波形

MPEG2編集

2001/12/4作成
12/18更新

CanopusのMTV1000でキャプチャーしたMPEG2ファイルを編集して、DVD-RやDVD-RAMなどを作成するのにMPEG2の編集をしたくなりました。MPEG2編集は、AdobeのPremiereなどではできないので、色々と買って試してみました。基本的にやりたいことは、コマーシャル部分の削除などです。
買ったソフトのなかでも、ファイルの全てを再エンコーディングしてしまうソフトは除いています。(MegaVi DV,Motion DV Studioなど)

MPEGの編集は難しいものです。前の画像との変更分をとって圧縮しているからです。しかし、最近はMPEG2ファイルの編集機能をうたったソフトも増えてきました。しかし、どれをとってもなかなか「これ一つで十分」というソフトはありません。


Power Director

2001/12/4

SVRT機能のおかげで編集の実行が速いです。2001/11/7にパッチがでるまでは、2GB以上のファイルの編集がSVRTではできませんでしたが、このパッチで4GBまでいけるようになりました。
しかし、出力ファイルが3GBを超えると2つ目のファイルを作ってしまいます。FAT32ではなくNTFSに作っているので4GBの壁もないはずなのですが、どうして3GB(3.1GBくらい)のところで2つ目のファイルを作成してしまうのでしょう。次回のパッチに期待。

編集機能の使い勝手としては、トリムモードで切れ目を探すときに、そのコマまで達するのが結構面倒です。スライダーでおおよその部分までジャンプして、再生しながら切れ目を探し、ポーズしたあとコマ送りします。

2001/12/18

1206のパッチがでたので、あててみました。でも出力ファイルが3GBを越えるとやはり2つ目のファイルを作ってしまいます。最初のファイルが「movie.mpg」だとすると、次のファイルは「movie.001.mpg」です。MTV1000についてくるなんとかCRUISEでキャプチャーした時は、FAT32の限界を超えないように4GBでファイルが分かれていたけど。3.1GBって一体なんなんでしょう。


TMPGEnc

2001/12/4

フリーのソフトですが、大きなファイルでも編集してくれます。分割したファイルは時々おかしくなるようで、Media Playerなどで再生すると、全体の時間が出てこないことがあります。


VideoStudio 5 Go DVD

2001/12/4

MPEGをできるだけ再変換せずに編集する機能があると、「日経WinPC」2002 1月号にありました。知りませんでした。今度使ってみよう。

2001/12/18

さて、ビデオのカットを行う機能を試してみました。最後の完了のところでファイル出力する場合、どうも変換を行ってしまうようです。途中の編集する画面でファイル出力の機能がありますが、どうもこれが再変換せずにカットする機能のようです。352*480/CBR/4.5MbpsのMPEG2は再変換しようとします。しかもファイルを作成するディレクトリは指定できず、ソフトをインストールしたディレクトリに作成されていました。

あの雑誌に書かれていた機能は本当にあるのだろうか???


DVD MovieWriter

2001/12/18

VideoStudioと組み合わせて、もう少し自由にDVDが作成できるようなので、新しいこのソフトを買ってみました。
売りの一つである、MPEG2の編集機能を早速使ってみようと、MTV1000でキャプチャーしたファイルを開いたところ、2時間ちょっとのファイルを10分としか見てくれません。これでは全く編集できません。ちなみに、編集しようとしたファイルは、MTV1000で4.5Mbps/CBRでHALFサイズ(352*480)のもので、サイズは約4.5GBほどです。


もう一つのMPEG2編集

2001/12/18

もう一つ、編集しづらいMPEG2を編集する方法として、DVD-RAMなどに書くときにDVD-VR形式で保存するというやり方があります。
DVD-VR形式は、パナソニックなど民生用のDVDビデオ・レコーダーなどで録画する形式と同じです。この形式で作成されたDVD-RAMは、分割・結合・間の削除など、編集が比較的自由に行えます。編集に使用できるソフトは、パナソニックのDVD-RAM/Rドライブに添付されていた、DVD Movie Albumというものです。作成したDVD-VRディスクを再生できるソフトは、PowerDVD VRX以降に限られているようです。

まず、入力ファイルがDV形式(デジタル・ビデオ)の場合、DVD Movie Albumで直接取り込んでDVD-RAMにDVD-VR形式で保存することができます。ただし、DV形式にも幾つか種類があって、Microsoft DV Type 1である必要があったと思います。これらの条件を満たしていれば、簡単にDVD-RAMを作成できます。

次に入力ファイルが既にMPEG2形式であった場合、DVD Movie AlbumはDVD-RAMに書く機能を持っていません。そこで色々探したところ、PixeDV/EX V.3というソフトが変換できそうだとわかったので購入してみました。(約9000円)

PixeDV/EXは98/ME専用で、Windows 2000/XPには正式対応していませんが、インストール時に警告がでるだけで実際には動作します。まぁ、安定性が高いとは言えませんが。(現在メインはWindows2000なので以下の動作は2000上で試した結果です。)

MTV1000で作成した、352*480/CBR/4.5MbpsのファイルをDVD-RAMに書いてみました。問題なく書き始めましたが、ファイルサイズが4.5GBほどもあったので、最後のところが切れてしまいました。

次に、元のファイル(4.5GB)を編集してコマーシャルなどをカットして小さくしてから、PixeDVでDVD-RAMに書き込むのにチャレンジしてみました。

まず、PowerDirector(SVRT)で編集してみました。しかし、PowerDirectorで編集したファイルをPixeDVでRAMに書くときに、「VR形式と互換性がないので再変換します」と出てしまいました。元は同じファイルなのに、PowerDirectorが何か余計なことをファイルに書き込んでいるようです。

次にTMPGEncを使って編集したファイルを試してみました。この場合「コントロールファイル書き込みエラー」というようなメッセージでエラーになってしまいました。やはりファイルのヘッダ辺りを書く時に変みたいです。

VideoStudio 5で編集しようとしましたが、前述の通り、編集の時点で再変換しようとするのでやめました。

MTV1000から作成した、HALFサイズ・CBRのファイルは直接RAMに書けるのに、編集ソフトを通すと使えなくなります。

という訳で、解決策はビットレートを落として(4Mbpsくらいでしょうか)カットされる部分を入れても1枚のDVD-RAM(4.7GB、実際には4GB程度)に収まるようにするということでしょうか。今回はこのファイルを書き込むのはあきらめました。
先日の日曜ロードショーで放送した「END OF DAYS」だったのですが、まぁいいか。

ちなみに、Adobe PremiereとMTV1000のエンコード・プラグインを使って作成した、720*480/CBRのファイルをPixeDVを使ってRAM化しようとしましたが、やはり「VRと互換性が無い」というメッセージが出てしまいます。352*480ならいいのでしょうか?今度試してみます。

また、PixeDV/EXでVRと互換が無いからと再変換を行うと、変換機能がしょぼいらしく、画像と音声が大きくずれて使い物になりませんでした。

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