ポートランド日記 |
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8月12日(日)(12日目)
昨日、I先生にお願いしてマリー・ブラウン先生に連絡をとってもらったが、結局連絡はつかず、今日から子供たちのキャンプがあるのかどうかわからないまま。7時か8時にミッシェルさんという人が迎えに来ると言っていたというので、取りあえず寮の前で待ってみるが誰も現れず。 今日ではなく明日かと思って、部屋でゆっくりしていたら、10時すぎにミッシェルさんから電話がかかってきて、あわててシュライナー病院(寮からすぐ近く)まで出かけていった。 子供たちのキャンプと言っても病院の中で開かれるもの。17歳から18歳くらいの肢体不自由の子どもたちの社会参加のために、夏休みを利用して行われる。今日は一日病院だったそうだが、明日以降は、街まで買い物に行ったりするのだそうだ。 17歳から18歳くらいの子供の相手は、日本人でも大変なのに、英語だからもっと大変だと話していた。これから、火曜日までの3日間は、シュライナー病院でのキャンプ。そのあと、1日休んで、16日から、フッド山のふもとのキアニスキャンプに行く。 行きは足がないので、レンタカーを借りて僕が送っていく予定だ(僕も、フッド山には行ってみたいので)。 シュライナー病院というのは、シュライナー会が寄付で運営する肢体不自由の子供たちの病院。OHSUに隣接しているが、ここだけは、OHSUとは別の組織。シュライナー会(研究社の新英和中辞典には「フリーメーソンの外郭団体である友愛結社」とある)は全米に22の子供病院を持っている。この病院は、肢体不自由児と、火傷の治療のみを目的としていて、すべて無料だ。日本なら、健康保険や社会保障でカバーされるが、アメリカではこうした慈善団体が無料の病院を運営している。 今日は、疲れが出たのか少し熱っぽく。昼食にOHSU病院のカフェテラスに行った以外は、本を読んだり、ちょっと仕事をしたり。 |
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