波形

デジタルビデオ編集

99/9/17

Adobeプレミアを使って、デジタルビデオ編集でできること

これは当たり前と言えば当たり前ですね。いらない部分をカットして、つなぎ合わせます。つなぎ合わせるときに効果をかけることができます。この効果の数があまりにも多く、どれを使っていいか迷うほどです。
・バックグラウンドに音楽を入れることもできます。
・部分を選んで音を小さくすることもできます。
これはビデオを撮っている時にノイズが入ってしまった場合などに使えます。一番多いのは撮っている自分の声ですかね。
・フェードアウト・フェードインもできます。
ビデオの途中で写真などを埋め込むことができるようです。実のところまだ試していません。
スローモーションやモザイクのようなものはできそうです。これもまだ試しておりません。

あまり目新しいことはありませんね。もっと高等な機能があるとは思いますが、そこまで使いこなせていないですね。しかし、どちらにしても最大ファイルサイズが2GBという制限が付いて回るので、作成できるデジタルビデオのクリップは最大9分30秒程度ということになってしまいます。
(これはVideo for Windowsを使ってもQuickTimeを使っても同じ制限のようです)

 せっかく高速大容量ディスクが安くなってきたのだから、どうにかならないもんでしょうか。


99/9/13

15GBのIDE HDDを使って

IDE 15GB HDD(IBM : DJNA-351520/5400rpm)を手に入れたので、早速デジタルビデオのキャプチャーをしてみました。
HDDの最後に約9GBの区画を作成して、そこにキャプチャーしてみました。ファイルシステムはNTFSを使っています。ディスクサイズが大きいので、クラスタサイズは4096バイトになっています。
今のところ、順調にキャプチャーできています。全くコマ落ちなどは発生していません。最近のHDDの速さには驚かされます。
以前のようにFATでしかも毎回フォーマットする必要などありません
ただ、9GBの区画にキャプチャーしても結構すぐにディスクは一杯になってしまいます。9GBで約45分ぶんですから。
今は、もう一台のHDDとして今回と同じDJNAシリーズの25GBを買おうかと思っています。15GBを買ったのは約2万円でしたが、最近の値段を見ていると、25GBでも3万円なんですね。もう、\1000/1GBの時代もすぐそこまで来ています。

WindowsNTでIDEのHDDを使うときには、マザーボードがDMAモードに対応していて、DMAモードでアクセスできるドライバーが必要です。
PIOモードでは全く速度が出ませんのでご注意下さい。
NT標準のドライバーでもServicePack2以降DMAモードで使えます。詳細はマイクロソフト・テクニカルサポートのページの文書番号:J044714 にありますただし、NT標準のドライバーでは同じIDEのケーブルにつながるデバイスは両方ともDMA対応である必要があります。HPのホームページで提供されているIntelのドライバーだと混合して使用することが可能のようです。私のHDDとDVDドライブの組み合わせでもきちんと動作しています。

Adobeのプレミアについて。

プレミアの日本語版Version5を私は持っています。(ライセンスもきちんとあります。)しかし、V5の日本語版はあまり安定して動きませんでした。最近になってV5.1へのアップグレードCD-ROMをオーダーして手に入れたので使っていますが、これは安定しているようです。
このプレミアをAHA-8920(または8940と組み合わせて)使いたいときは、WindowsNTでなければ動作しません。これはアダプテックが提供しているプレミア用のプラグインがNTにしか対応していないためです。
今まで、このプラグインを使用してのキャプチャー時にオーディオを取り込むことができていなかったのですが、実はオーディオデバイスの設定が必要だったようです。通常使用しているサウンドカードのINの代わりにDVを選択する必要があります。(コントロールパネルのマルチメディアの設定)
それを変更してからはオーディオもうまくキャプチャーできるようになりました。
それまでは、ビデオをキャプチャーしてからプレミアのもう一つのプラグインでビデオファイルからオーディオファイルを抽出する作業をしていました。
プレミアからのビデオカメラへの転送は今のところ成功していません。(オーディオが送れません。)これもきっと設定が足りないせいだと思いますが。

パナソニックのデジタルビデオカメラ(NV-DE3)について

今までに書いたように、AC/DCアダプターを使ってはキャプチャーはできません。電源が安定していないせいでしょうか。
その上、アダプテックのホームページにもありましたが、パナソニックのカメラはDVのコマンドに対する応答が遅いようです。プログラムの再生ボタンなどを押しても、動きが遅い感じがします。HotConnectもV1からV2になって、その辺りの対応がきちんとできてきたようです。
V2にしてから、ファイルからカメラへの送信が失敗することがなくなりました。今まではそういったエラーが発生すると一度PCをリブートする必要がありました。やはり、ソニーのカメラの方が良かったかもしれません。

