ARGOSYとならんでERBの作品が数多く掲載されたBLUE BOOK MAGAZINE。
特に1928年から32年の4年間ほとんど毎号バローズの作品が連載されていました。表紙にILLUSTLATEDとあるようにイラストが2ページに1個は入っています。
しかし、特筆すべきものは、(表紙から類推できる通り)ありません。同時代に発行されていた、いわゆるパルプ雑誌のケバケバしさ
もありません。これは、ARGOSYにもいえることですが、一ランク上の一般読者向け雑誌と言うことだからでしょう。紙質もSFパルプ雑誌より
良いものを(パルプ紙ではありますが)使っています。
連載開始時にその作品が表紙を飾るのが通常なのですが、今回はなぜか2回目と3回目が表紙に なっています。特に連載3回目の表紙がいいですね。イラストはすべてR.FINKです。でもこの画家の絵は まったく魅力がなく、同じ号には他の画家が、すばらしいイラストを描いているだけに、バローズほどの人気 作家なら一番いい画家を使ってほしかったと思います。 |
BLUE BOOK 1934.12 J.CHENOWETH画 |
BLUE BOOK 1935.1 O.ZAULA画 |
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BLUE BOOK 1934.11 |
BLUE BOOK 1935.2 |
BLUE BOOK 1935.3 Henry Soulen画 |
BLUE BOOK 1935.4 | ||||
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