Xファイル


おまけ(自作MIDIのMP3化)





File No.601:Code Name"The Beginning"(ビギニング)

   ラウシュ社 社員の体内にて成長した生物が体から飛び出し死亡する。その生物は他にも
  同僚の社員も殺害してしまう。政府内の組織がその事件をもみ消そうとする。 
   Xファイル課がキャンサーマン(スモーキングマンや肺ガン野郎とも言われている)によって
  放火された。(第5シーズンの最終話にて)モルダーはXファイル課を再建するために上層部に
  報告するが納得してくれない。それは政府内の人物が殺人蜂や地球外生命体を人体に
  成長させやがて人類を異星人に売り渡すという内容だったからだ。モルダーの説得も虚しく、
  Xファイル課はキャンサーマンの息子スペンダーとモルダーの元恋人のダイアナが担当する
  こととなる。
   モルダーの報告書の内容を証明するにはある事件のファイルが手がかりになると
  上司のスキナー副長官が助言する。その事件が上記の社員の殺害事件だった。
  モルダーはその事件をスカリーと調査するが、人間の手による殺害と明らかに違うことが判明。
   その後ローリングヒルズ原子力発電所にて事件が発生し、モルダーとスカリーが現場に
  向かったが、スペンダーが追い返してしまう。そのとき他人の心が読みとれるギブソン・プレイズが
  モルダーとスカリーの車に助けを求めてくる。
   原子力発電所の中で発生した事件の犯人は、地球外生命体と予想できているので
  モルダーとダイアナが調査をする。政府内の組織より先に見つけださないと証拠が消される
  からだ。
   その頃ギブソンは政府内の組織の人物に連れさられ、原子力発電所で生物を探させられる。
  生物は見つかるが、政府内の人物は生物に殺害され、調査はそこで終わってしまう。
   モルダーとスカリーは勝手に調査を進めたことで、Xファイルの関係の仕事を一切しない
  様に命令される。そしてカーシ副長官の下で仕事をする様に指令がある。
  そして調査の結果、生物とギブソンには同じ遺伝子が存在し、ギブソンの遺伝子には不活性
  遺伝子が活性化していて、人類と違う地球外生命体ということが判明する。

   結局事件は解決されないが、だんだん真相に近づいてきている。モルダーは初めは完全に
  異星人が存在し、政府が真実を隠していると考え調査していくが、やがて政府が異星人を盾に
  して人体実験をすると考え始める。
  しかし実際は政府がもっと大きなことを隠しいることが判明していく。もうそろそろ終わりかと
  思っても「これでもか!」と話を考える作者はすごいと思う。本当に宇宙人は地球に来ているん
  だろうか。UFO特集はだいたいマークしているのだが、いまいち信憑性にかける。
  そろそろ本当のことがわかってほしい今日この頃だ。


FileNo.602:Code Name"Drive"(迷走)

   ネバダ州である車が逃走している。西へ西へと進路をとっている。
  その車内には人質がいると思われたが、犯人が捕まってから人質と思われたのは犯人の
  妻だった。犯人の妻がパトカーに乗せられてから、頭が破裂する。(銃によるものではない)
   モルダーとスカリーが仕事中に上記の事件が発生し、またもや勝手に調査に乗り出す。
  捕まった犯人はクランプという前科のない人物で、モルダーが尋問しようとしたところが
  突然体に異常が発生し、救急車で運ばれる。その頃スカリーはクランプの妻を解剖して
  いたが、原因はウイルス等の可能性があるため、スカリーはモルダーにクランプには近づか
  ないように連絡したが、モルダーは既にクランプの人質となっていた。
   逃走中に車の速度が落ちるともがき出すクランプに対して、モルダーはクランプは車の
  速度が落ちると体に異常がきたすと考える。だが実際は進む方角が西でないとクランプの
  発作は直らないことが判明する。クランプの妻は車が停止したことが原因で死亡したこと
  と一致する。
   一方スカリーはもう一人見つかっている死亡者から、原因はクランプ家の周辺に原因が
  あると考える。現に調査中にクランプ家周辺の飼い犬も同様の症状で死亡する。
  だが隣の家には老人がなにごとも無いかの様にテレビをみている。この老人は耳が
  不自由なことから、音が内耳を刺激していることが原因ではないかとスカリーは考える。
  調査の結果クランプ家の周辺にはアメリカ政府地下施設があることが分かる。スカリーは
  今回の原因はこの施設から発生していた低周波が内耳を刺激していることが原因と考える。
  スカリーはこの施設がアメリカ海軍が所有しているとが分かったので、関係者にこのことを
  問いつめるが、電圧異常しかなかった等や軍の機密だから答えられないと一点張りだった。
   クランプは今回の病気は政府が実験していると言っていたので、モルダーはクランプを助け、
  この悪事を告発しようとした。車が停車後スカリーが治療をすることになっていたが目的地に
  到達したときには、クランプは既に死亡していた。
   事件終了後、スカリーはカーシ副長官に今回のことで国防省が地下施設を閉鎖すると
  言ったが、閉鎖はあらかじめ決められていたと言われる。真相は謎のままである。

   このようなケースは考えにくいが、低周波の音を長時間聞き続けると、体調に支障を
  きたすことがあると聞いたことがあり、ここまでではないにしろ気分が悪くなることもあるの
  だろうと思う。ただ怖いのは、低周波の音はある周波数より以下になると人間には聞き取れ
  ないので、聞き取れない音を武器として使われると、太刀打ちできないことだ。
  最近体調がかなり悪い。ひょっとして誰かがこの武器で攻撃しているに違いない。(笑)


File No.603:Code Name"Triangle"(トライアングル)

