願いいたしますm(_ _)m。 あと、参加者は随時募集中ですので、ふるってご参加ください。
| リレー小説、第十話です。 | 名 前:蒲生碧之介(higaside@knight.avexnet.or.jp) |
<<「NERV広報部の逆襲!」>> #10 「踊る大捜査線」 by 蒲生碧之介 「ったく・・・綾波のやつ、何処行ったんだよ・・・。」 シンジは、ふと腕時計に目をやる。時計の針は午後8時を指そうとしている。 「そういえば、晩ご飯の用意を忘れてたな・・・、アスカ、もう帰ってくるころだな。怒るだろうな・・・。い つものことだけど。」 「慣れ」というのは恐ろしいもので、アスカ嬢の恐怖も今のシンジにとっては大したことでも無いようで ある。もっとも、その「慣れ」のせいで自分がコキ使われているに対する理不尽さにも気付いてないの だが。 授業が終わってから今の今まで心当たりのありそうな場所を探してはいるのだが、一向に見つからない。 一緒に探している、というよりむしろシンジが付き合わされていると言ったほうが正しいのだが・・・リエと リョウコからも連絡は無い。 途中から手分けして探そう、ということでお互いの携帯の番号を教え合い、レイを捕獲(笑)次第、他の 二人に連絡することになっているのだが・・・。 レイを探すうちに、シンジはいつの間にか郊外にある公務員用の集合住宅地に来ていた。その内の 一件の家からラジオの声が聞こえる・・・。 「NERV-FMが、8時をお知らせします。ぴっ・・・ぴっ・・・ぴっ・・・ぽーん・・・・・・」 「こんばんはー!!この時間は、『アスカのKiss to Doppeleganger』再放送の時間だけど、今日は特別に 生放送でお送りするので、アタシのファンのみんな、お耳かっぽじってよーく聞くように!わかった!?」 突然の生放送に、この時間で再放送を楽しみにしていたファンは驚いたに違いない。しかし、一番 驚いたのはアスカがすでに帰っているとばかり思っていた碇シンジその人であろう。 とりあえず、家の中から聞こえる声に耳を傾ける。 「いい?みんな聞いてよ。このアタシの付き人、鈴木克也の従姉妹、鈴木恵理子ちゃんが行方不明に なっちゃったの。そこで、リスナーのみんなに探してもらいたいんだけど。もちろん、タダとはいわないわ。 恵理子ちゃんを無事保護して、NERV-FMに連絡してくれた人には、特別にこのアタシのKissをプレゼント してあ・げ・る(はぁと) じゃあ今から、恵理子ちゃんの服装とかの特徴をいうからよっく聞いてね。 年齢、五歳 髪型は昔風のおかっぱ頭 黄緑色のブラウスに赤いスカート、赤い靴・・・」 「鈴木恵理子ちゃんって・・・あの娘か。こんな時間に五歳の女の子一人なんて危ないな。よし、綾波を 探すのと一緒に恵理子ちゃんも探そう。」 『いいひと。』だ。とても『いいひと。』だ(笑)。 「はい、それじゃあCMはいりまーす。」 「さてと、これでとりあえずOKね。あとはここでゆっくり待つだけ。あ、そうそう。これでリスナーの みんなは恵理子ちゃんを探しに行っちゃったんだから今日の再放送はやっぱり中止して。その代わりに 次の番組繰り上げといて。え?今日の再放送分はどうするんだって?次に二回分やりゃあいいじゃない。 え、前後の番組との折り合い?うるさいわねぇ、そこをなんとかするのがプロデューサーの仕事でしょ!?」 「・・・・・・」 「あんたもそう思うわよね、鈴木。」 「・・・あの・・・」 「どうしたの、鈴木?」 「私、やっぱり恵理子を探しに行ってきます!」 そう言い終わるが早いか、鈴木氏はスタジオを飛び出していった。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ鈴木!!」 CM 「やあ、僕渚カヲル。