ここに載せた本は、戦後の翻訳物SF書籍で、ある程度SF叢書として意図されて発行されたもの(と思われる)を集めました。 従って、日本のSF作家関係の叢書はほとんど含まれておりませんし、文庫や単行本での単発のSFも 含まれていません。また、ノベライズもの、少年向けのものも省きました。
まだ現在も発行中のものもありますが、ここにあるものすべて集めると、だいたい 文庫が3300冊・新書が380冊・単行本が310冊の計4000冊となります。
ここにある本を集め終わったら、あとは、単発で発行されている本をまめに収集するのみ。 こつこつ古本屋や、古書目録で探しだす(今時そんなことは流行らない?)。インターネットで検索の毎日?周囲の冷たい視線に耐えながら本の置き場所に右往左往。
その先に待つものはなに?
文庫 |
角川文庫SF 1967〜 |
角川SFジュブナイル 1976〜 |
角川Fシリーズ 1976〜 |
新潮文庫海外 1980〜 |
集英社コバルト 1980〜84 |
SF図書解説総目録にもきちんと載っていないがたぶんこれで揃いだと思う。 | ハインライン・クラーク等の名作が含まれており、これでしか読めないアシモフの作品もあります。 | 大きく別けて、著名な作家の名前の基に新人作家が書いた連作物・ファンタジー物・映画のノベライズ | スティーヴン・キングをどこまで入れるかによって冊数が変わります。 | コバルトですから読者層に合わせた内容の短編集が7冊発行されました。表紙もかわいらしい感じです。 |
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早川文庫FT 1980〜 |
創元推理文庫怪奇と冒険 1975〜 |
サンリオ文庫・文学 1980〜84 |
富士見ドラゴンノベルズ 1980〜 |
教養文庫A&F 1967〜 |
こちらも現在在庫があるのは90冊ほどで、品切れが多く特に100番以前の物はなかなか揃いません。 | 昔は帆船マークが目印でした。 | SF文庫ほどではありませんが、一部高値がついています | ほとんどが剣と魔法の物語、一部のシリーズの後半部分がキキメです | つい最近まで在庫がありました。 |
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竹書房 1975〜 |
電撃文庫 1980〜 |
青心社文庫 1980〜 |
ソニー・マガジンズ 1987〜 |
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新書 |
怪奇小説叢書アメージングストーリーズ 誠文堂新光社 1950 |
世界空想科学小説全集 室町書房 1955 |
ハヤカワSFシリーズ 早川書房 1957〜74 |
SFシリーズ 講談社 1958 |
現代ソビエトSFシリーズ プログレス出版 1967〜84 |
SF本コレクターなら絶対にほしい7冊です。一冊当たりではこの本が一番高価で揃えるのが難しい。 | 2冊しか発行されませんでしたが、当初のラインナップは早川SFシリーズに受け継がれました。 | 3001〜3031番はハヤカワファンタジィ以降SFシリーズとなりました、が3032の背はHFのマークのまま | ハインライン、アシモフ、ベスター、なかなかいいラインナップ。でも表紙が素っ気ない。 | ソビエトで発行されて輸入された本です。1995年には内3冊は発売元に在庫が少しあったそうです。 |
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QTbooks SF 久保書店 1967〜79 |
TOKUMA SPACE ADVENTURE 徳間書店 1978〜80 |
なんと1994年当時にはこのほとんどが出版社に在庫があったそうです。もしかしたら.. | 日本では3冊しか翻訳されていないパイパーの貴重な作品が含まれています。 |
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叢書 |
最新科学小説全集 元々社 1956〜57 |
異色作家短篇集 早川書房 1960〜65 |
世界SF全集 早川書房 1968〜 |
海外SFノベルズ 早川書房 1978〜 |
ソビエトSF選集 大光社 1967 |
全18冊+2冊 書影は+2冊の方、最初の18冊は箱入りで、本体セロハン紙付き、月報、しおり付きで完本。 |
SF及び境界作品がおさめられています。箱入りのソフトカバーの本です。ビニールカバー月報付きで完本。 | 別巻は未発行 今でも古書店の目録に別巻欠けなどと書かれています。今では見かけなくなった堂々たる造りの本です。 |
第1期=50冊 これは今でも続刊中、一期分はカバーの背が日焼けしやすくて困りもんです。 |
まあ、当然だけどあまりなじみのない作家ばかり。 |
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創元イラストレイテッドSF 東京創元社 1980〜 |
ワールドSF 集英社 1982〜 |
SFノベルズ 久保書店 1979〜 |
青心SF 青心社 1982〜 |
海外SF&ファンタジィ 立風書房 1979〜 |
売れ行きが芳しくなかったのか続刊は文庫になりました。沢山入ったイラストはちょっと大味です。 | 有名作家の作品が多いのですが、復刊されません。今ではなかなか手に入りません。 | 表紙がひどい、全部へた。でも内容はスペオペ中心で悪くない。(特にいいこともないけど) | 各巻に作家のインデックスがついているのがすばらしい。ヤング、シュミッツ、ハミルトン等の作品もあります。 | これは、という作品はないように思います。アンダーソンのホーカーシリーズは文庫で復刊されました。 |
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ドラキュラ叢書 国書刊行会 1980〜 |
アーカム・ハウス叢書 国書刊行会 1986〜1987 |
ハヤカワ・ノヴェルズ 早川書房 1964〜 |
立風SFシリーズ 立風書房 1969〜70 |
ハガSFシリーズ 芳賀書店 1972〜73 |
叢書名が悪い。装本もちょっと安っぽい感じを受ける。フィンレイのイラストがあるが印刷が今一。 | こちらはハードカバー、雑誌に掲載された短篇を集めた叢書。新書より一回り大きいサイズの本 | いわゆる昔のSF(サイエンスフィクション)らしい作品はあまりない。ボネガットやクライトンの作品が有名。 | 11冊の内8冊は日本人作家、翻訳作品が3冊、内1冊はハインラインの「宇宙市民」。 | 世界SF傑作テーマ別アンソロジー。なつかしの作家てんこもり。改訂後講談社文庫に |
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備考 |
早川のSFシリーズは送り箱つきのもの、ビニールカバー付きのもの、ジャケット付きのもの、といろいろあってコレクター泣かせです。
日本の戦後のSF書籍のカバーモノクロ写真についてはSF資料研究会発行のSF図書解説総目録(1946年〜1980年全7冊厚さ25cm!)があります。