   サルガッソー海でモルダーが遭難している所から話は始まる。
  モルダーはある船に救助されるが、ドイツの兵隊に間違えられる。身分証明書を
  見せても相手はFBIも知らない。救助された船はイギリスの豪華客船クイーンアン号という船で、
  魔のトライアングルにはまり、時空のひづみで1998年の世界のモルダーは1939年にタイム
  スリップしている。(ただし現在のレーダーにもクイーンアン号は移っている。)
   船はナチスに乗っ取られ船長は殺害される、モルダーはナチスに捕まる。ナチスの
  司令官はキャンサーマンにそっくりで、部下はスキナー副長官とそっくりだ。(特に意味は無いが
  話の中に登場できないので出演している感じがする)
   モルダーの友達のローンガンメン(3人のグループ)が、モルダーの危険をスカリーに伝える。
  彼らはモルダーを救出するには海軍の高性能レーダーのデータが必要と言う。
  このデータの情報はモルダーとスカリーの元上司のスキナー副長官が手に入れてくれ、
  スカリーとローンガンメンはモルダーを救出に向かう。
   一方モルダーは船内で暗号を聞いて、船員に意味を教えるが、船内のスパイに
  暗号の意味を密告される。暗号は原子爆弾の製造にかかわる人物が船内にいるというもの。
  モルダーは戦争のいきさつは知っているので船を元の場所に戻すように指示するが、
  聞いてくれない。
  モルダーはナチスに捕まり、ナチスは原子爆弾の製造にかかわる人物をモルダーから聞き
  出そうとするが、なかなか言わないので、船内の人が殺害されていく。スカリーそっくりの
  人がモルダーをかばい殺害されそうになるが、船が停止したときに船員が反乱を起こし助かる。
  モルダーはスカリーのそっくりさんに船を元の位置に戻さないと歴史が変わると説得する。
  そして海に飛び込む。
   スカリーとローンガンメンはクイーンアン号を見つけ、船内を調査する。しかしその中には
  誰も乗っていなかった。
   モルダーは救出されて今まで体験した出来事を話すが、誰も信じてくれなかった。

   バミューダ海域と言われる地帯は、船や飛行機が突然消滅することで有名な場所だ。
  最近の調査によりこの海域にはメタンハイドレートという物質が多くある地帯で、船や飛行機の
  消滅する現象はこれらが関係しているらしい。
   メタンハイドレートはメタンガスを多く含む物質で、バミューダ海域の海底にはその条件の
  水温が4℃で水深600m〜800m(圧力が関係している)というメタンハイドレートが出来やすい
  環境となっている。地震などでこのプレートに亀裂が入ると、名前にあるメタンガスが発生する。
  この海域を船が進んでいるときに、浮き上がってきたメタンガスが船にあたることで、船が
  浮力を失い沈没することがあるらしい。積み荷が多い船が危ないという話である。
   飛行機の場合はこのガスにより爆発したり、メタンガスの影響で酸素不足となり、燃料が
  燃えない状態になるため墜落ということになるという。(by 特命リサーチ)
   科学が発達した中でたくさんの現象は解明されてきた。この世の中には同じ様な不思議な
  現象が確認できる地域もある。
  まだ現代の科学では解明しきれてないこともあると思う。この分からない部分が解明できれば、
  現在謎に包まれている多くが解明できてくるに違いない。その時はいったい何歳になっている
  のだう。その時まで生きていれば面白いが、かなり先のことだろう。


File No.604:Code Name"How The Ghosts Stole Christmas"(クリスマス・イブの過ごし方)

   場所はメリーランド州のどこか。モルダーはある館の前で張り込んでいた。
  モルダーに呼ばれていたスカリーは現場に到着した。張り込んでいたのは、クリスマスイブに
  この館に二人の幽霊が出現するという。
  スカリーは車の鍵が無くなってしまったので、モルダーと館を調べようと中に入る。
   館の中は不思議なことに時計が正常に動作していたり、何者かが住んでいるような形跡が
  ある。雷鳴と同時に女性の姿が見えたり、足音がしたりとかなり不気味な感じがしている。
  スカリーはモルダーに幽霊は人間が想像で作り出したものだと説得するが、モルダーは動じない。
  二人はある部屋で自分たちと同じ服装をしているミイラを発見する。
  そして違う部屋に移ったが、さっきの部屋と同じ部屋にきてしまう。二人は錯覚に陥った感じが
  したので、一人はその部屋で待っていて、もう一人が違う部屋に移った。しかし二人は別々の
  部屋に分かれてしまう。そして鍵も閉まってしまったので、鍵を壊して扉を開けるとそこは煉瓦の
  壁となっていた。そのときモルダーはある男性に話しかけられる。その男性は自分はその館の
  持ち主だと言う。
  そしてモルダーはその男性から自分は精神的に異常があると言われる。男性はモルダーの
  性格を的確に分析してしまう。
   スカリーの前にも館の持ち主の女性が現れる。その女性もスカリーの性格を分析する。
  そのときモルダーを診断した男性もスカリーの前に現れる。彼らの体には穴が空いていて、
  その穴から向こう側が見える。そのときスカリーは気絶してしまう。
   モルダーの前には先ほどの女性が現れる。女性はモルダーにも性格分析を伝え、
  スカリーがモルダーを殺すと伝える。
   一方スカリーの方にも男性が現れ、モルダーはスカリーを殺そうとしていると伝える。そして
  車の鍵をスカリーに渡し、モルダーは寂しさから鍵を取ったと伝える。
  そしてモルダーの声がする扉を開ける。モルダーは現れるがスカリーを銃で襲い撃ってしまう。
  しかしこれは女性が仕組んだ罠だった。
  スカリーの前にモルダーが現れるが、今度は銃でモルダーを撃つ。そのスカリーは実は女性が
  姿を装ったものだった。
   モルダーとスカリーは二人とも銃で撃たれていると思っていたが、トリックに気づいたので
  館から脱出する。
   最後はモルダーの家にスカリーが訪ね、今夜起こったことは錯覚かを聞くが、結局証明
  出来なかったので、真相は分からないままだった。
  二人はプレゼントの交換をしないと言っていたが、二人でプレゼントを交換する。メリークリスマス。