僕がパーソナリティをつとめる話題の番組、「Angels Talk Palette 」。 みんな聴いてくれてるかな?『ま〜く』さんのHP『ま〜くの落書き部屋』 (URL http://www.phoenix-c.or.jp/~mark/ ) で、毎月14日の「使徒の日」に絶賛放送中!今度のゲストはイスラフェルくん。生放送なだけに何が 飛び出すかわからない。使徒の本音が聞けちゃう番組だよ。リリンのみんなにもぜひ聴いてほしいな。 それじゃ。」 そのころー 「あかいくつ はいてたおんなのこ」こと恵理子と、自称・特命秘密捜査官 綾波レイは、やっぱり 公園のベンチに座っていた。 「おねえちゃ〜ん・・・えりちゃん、まだ帰っちゃだめなのぉ〜? えりちゃん、おなかすいたよ〜、もう暗いし、おかあさんにおこられるよ〜。」 「だめ。まだ失われた真実を見いだし隠された悪を・・・」 レイの「だめ」という言葉には、静かながら反論の余地を許さないある種の威圧感のようなものがあった。 しかし、その彼女の言葉の響きは、五歳の幼子を怯えさせるには充分だった。 「・・・う・・・うえぇえ〜〜〜ん、えー・・・ん・・・」 とうとう恵理子は泣き出してしまった。というより今まで泣き出さなかったのは奇跡のようなものだが。 「ごめんなさい、こういうとき、どうすればいいか、わからないの。」 わかれよ、というツッコミは彼女には酷か。 「えーん、えーん・・・」 「綾波!」 ふいに自分の名前を呼ぶ声がする。彼女のよく知る人の声だった。 レイが声のしたほうを向くと、暗闇の向こうに人の影があった。 「碇君・・・。」 シンジがレイの座っているベンチへ近づくと、レイの隣にすすり泣く小さな女の子が見えた。シンジは その女の子に見覚えがあった。 「恵理子ちゃんじゃないか。泣き声が聞こえたと思ったから来てみたら・・・。なんで綾波が一緒にいるんだ。」 「私は特命秘密捜査官。この前の事件の失われた真実を見いだし隠された悪を探し出すために・・・」 「馬鹿野郎っ!」 シンジにしては珍しい、他人に対する強い語調と叱責の言葉。 それは、彼の性格を知る者ならいざ知らず、知らない者を驚かせるにも充分なものであったに違いない。 「特命秘密捜査官だかなんだかわかんないけど、だからってこんな小さな女の子をこんな時間まで 連れ回して尋問していいわけないだろっ!」 それまで聞いたことのないようなシンジの怒気をはらんだ大きな声と、特命秘密捜査官としての自分の 任務を否定され、さしものレイも驚いた様子を見せた。 と言っても、彼女を知らない者にとっては、やはり気が付かないほどのものではあったが。 「あれから急に学校からいなくなって・・・、高橋も、明石も綾波のことが心配で・・・探したんだぞ・・・」 「高橋さんと、明石さんが・・・私が心配で・・・探しに・・・」 「そうだ、二人に連絡して、それからラジオ局のほうにも恵理子ちゃんが無事だったことを知らせなきゃ!」 そう言うとシンジは携帯を取り出して教えられた番号をプッシュする。 「あ、もしもし、高橋?綾波が見つかったよ!場所は・・・えーっとぉ・・・ちょっと待ってて。ねぇ恵理子ちゃん、 ここってどこ?」 「こうえん。」 がくっ 「そ・・・そうじゃなくってー。」 「えりちゃん、わかんない。」一旦は泣きやんだが、また泣きそうになっている。 普通ならば、わずか五歳の子にこの様な質問をしても無意味なのはわかるものであるが、携帯で話して いる最中は人間とかくあせりがちになるもの。え、俺だけ?い、いや・・・携帯って高いでしょ。だから つい・・・(PHSだろうが)。 「ちょっと待って。近くの家の住所を見てくるから。」 と言って公園近くの家に住所を見に行った。 「・・・にある公園にいるから。え?そこからはちょっと遠いから時間がかかる?じゃあさ、タクシーを拾って 来てよ。料金は僕が払うから。