結婚までの道のり(その5)=最終回=



婚姻後、最後の業務?である日本政府への婚姻届提出が残っていました。これは婚姻後3ヶ月以内に すれば良いそうで、日本にいる両親等が代理として市役所に提出しても良いそうです。イギリス、フランスの日本大使館では 郵送での受付けをしているので、別に直接窓口に提出する必要は無かったのですが、書類等に不備があった事を考え、またイギリスの 日本大使館へ提出する際は通常2部で良い書類がもう1部必要になるので、パリの日本大使館へ提出する事にしました。

日本では明日が御用納めという日の午後(大使館って両国の休日休みなんですね?在日フランス大使館・領事館はもちろん7月14日 休日です。)に日本大使館へ、ビルが工事中だったので良く見ないと大使館と分かりませんでした。ガラスのドアを開けるといきなり 空港で良く見る金属探知器があり、それをくぐると正面にガラス張り超しに受付のフランス人女性がおり、訪問の目的を聞かれ身分証明書 を提出しました。欧米での銀行窓口と全く同じです。その後受付がドアのロックをリモートで外してもらい中に入りました。

下記の書類を提出。添付する日本語訳は、大使館からもらった原紙に必要事項を記入するのみで超簡単でした。

この婚姻届ですが、原則として漢字、ひらがな、カタカナしか許されていないので、氏名欄にはデゥポン ルイ フランソワ アンドレ、 住所もフランス国オードセーヌ県ヌイイ シェール セーヌ市ジャンヌ通り1番地という風に記載しなければならない事はちょっと変な 感じでした。

全て必要な書類を用意したつもりだったのですが、婚姻証明書としてBulletin de Mariageを提出したところ(市役所からはこれで充分と 言われた)、Copie intégrale d'Acte de Mariageで無いと受付けないと言われ後日送付する事になりました。

1月の第1週目にCopie intégrale d'Acte de Mariageを書留で送付しました。
その後1ヶ月後に大使館から未だにCopie intégrale d'Acte de Mariageが届いていないとの手紙が来ました。書留扱いであったので 配達証明が送付されその用紙には受取人のサインがあったので、大使館に電話をして確認したところ受取人の署名は大使館の秘書であり、 そこから各部署へ配達されるそうでどうもそこで手紙を誤った部署へされたらしく大使館内で紛失したそうです。

結局再度送付する事になりました。大使館の人は大変恐縮して再度紛失しない様に戸籍係の担当者へ直接送付する様に依頼されました。担当者宛て の郵便物は秘書では無く直接担当者宛てに配送されるそうです。

配達証明が届いた後、再度大使館に連絡を取りちゃんと届いた事を確認しました。その後約1ヶ月後新しい戸籍が編成されました。

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