   何ともコミカルな箇所もある話だったので、Xファイルが好きな人はこの話が嫌いな人も
  居ると思う。Xファイルらしい話は601が一番だと思うが、この様な話もまぁまぁ楽しめるとは思う。
   世の中にはどれ位の人が幽霊が居ると信じているのだろうか。
  個人的には今回に話の中でスカリーが言っていたように、人間が作り出した妄想と言うのが一番
  納得できる答えと思う。科学的に証明できないから幽霊だと言う意見も多いと思うが、
  やっぱり科学的根拠がないと納得は出来ない。
  心霊写真とかも人間の様に見えることも多いし、トリック写真もかなりあるだろうと考えられる。
  でも古くからある「しきたり」とかは何か理由があるから伝えられてきたものだろう。
  先祖の供養をしなければ罰が当たると言うのは、先祖がいなければ自分たちの存在がないと
  いう教えを伝えるためだと思う。その意見には賛成しているので現に毎年墓参りはしている。
  意味のない習慣と言われればそれまでだが、ご先祖様は大切にしたい。
  しかしテレビの幽霊や心霊特集は見てしまうのはなぜなのだろうか。


File No.605:Code Name"Two Fathers"(ファイト・ザ・フューチャーPart 1)

   何人かの科学者がカサンドラ・スペンダー(スペンダーの母)の腹部をレーザーメスで
  切開するが、腹部は何事もなかったかの様に元に戻る。そして科学者達は自分たちの
  実験が成功したことを喜ぶが、反乱軍と呼ばれている異星人に殺害される。
   スペンダーの元にスキナー副長官が現れ、失踪したスペンダーの母親が見つかった
  ことを伝える。そして二人はカサンドラの元に向かう。(カサンドラは第5シーズンで誘拐
  されていた)カサンドラはモルダーに会わせてもらう様に言うがスペンダーは会わせよう
  とはしなかった。
   最初の科学者達の中で一人だけ助かり(オープンショー博士)集中治療室で治療
  されていた。
  その元に現れたキャンサーマンにカサンドラの実験が成功したことを伝え、
  このことを世間に公表すると言った。しかしそれはまだ早いとキャンサーマンは
  オープンショー博士を殺害してしまう。
  キャンサーマンは仲間にそのことを伝え、すぐに打ち合わせが必要だと伝えるが、
  その直後、その仲間の家に亡くなっているはずのオープンショー博士が訪ねてくる。
  しかしそのオープンショー博士は反乱軍の一人でキャンサーマンの仲間は殺害されて
  しまう。
   スペンダーはモルダーにカサンドラのことを依頼しようとしたが、スペンダーの態度に
  腹を立てたモルダーは断る。スカリーはスペンダーがモルダーに依頼したと思っていた
  のにその内容を調査しないモルダーを責めるが、モルダーはまだ活動しないようが
  良いと言う。だが今までのスカリーの誘拐や人々が反乱軍に燃やされた事件を独自に
  調べる為に、モルダーとスカリーはカサンドラの元へ向かう。
   病院でカサンドラを見たスカリーは驚く。彼女は車椅子がなくても歩ける様になっていた
  からだ。カサンドラはこのことは誰に言っても信じないので、誰にも言わないと言う。
  モルダーにも会ったカサンドラはモルダーの妹が生きていて、異星人の所に居ると言う。
  そして自分の足は異星人に治療されたこと、異星人は人類を滅亡させ宇宙制覇を企んで
  いるという。スペンダーは命を狙われていて、そのボスは50年も異星人に協力してきた
  ことを話す。その男は自分の夫であることも伝える。
   キャンサーマン達は会議を開き、厳しい現状から異星人を裏切り反乱軍に乗り換える
  ことを提案する者があるが、キャンサーマンは50年間が無駄になるので方針は変更
  できないと抗議する。
   モルダーとスカリーは Xファイル課に進入し、スペンダーの父親を捜したところ、
  C・G・Bスペンダー(キャンサーマン)ということが判明するが、無断で進入したことで
  解雇を言い渡される。
   スカリーは調査をしたところ、ビル・モルダーとキャンサーマンが写真に写っているものが
  発見される。彼らは国務省のプロジェクトを25年間努めていたことが判明。
  このプロジェクトにはかなりの重要人物達が関与していることもだんだん分かってくる。
   キャンサーマンはプロジェクトを守る為にスペンダーにある人物を殺害するように指示
  する。その人物はキャンサーマン達の中に進入している人物だった。
  スペンダーとクライチェックはその人物の家に向かい、スペンダーとクライチェックは
  殺害する。殺害された人物は溶けていく。
  クライチェックはキャンサーマンがカサンドラを実験台にしていることをスペンダーに伝えるが
  スペンダーは相手にしない。
   モルダーとスカリーはスキナー副長官にカサンドラの命が危ないことを連絡する。
  命を狙っているのは、異星人が地球にきても人類が生き延びられる様に人類と異星人の
  ハイブリッドの実験をしている政府の影の組織でキャンサーマン達だということを伝える。
   カサンドラはモルダーとスカリーの元に現れ、自分を殺してくれと依頼する。
  それは自分が人類と異星人のハイブリッドだと知ってしまったからだ。そして政府の人間に
  捕まることを拒むためだった。ドア越しに何者かがノックしている。その人物は何者なのか。