なんでそんなに急がなきゃなんないかって?それは後で説明するよ。じゃあ。」 『タクシーの料金は僕が払う』彼がこのような事を言ったのは、別に見栄を張ったとかそういうわけではない。 恵理子のような幼子をこれ以上夜遅くまでここにいさせるわけにはいかない、という配慮からだった。 それに、中学生とはいえエヴァのパイロットという任務に就いているため、それなりの給料をもらっており、 ふたり分のタクシー代くらいは支払うことができた。 十数分後ー 「そう、そういうことだったのね。」 シンジからの連絡を受けて公園にやってきたリエ、リョウコ、それに鈴木氏にアスカは、説明を受けて とりあえず納得した様子だった。 「まさか、ファーストが鈴木の従姉妹のところに来ようとはね。」 「ふえ〜ん、おにいちゃ〜ん」 「よしよし、もう大丈夫だよ。泣かない泣かない。」 鈴木氏の顔を見て安堵したのか、恵理子は彼の腕の中で再び泣き出した。 「あ〜あ、これじゃせっかくアタシが超強力な捜査線を張ったのが無駄になっちゃったじゃないの。次の 放送でお詫びしとかなきゃなんないじゃない。」 「まあまあ、アスカさん、こうして恵理子も無事だったんだし、よしとしましょうよ。それに・・・、」 鈴木氏はレイのほうを向いて、 「こんな時間まで君を心配して町中を探し回ってくれたなんて、綾波さん、君はいい友達を持ったね。」 と微笑みながら言った。 「おねえちゃん、また『とくめー』であそぼうねー。」 「ええ、またいつか、失われた真実を見いだし隠された悪を探し出すために・・・」 「綾波さん、その『特命』とかなんとかのことはよくわかんないけど、今度はこんな時間までえりちゃんを 困らせちゃだめよ。」 「ええ。」リョウコの言葉に、レイは素直に頷く。 (でも、私の特命秘密捜査官としての任務はまだ終わらない・・・いつの日か、失われた真実を見いだし 隠された悪を探し出すためにも・・・) 「それじゃあ、警察などの方には私が連絡入れときますんで、おやすみなさーい。」 と言って、鈴木氏は恵理子を連れて帰ろうとする。と、そこに、 「待った!!」 アスカの一声。最近の付き人生活に慣らされた彼は思わずそこに立ち止まる。 「あんた、『夕御飯をご馳走する』って約束、よもや忘れたわけじゃないでしょうね。」 「い・・・いや・・・それは・・・もう遅いし、また明日にでも・・・」 「冗談よ。そのかわり、アンタも恵理子と来なさいよ。これからみんなで夕御飯を食べに行くんだから。 もちろん、シンジのおごりでねっ。」 「え?そ、そんな話、聞いてないよ。」 「何言ってんの。夕御飯の支度をしなかった、あんたが悪いんでしょ。だったら、あんたがおごるのが スジってもんでしょ。」 「え、碇君がご馳走してくれるの?悪いわねー。」 「もうお腹ペコペコ。碇君、ごちそうさまー。」 「ちょちょ、ちょっと待ってよ、あ、綾波は・・・?」 「ご馳走になれるならそうするわ。」 「そ、そんなぁ〜〜〜」 「さ、行くわよ!ほら、バカシンジ、なにやってんのよ、置いてくわよ!!」 >続くのでしょうか 続いてくれぇ〜〜(祈) どうも、こんばんは。蒲生碧之介です。 いやぁー、えらく長くなちゃったし、かなり話を強引に持ってっちゃったし、なんだかド下手なラブコメ 入ってるし、シンジのイメージを(自分のなかで彼はもうちょっとこういうキャラであって欲しいという 少々の願いを含んでるんだけど)違ったものにしてしまったり、どうにも修行が足りないな、と思い 知らされております。 「ぐらすのすち」に関しては、他の先生方に勝手に話を進めてもらっても一向に構いません。是非、 思った通りの展開にしちゃって下さい。それが私の思うような展開にならなくとも、私は決して文句は 言いません。 順番からすると、次はさとし先生ですかね。 ぜひともこの続き、宜しくお願い申しあげます。恐々謹言。