sense of wonder

The boys' star library

SF雑誌の黎明期


JACK WRIGHT
1894年5月25日発行 画家不明

パルプ雑誌の元になったのが19世紀末に発行されたダイムノベルといわれています。
日本では「FRANK READE LIBRARY 」が有名ですが、 この作品の作者「LUIS PHILIP SENARENS」(1863年生:1939年没)は10代から ダイムノベルを書き始め、なんと1500冊もの作品を書いたそうです。そのうち200冊ほどがSF風の作品で、 「NONAME」というペンネームで書いたFRANK READEがあまりに人気があるので、 もうひとつ少年を主人公にしたSF風冒険物を発行することになりました。 それが今回紹介する「JACK WRIGHT」シリーズです。
DIME NOVELSというものの、実際の定価は5CENTSです。 表紙も中身も同じ新聞用の用紙で全16ページのペラペラの雑誌です。
こんなタイトルで毎週発行されていました。(なかなか楽しそうです)
JACK WRIGHT AND HIS ELECTRIC BALLOONSHIP:OR,30,000 LEAGUES ABOVE THE EARTH
JACK WRIGHT AND HIS ELECTRIC AIR ROCKET:OR,THE BOY EXILE OF SIBERIA


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