   この夏(2000年 8月)にエイリアンアブダクションのテレビ放送があった。
  いつもこの手の特集は楽しみにしているが、あまり面白くなかった。おそらくこの内容が
  科学的に解決することを目的としていたためと思う。
  UFOの特集はその存在があるかないかが分からない所に面白みがあると感じる。
  インプラント(体内に物質を埋め込められること)された物質が本当に通信機の機能があり
  インプラントされた人物の行動が監視できるようなものなら大した代物と思う。
  なおかつ、体内の電流を利用して動作するので電源が必要なかった、とかいう説明
  ならどきどきして面白かったと思う。物質自体も単に体内に入れるだけなら誰でもできるので
  もうひと工夫してほしかった。しかしそこまで嘘をついて話をつくるのだったらその技術で
  もっと良い金儲けができるので、誰もそこまでしないだろうと思う。


File No.606:Code Name"One Son"(ファイト・ザ・フューチャーPart 2)

   モルダーとスカリーそしてカサンドラの元に疾病管理センターが現れ、モルダーの
  部屋を隔離し消毒し始める。そこにはダイアナもおり、カサンドラが正体不明の病原菌に
  感染していると言う。
  モルダーとスカリーはある施設で検査を受るが、まだ解放できないと言われる。
  ダイアナはカサンドラの病原菌は細胞を燃やす病原菌と診断するが、スカリーは納得
  できないでいる。
   スカリーはカサンドラは実験が嫌になってると言うが、モルダーは実験が終了して事態の
  重大さを考え、カサンドラは自分を殺してくれと言っていると予測しする。
   政府の影の組織は異星人と契約をしていた、それは人類と異星人のハイブリッドが
  できた時点で異星人の入植を開始するというものだった。カサンドラがハイブリッドとして
  完成しているので、キャンサーマンはもう入植を開始しようと提案する。
   政府、影の組織にはマニタという女性がおり、モルダーは施設内にてマニタを発見する。
  マニタはブラックオイルという地球外ウィルスに感染していて、実験台になっている。
  マニタはモルダーにカサンドラは人類と異星人のハイブリッド第一号ということを伝える。
  モルダーの予測が正しかったのだ。
   モルダーはローンガンメンの隠れ家に向かう、スカリーが既に訪問していた。
  スカリーはダイアナが怪しかったので調査したが、FBIのファイルにはダイアナの情報が
  なかった。ダイアナはUFOサークルの人達を調査していたのだ。スカリーはその調査は
  異星人の実験を隠蔽していると予測している。今頃になってモルダーの前に突然現れるのは
  おかしいと思っている。そしてモルダーの予測が正しいことを証明したいと言う。
   モルダーはダイアナの家に侵入する。そこにはキャンサーマンが現れ、息子を捜しにきたと
  いう。そしてモルダーの側につくことに判断を誤ったと避難する。そこでモルダーはキャンサー
  マンに今までのいきさつを聞くことになる。
  モルダーはキャンサーマンが自分の為にだけ異星人に協力したと言ったが、それは
  モルダーが生き延びることにもつながることを伝えた。
  キャンサーマンはハイブリッドになることで地球外ウィルスに感染しなくなることを伝える。
  しかしビル・モルダーはハイブリッドより異星人のDNAから地球外ウィルスを直すワクチンを
  開発することを望んでいた。人類と異星人のハイブリッド化はこのワクチンを開発する為の
  時間稼ぎだった。キャンサーマンはモルダーにメモを渡しダイアナの家から去る。
   キャンサーマンはカサンドラのもとに訪れ、今まで繰り返してきた実験はカサンドラと
  息子のジェフリー(スペンダー)の為にしたと伝えた。カサンドラはジェフリーは
  救うことは出来ないので殺すように頼むが、キャンサーマンはできないと断る。
  そしてカサンドラ自身も殺すように頼んだが、キャンサーマンは殺すことができなかった。
   ダイアナが帰宅する。モルダーは運命は変えることは出来ない。いつかは運命を受け入れ
  行動するしかない。生き延びたければメモに書かれているエルリコ空軍基地に行くように言う。
   モルダーとスカリーはカサンドラの行き先が判明したので、カサンドラを保護するため
  ある場所に向かい、カサンドラが乗っている列車を止める。そこに呼びつけたスキナー副長官
  とエルリコ空軍基地に向かう。(しかしそこにはカサンドラは居なかった)
   クライチェックは異星人の胎児を取りにいったが、既に奪われていた。そしてそこには
  スペンダーが居てマニタを救い出そうとするが、何も分かっていないスペンダーに
  クライチェックはあきれる。
   エルリコ空軍基地では人類をハイブリッド化にする為に何人か集まったが、反乱軍がきて
  そこにいる人はすべて燃やされる。キャンサーマンとダイアナは危機一髪で逃げる。
   カーシ副長官はエルリコ空軍基地であったことを嘆いた。スペンダーは自分の腕が未熟
  な為今回の事故は未然に防げなかったと報告し、モルダーとスカリーをXファイル課に
  戻すように頼む。
   荷物をまとめようとするスペンダーだが、キャンサーマンが既にデスクに座っていた。
  モルダーの様に父親に誇りをもってほしかったと言い残し、スペンダーに向かって銃弾を
  発射する。

   今回の話でかなりXファイルの謎が明らかになってきている。
  政府も人類を存続させる為、あらゆる方法を考えだし、実行してきていることがわかった。
  物語の中ではモルダーは善でキャンサーマンは悪ということができる。彼らは善悪なので
  もちろん対立するが、考えてみるとキャンサーマン達がとった対応も間違えでなかったと
  思う。それを考えると善悪も紙一重だなぁと感じる。
   一応Xファイルはファーストシーズンから見ているので、話がつながってきて面白みが
  増してきている。
   最近のXファイルはクライチェックがよく活躍している。クライチェックは最初はモルダーの
  同僚として登場し、超常現象の事件を解決していくモルダーに仲間を装って近づく。
  やがて政府影の組織の一員ということが分かり、ある事件をきっかけに登場シーンが
  減ってきたのだが最近はかなり登場する。
  キャンサーマンの仲間で生き延びてるのは今のところクライチェックだけと思う。
  彼がこれからどのような行動をするのか楽しみになってきた。  