98/9

>AdaptecのAHA-8920を使って、デジタルビデオの編集を試してみました。

-Adaptec DV Capture / Hot Connect Ultra(AHA-8945用ソフトウェア) V.113(製品版のようです)
ソフトは同じftpサイトからダウンロードできます。圧縮ファイルの日付は1998/9/2になっています。

今まで、できなかったNV-DE3からのキャプチャーが、できるようになりました。Readme.Txtを読むと、Windows98の場合はOS標準の1394ドライバーをはずしてAdaptecのものを自動的にインストールするようです。1998の4Q(10月〜12月)にはWin98ドライバーを使えるようになる予定だそうです。現状では、Win98のIEEE1394のドライバーではAHA8920は動作しません(動作するソフトが無いです)。ということは、AHA8940でもAHA8945でもだめでしょう。基本的には同じチップを使用しているはずなので。


Windows98をインストールして、以下のソフト(V1.2 beta)を動かそうとしても動きませんでした。IEEE1394のドライバの形式が変わってしまったのでしょうね。

98/7

-Adaptec DV Capture / Control Software V1.2 beta(from ftp://ftp.adaptec.com/pub/BBS/developer/)

-Platform : WindowsNT 4 Workstation(ServicePack3)

-Adaptec AHA8940UW + WideScsi HardDisk(2GB * n)

ハードディスクとNTFS

私の使っているWideSCSIのハードディスクでは、データの読み書きは約7MB/sec出ています。これを使ってデジタルビデオのキャプチャーは可能です。ただし、ファイルシステムはFATでないとうまくいきません。NTFSにするとキャッシュが自動的に働くせいか、数秒間に一度の書き込みのタイミングで、動画キャプチャーのコマ落ちが発生してしまいます。ストライピングを使うと、読み書きの速度はベンチマーク上は速くなるのですが(特に読み込み)、コマ落ちのため使うことができません。
FATの制限は2GBまでなので、それ以上大きなファイルをキャプチャーすることいまのところ成功していません。
2GBで約10分キャプチャーできるので、ほとんどの場合はこれでカバーできるとは思います。しかし、NTFSってどうしてキャッシュサイズの変更ができないんでしょうね。キャッシュをオフりたいんですけどねぇ。
ちなみに、動画をキャプチャーする直前に、データを書き込むFATの区画を毎回クイックフォーマットしてからキャプチャーします。これをしないとFATでもコマ落ちがたまに発生します。

V1.2betaの問題点

Adaptec DV Soft(V1.2 beta)ではPanasonicのNV-DE3のCaptureはできません。SONYのカメラなら可能のようです。まぁ、ベータ版の様なソフトだから仕方ない気もします。しかし、AVIファイルをカメラへ転送することはできます。ただ、一回転送すると終わるときにその都度アプリケーションエラーを発生し、リブートしないとDVカメラのデバイスドライバーが使えなくなります。
その上、最初の2〜3秒程度のビデオがテープに録画されず落ちてしまいます。このため、作成するAVI Fileの先頭には2秒程度のブランク・ビデオが必要になります。

V1.2betaに付属のAdobe Premiere用Plug In

CaputureはAdobeのPremiereとAdaptec DV SoftのPremiere用Pluginで動きます。注意点は、ボタンを押してから反応するまでが遅いので、カメラが反応中は次の動作を指示しないことです。それをするとアプリケーションエラーが発生してリブートしないと使えません。
もう一つの注意点は、Adobe Premiere用のPluginはWindows95では動作しないようです。WindowsNT4ではインストールすると問題なくPremiereから使えるようになっていましたが、Windows95ではだめなようです。ただ、ビデオのような大きなデータファイルを処理するのにWindows95のような不安定なOSを使用するのは最初からナンセンスのような気もします。
折角苦労して作成したものも、OSが不安定だと全てが無になってしまいますから。

Win95/98とNTのどちらが良いか

Windows98になってIEEE1394のインターフェースが標準でサポートされるので、状況は多少変わるかもしれません。ただ、本質的にWindows95,98はNTに比べてハングなどの可能性が非常に高いのであまりおすすめはできません。
こういう処理に向いていると言われているMacはどうなんでしょうね。結構、不安定だという話は聞きますが。どのプラットフォームがベストかはよくわかりませんが、私としては安定して作業が続けられる環境が一番だと思います。

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