今回のバリ旅行「第4回万国点検隊 非局所性緑色免疫団」の舞台となったLayer Green。
それはチャハヤ・デワタ・ホテルの部屋から見られる緑の絶景(!)であり、 個々のヒトが緑の神経で網のようにつながってるサイバースペースの状態であり、 「架空のソプラノ(ライブ)」で緑のレーザー光線を客が繋いだあの光景であり、 共通項のない極小民族たちが平和に暮らすコミュノハイブリディアであり、 ライブ会場やいか花亭のようなところで平沢ファンに会って「よう」「こんにちは」と挨拶しあったりする関係であり。
要するにコミニュケーションが健全にいってる“状態”のことですよね。 で、散体期(普段)はバラバラでも、結体期には神経網で引き寄せ合って、総体として構成要素以上の力を発揮する、と。 まさに合い言葉は「個別に進んで、同時に撃て」。私の中で「結体期のLayer Green」のイメージは、緑色のBigBody君なんです。でっかいの。皮膚を拡大してみると、 細胞も個々のヒトで、それが緑色の神経で網の目のように繋がっている。総体として、男性性も女性性も含む両性体。 いつもはみんなバラバラだけど、「結体期」になると細胞(構成要素)同士で複雑共鳴しあって、 ....まぁ、堅くしまったジャム瓶のフタくらいはあけられるかな、と(笑)。各自、いろんな得意技を駆使してね。
だけど、その体のところどころで炎症をおこしている箇所がある。神経が緑色に発光せず孤立しているように見えたり、 神経網が赤く光ったり。これが病。構成要素自体の異常じゃなくて、他者と繋がる神経に異常をきたした状態。 (構成要素自体は異常だっていいんです。たぶん。それもすべて個性として受け止めてくれそうだから。)
過去「架空のソプラノ」や「偽装巡礼ソプラノ煩悩団(昨年のマレーシア旅行)」でヒラサワが陥った感覚障害。 「SIM CITYツアー(ライブ)」で爆死したヒラサワは「ソリッド・エアー・ポケット」に突き落とされ、自分と他者とを繋ぐ脈絡「緑の神経網」を失い、外界から孤立してしまう。CONTEXT CAGEによって隔離され、私たちの声も届かない。『世界は私にとって何でもなく私は世界にとって何でもない』。 届くのは半男半女の声(サイレン/架空のソプラノ/バイオサイレンイミュレータを使った偽装ソプラノ)だけ。コミニュケーション、めっちゃ異常。
私たちはこの「めっちゃ異常状態」に陥ったヒラサワを2度も(苦笑)助けている。
「架空のソプラノ」では、客席から緑の神経(レーザー光線)を鏡でリレーし、舞台のヒラサワへ繋げた。 「偽装巡礼ソプラノ煩悩団」では、マレーシアンセイレーンを探してクアラルンプール内を走り回った。
その結果ヒラサワは自分がWiwat(世界との瑞々しい関連に遊ぶもう一人の自分)であることを思い出し、CAGEから脱出する。
このヒラサワ(Wiwat)の「緑色神経失調性による非局所性障害」に似ているというENOLA。
サイバースペースの楽園「Layer Green」に突如として蔓延した謎の病原菌。 なんでもそれは電子船P-MODEL号がLayer Green 突入の際に起こした事故によって、未知の雑共鳴が生じ、 それの為に現れた「振動性の病原体」だという。それって.....アレの事ですよね。私、そのP-MODEL号の事故、目撃しましたが、....その時の事ですよね。 そうならば、私も「未知の雑共鳴」ってやつを体験しました。すごいよあれは。CD-EXTRA のMOVIEのような憎しみ合いはしなかったものの、日常の仕事も手につかなくなります。
他者に繋がっていたはずの神経が、いつの間にか雑共鳴によって失われてしまう。 もしくは全然違う歪んだ他者像(もしくは自己像)に繋がってしまう。 その対象に向かって、私は恐れを抱いたり、心配してみたり、むかついたり、失望したり、自己嫌悪に陥ったり。 いつの間にか神経網は緑色に発光しなくなってしまう。孤立状態。 そういう状態の事をいってんのかな、ENOLAって。どーりでCD-EXTRAの演劇(笑)が見ててこっぱずかしいわけだ。 あれ、見てたの?って感じで。
(Niftyのpatio「ポプリ」で、美鶴さんが「ENOLA を逆から読むと ALONE になる」と書いてた。なるほどっ!!!)
その病を治すという「非局所性薬膳(フルーツ)」や「緑の錠剤」っていうのが何のメタファーなのか、未だに自分で消化できてないけど。
緑の神経網なんて、もともと最初から正しく繋がってんだと思うんですよ。 ただ思い出せないでいるだけ。人と知り合ったり話したり、同じ歌を聴いて感動したり、 そういう経験の中から「あ、ヲレそういえば、緑の神経網、繋がってんじゃん」と徐々に思い出す。 神経網が緑に光り出す。
どうせボートで海面を渡っていったって段取りは段々ずれてしまうのだから、 スイッチを入れて、海の奥深くまで潜っていって、海底ケーブルのようにつながり合っている 緑の神経網の存在を思い出した方がより確実。 私たちは、そのスイッチを入れるためのアイテム「平沢さんの歌」を既にゲットしている。
Layer Greenの歌詞はむちゃくちゃ泣ける。
「夢に隠れ果てなくキミを待ち/千年 万年 夜を数えてきた」だって「覚えていた」ですよ。「覚えていた」。むちゃくちゃ泣ける。
「覚えていた/キミのことは/いつか来ると/覚えていた」今回の旅行の中で、比較的平沢ファン歴が浅いヒトが、比較的濃い平沢ファンを目にして「私まだまだよねぇ(-o-)」なんて落ち込んじゃったりしてました。いいんですよ、そんなの気にしないで。 あの時、私、あなたにうまくいえなかったけど。「だいじょーぶなんです」(伊集院光の口調で)。 あなたはあなたのままでかっこいーから。無理して擬態しなくていい。 で、私も私のままで、無理しないで、自分の出来ること・やりたい事をやります。 どこにいても、神経網は繋がっているし、平沢さんは待っててくれるから。 自分なりのペースで思い出すだけで、それでよし。オーロラ姫は既にあなたの中にいる。
うわ、やべ。なんか新興宗教じみてきたな(大苦笑) もうやめよっと。
まあ、ENOLA感染者のタワゴトですから(感染通知が届いちゃった(^^; )自分でも整理できてません。
******** 「症例」という副題は(^^; .....今回の旅行中にゲットした平沢さんの独白カセットテープに「症例1:男性(43)/自称船長」と書いたインデックステープを貼ったら、妙にハマってしまったので付けました(苦笑)。
[97/11/08 up]