File No.607:Code Name"Dreamland"(ドリームランドPart 1)

   モルダーとスカリーがネバダ州の375号線を走行している。エリア51で働いている
  男性がエイリアン等の情報を提供したいと接触してきたからだ。
  モルダーとスカリーは現地に向かう途中、謎の集団に囲まれ通行禁止と言われる。
  スカリーは冗談でUFOを極秘で飛行テストしてるのではないこと答えるが、謎の集団の
  一人はモリスという名前の人物で空飛ぶ円盤は存在しないと言い返す。
  モルダーとスカリーが帰ろうとしたとき、全員の目の前に謎の飛行物体が現れ、
  モルダーとモリスは入れ替わってしまう。
   入れ替わった後モルダーはエリア51の基地内に戻り、監視兵に身分証の提示を
  迫られる。身分証には当然モリスの写真が貼ってあるので、提示をためらうが、
  見せるとすんなり中に通してくれる。(話の中では便宜上モリスはモルダーが演技
  し、モルダーはモリスが演技する。)
   モーリスとスカリーは帰ることとなるが、スカリーはモルダー(モリス)の態度に
  違和感を感じる。モリス(モルダー)はスカリーと連絡を取ろうと携帯に電話をするが
  モルダー(モリス)は知らん振りをする。モルダーが吸わないのに煙草も要求する。
   モリス(モルダー)の同僚が内部に密告者が居ることをモリス(モルダー)に
  伝えにきてことの重大さを説明する。
  モリス(モルダー)に電話がある。妻からだったが、モリスには何のことか分からない
  仕事が終わり同僚と自宅に向かう。眠りにつく。
   ある現場で、なにかが墜落した。操縦士は無事だった。副操縦士は岩の中に埋まって
  いて、もう一人の大尉は分からない言葉で話し続ける状態だった。
   モルダー(モリス)とスカリーはカーシ副長官に勝手に行動したので、注意を受ける。
  モルダー(モリス)は秘密にしていた密告者のことをカーシ副長官に報告したので、
  情報源をあかしたモルダー(モリス)を責めるが、反省しない。
   モリス(モルダー)は妻に起こされ注意を受ける。その家庭は元々モリスと仲があまり
  良く思われていない。家庭の事情がわからないモリス(モルダー)はとんちんかんなこと
  を言ってさらに状況は悪化していく。
   モリス(モルダー)に同僚から電話があり、まずい事態が発生したので至急来るように
  連絡がある。
   墜落した大尉は依然呪文を唱えたりしている。言語はホピ族の言葉をはなし、自分は
  75歳のラナ・チーと名乗る。一方老人も一人連れてこられていて、自分はロバート・
  マクドナー大尉だと主張し、事故の詳細を報告する。
   FBIではスカリーの元にモリス(モルダー)から電話があり、自分たちが入れ替わって
  いることを伝える。モルダー(モリス)は怪しい電話があったことをカーシ副長官に連絡
  するというが、スカリーはモルダー(モリス)にそのようなことをしないように注意をするが、
  言うことをきかない。
   モリス(モルダー)はある店で買い物をして職場に向かう途中同僚と会い、引き返す
  様に言われる。さきほどの店に戻ると辺りはかなり損傷を受けていた。店主は床に
  埋まってモリス(モルダー)が助けようとしたが、兵士が殺害してしまい。店も爆破されて
  しまう。
   モルダー(モリス)は職場の女性社員と いちゃついたりしている。スカリーはモルダー
  (モリス)に先ほどの電話の盗聴先を連絡して、すぐに捜査をする様に言ったが、
  モルダー(モリス)はXファイルを降ろされたのでその必要はないと言い返す。
   エリア51の基地内では今まで発生した事態を調査している。反重力のテクノロジーは
  急激な方向転換などでこの様な歪みや時の消失があると考える。
   スカリーは独自に捜査を進め、逆探知した場所に行って、事態の重要さを確認する。
  モリス(モルダー)は自分たちの夫婦仲の悪さを妻に言われる。寝言でスカリーの
  名前を叫んでしまったので、浮気していると言われてしまう。モリス(モルダー)は
  スカリーは男性だと説明するが、そのときスカリーがモリス(モルダー)の家に訪問する。
  モリス(モルダー)はスカリーに自分がモルダーだと主張するがスカリーは信じない。
   モリス(モルダー)の同僚にモルダー(モリス)から電話があり、エリア51内には
  スパイがいることを密告する。
   モリス(モルダー)は自分がモルダーと言うことを証明するために、事件現場にあった
  フライトレコーダを盗みだしたが、モルダー(モリス)が密告したため、捕まってしまう。
   
   現場がころころ変わるので、書くのが大変でした。(かなりだらだらと書いている)
  もう少しまとめて書くことを心掛けたいです。
   実際、航空技術はどこまで進歩しているのか知りたいです。本当に重力を自由に
  コントロールできるならUFOみたいな乗り物も十分作れると思う。
  その他、アミューズメント業界のアトラクションとかでも「気軽に無重力が体験できます」
  とか説明ができそうな装置とかあれば面白いと思う。軍事関係がその様な技術を
  民間にそう簡単に教えないと思うが・・・。


File No.608:Code Name"DreamlandU"(ドリームランドPart 2)

