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 「新規フォルダー設定」のページになる。
 設定には、「フォルダー名」を入力し、「保存期間」を設定し、「ニュース速報」を選択し、「キーワード」を入力する。その下にある「記事数表示」は、アットニフティのクリッピングサービスにアクセスしたときに、クリッピングされている記事数を表示するかどうかだから、「表示」にしておけばいい。

 「フォルダー名」には、わかりやすい名前を入力しておく。「保存期間」は、1日から14日までの設定ができるが、週に2、3回はアクセスしてダウンロードするなら、7日間くらいに設定しておけばいい。
 選択できるニュース速報は、毎日新聞ニュース速報、読売新聞ニュース速報、朝日新聞ニュース速報、共同通信ニュース速報、時事通信ニュース速報、共同通信経済ニュース速報、毎日新聞企業ニュースリリース、NHKニュース速報、毎日インターネット情報、スポニチ芸能ニュースの10本。選択したいニュース速報にチェックを付ければいい。
 いくつ選択しても利用料金は変わらない(ただし、クリッピングされる記事が増えればダウンロードに時間がかかって利用料金は高くなる)から、10本全部を選択してもいいが、僕は、共同通信ニュース速報と共同通信経済ニュース速報は重なる記事が多いので、共同通信ニュース速報だけにしている。また、キーワードから考えて、あまり関係ないだろうというので、スポニチ芸能ニュースは外して、計8本にチェックを付けている。



 設定で一番重要なのが「キーワード」の入力だ。
 アット・ニフティのクリッピングサービスでは、3つのフォルダーを設定して、それぞれに7つのキーワードが設定できる。僕の場合は、3つのフォルダーで次のようなキーワードを設定している。

マルチメディア: マルチメディア インターネット ホームページ ディジタル デジタル CD−ROM CDーROM
図書館: 図書館 ライブラリ 博物館 郷土館 資料館 美術館 図書室
モンゴル: モンゴル 福島県 福島市 小児 看護

 マルチメディアでCD-ROMが2つあるのは、片方はハイフンで、片方は音引きになっているからだ。このクリッピングを始めた数年前は、CD-ROMという言葉はあまり一般的でなく、新聞記事でも、ハイフンと音引きの両方が使われていた(CDロムなんて表記もあった)。もれなくクリッピングしたかったので、ハイフンと音引きの両方をキーワードに設定することにした。
 しかし、最近では、CD-ROMという単語自体、マルチメディアの中でもそれほど重要な言葉ではなくなったし、音引きを使うメディアも少なくなったので、CDー(音引き)ROMの代わりに「ネットワーク」というキーワードを使うことにした。こうした、キーワードの見直しと入れ替えも、時代の変化によって必要になる。

 キーワードは取りあえず自分の考えで設定してみて、クリッピングされた記事を検討して、何度か修正を加えていくのがいいだろう。また、7つまで設定しなければならないといって、無理して7つ設定する必要もない。「マルチメディア」のような概念的な言葉だと、具体的なキーワードの設定が必要になるが、モンゴルに関する記事を集めたいなら、「モンゴル」一語で十分だ(モンゴルに関して書かれた新聞記事に、モンゴルという単語が入っていないことはほとんど考えられない)。

 キーワードは、OR、AND、NOTの3種の条件でつなぐことができる。ただし、クリッピングの場合は、絞り込むというよりキーワードを含む記事を広く集めていくのがいいので、ORを使うのが普通だ。
 クリッピングの場合、どうしても必要のない記事まで紛れ込んでしまう。例えば、森首相のロシア訪問では、プーチン大統領と美術館で会談したので、美術館のキーワードを設定している図書館のフォルダーに森首相のロシア訪問の記事が大量にクリッピングされてしまった。
 これを防ぐにはNOTを使うという方法もありそうだが、必要のない記事をうまく削るキーワードはなかなかない。
 「看護」というキーワードを設定しているが、ここでは、西鉄バスのバスジャック事件の被害者の一人が看護婦さと、その記事がすべてクリップされる。新聞記事検索をしているときなら、「NOT 西鉄」として、必要のない記事を除くことができるが、クリッピングの場合には、予めどんな記事が出てくるのかわからないから、NOTは使いにくい。

 キーワードの設定が終わったら、「設定内容確認」を押すと、「設定内容確認」のページになる。もう一度、キーワードなどに間違いがないか確認すれば、設定は終了だ。


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