   前回の話の続き。
   スカリーは自分勝手な行動を取った為、2週間の停職を言い渡される。
   一方、捕まっているモリス(モルダー)が盗んだフライトレコーダは偽物だった。
  これを知ったモリス(モルダー)の上司はフライトレコーダのことをモリス(モルダー)に
  質問するが、フライトレコーダは基地内の密告者を捕まえる為に盗んだと思わせることに
  モリス(モルダー)は成功する。釈放はされたが、まだ監視は付けられている。
   モルダー(モリス)はスカリーを夕食に誘っていたので、スカリーはモルダーの家に
  行く。スカリーは今までのモルダーの行動から本当はモリスということが分かったので
  元に戻る方法を聞くが本人も分からない。そのとき基地内の密告者から電話があり、
  ある飲み屋で待ち合わせをする。モリス(モルダー)の方は偶然にも妻と同じ飲み屋に
  行くことになる。
   モルダー(モリス)が密告者を探すと上司であることが判明する。そしてフライトレコーダを
  手に入れる。フライトレコーダは実は上司が外部に渡す為に、すり替えていたのだった。
  その飲み屋でようやくモリス(モルダー)はモルダー(モリス)を見つける。モリスの上司も
  密告者であることをモルダーとモリスに知られてしまう。
  フライトレコーダはスカリーの手に入る。
   ローンガンメンの隠れ家にモルダー(モリス)とスカリーは訪ね、フライトレコーダの分析を
  依頼する。そしてこのモルダーは違う人物であることをローンガンメンに伝える。
  そして彼らの発行している雑誌の内容は、でっち上げた真実を宣伝してくれていると
  避難する。彼らが調べた結果、今回発生した現象は偶然なので元通りに戻ることは難しい
  という結果だった。
   エリア51の周辺ではさらにカップルが同化したりする現象が発生している。
  このカップルと一緒にいた男は、エリア51の基地内の一人に助けを求めるが、カップルは
  何事もなかったかのようだった。
  そしてスカリーも隠蔽を隠すために爆破された基地が元通りになっていることを確認し、
  モリス(モルダー)に連絡する。
   元に戻るには入れ替わった場所に戻ることが分かったので、その現場に行き、元に
  戻った。そして何事もなかったかの様に時間が流れる。モルダーの部屋以外は。

   古くは日本の映画でも人格だけが入れ替わる内容の話があるが、どう考えても
  ありえない内容。脳を移植でもしない限りはあり得ないが、脳を入れ替えることは
  できるのだろうか。人間の複雑な神経をすべてもとのままに入れ替える医者は
  すごい腕前だろうな。ブラックジャックしかできないと思う。
  テレビで霊を呼び出して魂が乗り移ったとか言っているが、外人を呼び出しても日本語を
  話しているのを見て、なんかうさんくさく感じた。最近めっきり宜保愛子をみかけなくなったが
  やっぱりインチキがばれたのだろうか。または霊に乗り移られたのか心配している。


File No.609:Code Name"Terms of Endearment"(愛児)

   ローラという女性が妊娠し、超音波検査で赤ちゃんを見てもらうと、角と尻尾の様な
  ものが確認される。ある夜、ローラの夢に悪魔が出現し、子供を奪い去る夢を見た。起きた
  ときには実際に子供が消えていた。
  ローランの兄がスペンダーに依頼したが、スペンダーはその用紙をシュレッダーにかける。
  モルダーはその事件を勝手に調査し始め、悪魔が関係していると予測する。
   ローラの夫のウェインは夜中に何かを燃やし、落ち葉を燃やしてるとローラに言う。
   スカリーはモルダーに調査を依頼され調べたところ、ローラの体からマンドレークという
  薬物が検出されたのでスカリーはローラが自分でその薬を飲んだのではと予想する。
   ローラの兄はモルダーからスカリーの予想した内容を伝えられ、激怒する。
  ウェインは子供がいなくなった夜にローラが自分で赤ん坊を手にしていたとローラに
  話すが、ローラはそんな記憶はない。ローラはその内容を警察に自首し、警察に連行される。
  モルダーは何か気づいたらしく、ウェインに「芝居はよせ」と言い放つ。
   モルダーはその後しつこくウェインを追いかけていたので、FBIに苦情の電話を入れ、
  カーシ副長官に知られる。
   ローラはウェインを留置所に呼び出し、ウェインの話につじつまが合わないことを伝える。
  ウェインは否定するが、ローラもウェインを疑っている。それは夢で悪魔にかじりついて
  出来た傷がウェインと同じ箇所にあったからだ。ウェインはローラから精気のようなものを
  吸い取るとローラは倒れた。救急隊がローラを決死で介抱し、ローラは助かる。
   ウェインは別の女性(ベッツィー)と関係がありベッツィーも妊娠している。
  超音波検査をしたところ、ローラと同様に赤ん坊に異常がみられた。
   スカリーはローラのことを検査したが何も犯罪の形跡がないとモルダーに伝えるが、
  モルダーはウェインには別の名前があり、犯罪歴があることを調べていた(実際には
  無罪になっていた)。そして実際に調査したところ、赤ん坊の骨が見つかる。モルダーは
  ウェインが人間の子供がほしいことを予想した。
   ウェインがローラにしたように、ベッツィから赤ん坊を奪おうとすると、ベッツィは気づいて
  いたかの様にウェインを脅す。
   ベッツィは血まみれになりながらウェインが赤ん坊を取ったとモルダーとスカリーに助けを
  求めたので、ウェインの所に向かい、そのことをウェインに言ったが、ウェインはベッツィが
  自分で赤ん坊を取っていったと言った、そのときローラの兄がウェインを撃つ。
  ウェインはローラと同じ病院に入れられ、今度はウェインの口からローラの口に精気が
  入っていく。ローラは意識が戻る。
   モルダーはベッツィは別の目的でウェインと結婚したと予測する。それはベッツィは悪魔の
  子供がほしかったからだ。ベッツィがモルダーとスカリーに助けを求めたのもベッツィが芝居
  したことだった。ベッツィは生まれた子供と別の地に向かう。
 
   オカルトネタの作品だったが、他の同じ系統の作品と比べて結構楽しめた。中世には
  魔女狩りがあり、かなりの女性がギロチンの犠牲になったと聞いたことがある。
  悪魔の本質は人間の本性の中にひそんでいて、科学の発達していない当時は
  さぞ恐ろしかったに違いない。
  友達に借りたデビルマンを見たとき、大変面白く読んだ記憶がある。デビルマンの中には
  同じように心の中に潜んだ悪魔が蘇り、デビルマンの恋人のミキを人間が殺害してしまう
  という場面があった。この時の人間達も結局同じ考えを持つ人々が集まり、その考えが
  悲しい結果を生みだしてしまっている。人間は危機に陥ると他人と同じように行動をして
  安心感を得る生き物なのだろう。


File No.610:Code Name"The Rain King"(レイン・キング)

   ダリルとシーラというカップルが婚約したが、ダリルがなぜ勝手に発表するのかと
  怒りだし、婚約は解消となる。
  ダリルは家から出ていき車で移動するが、そのとき車の周囲にヒョウが降ってくる。
  ヒョウ(ハートの形をしている)はかなり大きく車のフロントガラスも壊してしまう。車は事故を
  起こしダリルは怪我をする(左足を切断する)。
   モルダーとスカリーはクロナーの市長から依頼を受ける。内容は町が干ばつで危機に陥って
  いるという。それはレイン・キングと呼ばれているダリルが雨を降らせている為だという。
   モルダーとスカリーはレイン・キングの事務所に向かい、雨乞いの依頼者リストを見せてもらう。
  アシスタントの女性は彼が訪れる土地には必ず雨が降ると自信満々である。
   次はテレビ局の気象予報士(ホーマン)を訪ね気象のことを訪ねるが、確かにダリルが向かう
  所には雨が降るという。原因は分からずだった。
   モルダーとスカリーはダリルの所で本当に雨が降るのか確認すると、でたらめな踊りにも
  かかわらず雨が降り出す。
   モーテルにて休んでいたモルダーは外を見ると、竜巻が牛を空中に舞上げモルダーの部屋に
  落下する。シーラはその現象は自分が原因だと話し出す。
  今まで自分の周りにはその様な不思議な現象が発生すると言う。モルダーはシーラには関係
  ないとなだめる。
   モルダーは雨の原因はダリルとシーラではなくホーマンだと予測する。それはホーマンの母が
  なくなった時にはバラの花びらが降ったり、ホーマンが精神的に異常があって入院したときにも
  悪天候になっていたからだ。
  モルダーは天候が悪いときには人間の感情が悪くなることがあるので、ホーマンの感情で
  天候が左右することがあってもおかしくないと考えている。
   モルダーはホーマンに感情を抑制するように指示し、感情の原因であるシーラへの気持ちを
  正直に伝えるようにいう。ホーマンはシーラに正直に気持ちを伝えたが、シーラが気持ちを
  寄せているのはモルダーだった。そしてホーマンの気持ちは落ち込み、辺りを雷雨が襲う。
  モルダーはホーマンに雷雨を止める様に言ったが、ホーマンはモルダーに責任を押しつける。
   スカリーはホーマンの気持ちが天候に左右することを伝える。シーラはスカリーがモルダー
  との仲を焼いているからだと言う。そして友達から恋愛に発達するのが一番最高のことだと
  スカリーはシーラに言う。
  それを聞いたシーラはホーマンの気持ちが通じ、結婚する事になり、二人の間にはやがて
  子供が産まれる。

   この話は世間で言う雨男の話だ。実際のところ雨男は存在しないと思う。雨の時に
  ありがたいと感じるのは、お百姓さんと当日の天候が雨と予想した気象予報士ぐらいと思う。
  もし自分の気持ちが天候に影響されるのなら、晴れたり曇ったりを繰り返し、水不足には
  ならないだろう。


File No.611:Code Name"S.R.819"(S.R.819)

   あるジムでスキナー副長官がボクシングのスパーリングをしていたが、目の前がカスミだし
  KOされてしまう。彼は病院に運ばれ、検査の結果異常なしと診断される。
  脇腹にはアザがあるが問題はないらしい。
  スキナー副長官の携帯に電話があり、音声合成の声で彼の命が24時間以内ということを
  伝える。
   スキナー副長官は体調の不安からFBIに立ち寄り休憩する。モルダーはFBIに残っていた
  のでスカリーをFBIに呼び出し、病状を推測する。外部の人物が関与している可能性もある為、
  防犯カメラを確認したところ、オゲールという有名な博士と判明した。
   モルダーとスキナー副長官は、オゲール博士の家に調査に向かうが、何者かがオゲール
  博士を誘拐する。誘拐犯の一人はチュニジア大使館の人物だった。もう一人はオゲール博士を
  連れて行ってしまう。
  モルダーは一人残りオゲール博士の家で調査すると、オゲール博士とモルダーが知っている
  上院議員と移っている写真が見つかったので、モルダーは上院議員の所へ向かいオゲール
  博士の家で見つけたS.R.819という法案のことを聞き出そうとするが、上院議員は
  モルダーに力を貸してくれない。
   スキナー副長官は大使館に向かい調査していた所、誘拐犯の仲間に命を狙われる。
  そのとき別の人物がスキナー副長官の命を狙っていた人物を車で殺害する。
  スキナー副長官は病状が悪化し病院に運ばれる。
   スカリーはスキナー副長官が最初に運ばれた病院で彼の血液を調べた。その血液内には
  ある毒素が見つかり、血行を悪くする働きがあることが判明する。そしてスキナー副長官が
  病院に運ばれたと連絡があった為、その病院に向かう。病院では血行障害がおきている
  スキナー副長官の腕を切断しようとしていたが、スカリーが到着し外科手術では直らないので
  腕の切断はやめる様に指示する。
   モルダーはスキナー副長官宛にきていた封筒の中から、S.R.819法案の書類を発見し、
  スキナー副長官が治療を受けている病院に向かい、スカリーに内容を確認する。
  モルダーはオゲール博士が、S.R.819法案は輸出の規制に引っかかることをスキナー
  副長官に伝えにきただけだと予測する。再度スキナー副長官の携帯に電話があり、合成された
  音声でスキナー副長官の命が短いことを伝える。その付近に怪しい人物がいたのでモルダーが
  追いかけるが、その人物は車を乗り捨てて逃げられてしまう。モルダーが車を調べてもらうと
  人工カツラの毛髪とタイヤにはP.C.B.を含んだ土が見つかる。その土は解体現場か古い
  発電所の可能性があると予想される。
   上院議員はある人物からの指示で、ある施設に向かう。そこにはオゲール博士がとらえられ
  ていて、何者かが端末のゲージを上げると、オゲール博士が殺害されてしまう。
  その現場にはモルダーが到着し、上院議員に真実を聞き出そうとするが、彼は手遅れだと
  モルダーに言う。モルダーはS.R.819はナノテクノロジーのことだと感じていた。
   スキナー副長官の心臓が一旦停止するが、再度鼓動を開始する。ここにもある人物が現れ
  端末でスキナー副長官の命を操作していた。
   スキナー副長官は元に戻り、モルダーは今回の内容はXファイルなので調査をしたいと
  スキナー副長官に言うが、スキナー副長官は事件から手を引く様に指示する。
  そして、スキナー副長官の前にクライチェックが現れ、スキナー副長官を脅す。

   仲間危険ネタだったが、やっぱりクライチェックがかなり話に重要に関係するようになってきて
  いる。今までモルダーとスカリーに関係するスキナー副長官は命にかかわるような危険な目に
  あってなかったので、今回は正に大ピンチだった。このままスキナー副長官がクライチェックに
  命を握られる様なら冷や々ものだがなんとか解決していくのだろう。
  Xファイルに謎の病原菌が沢山でてくるが、人類もかなり得体のしれない病原菌に命を落として
  いるという話も聞く。人類が絶滅するのは異星人とかの侵略や戦争ではなく、案外病原菌では
  ないだろうか。


File No.612:Code Name"Tithonus"(ティトノス)

   スカリーがカーシ副長官に呼び出され、リッター捜査官とある事件を担当するように
  指示がある。彼が担当している事件の写真が死体の発見時刻より前に撮影されている
  ことが判明する。その写真はフェリッグという人物が撮影したもので、リッターは事件の
  犯人はフェリッグと推測している。その他にも同様に事件の発生時刻に写真を撮影して
  いるという。カーシ副長官はスカリーにこの事件を担当させ、最後のチャンスを与えると
  伝える。
   スカリーとリッターがフェリッグを調査したところ、彼はファイルにある1964年から
  現在まで顔が全く変わっていない不思議な人物であることが分かる。
   フェリッグはあるところで死にそうな男性を尾行し、男性が死ぬときの写真を撮影したり
  別の現場でも男性がもみ合って殺害されている現場に現れ、死体の写真を撮影する。
  だがこの現場で殺人犯にナイフで刺されるが、刺されたナイフを抜いてその場を離れる。
  スカリーとリッターはこの現場で調査をし、見つかったナイフからフェリッグの指紋が
  あったので、リッターはフェリッグを犯人と考える。スカリーとリッターはフェリッグを
  呼び出し尋問する。リッターはあくまでもフェリッグが犯人と考えているが、スカリーは
  フェリッグが刺されたあと、自分でナイフを抜き取ったと考える。その通りフェリッグの
  背中には刺し傷が見つかった。リッターはスカリーにせっかく捕まえることができたのに
  フェリッグを被害者にしたスカリーを責めるが、スカリーは大切なのは真実だと言い返す。
  ナイフからは確かに別の人物の指紋も発見される。
   スカリーはフェリッグに真実を教えてもらおうとしたので、フェリッグがドライブに行こう
  と誘う。走行中にある女性がいたのでフェリッグは彼女は死が近いと言う。その女性に
  ある男がちょっかいをかけだしたので、スカリーは女性を助ける。女性は道を横切ろうと
  道路を歩いた時にトラックに引かれて死亡する。運命は変えることはできなかった。
  FBIに戻ったスカリーをリッターは責める。スカリーはあくまでもフェリッグは犯人で
  ないと言い切る。リッターはフェリッグを刺した男性がフェリッグを犯人だと供述したから
  だった。スカリーは前科ものを信じるリッターにあきれ果てる。リッターは自分の評価を
  あげるために、フェリッグを犯人に仕立て上げようとしているのだった。
   モルダーは独自に調査を進め、フェリッグが149歳ということをスカリーに連絡する。
  彼は名前を変え、あらゆるところに出現するが、その時の指紋がフェリッグと一致する
  から間違えないと考える。
   スカリーはフェリッグのもとを訪れ、人の命を何とも思わないフェリッグを責めるが、
  フェリッグは自分は死神を撮影することが目的という。スカリーはなぜ死神を撮影する
  必要があるのか聞くと、彼は死神を見ることが出来ると死ねことができるからだった。
  スカリーはモルダーにフェリッグのことを調査してもらうと、フェリッグは過去に死神を
  捕まえることを目的に人を二人殺害していて刑務所に入れられていたが、脱獄し現在に
  至ることが判明する。その内容をモルダーがスカリーに伝えようとするが、フェリッグが
  スカリーの携帯電話の電源を切っていたので、連絡が取れない。
  フェリッグは人間は死ぬことは幸せなことだと説明する。そしてスカリーを見て君は
  幸せだと言った。それはスカリーに死が迫っているからだった。
  その時リッターが現れ、フェリッグを銃で撃ち、体を貫通した銃弾がスカリーに命中する。
  そしてフェリッグはスカリーに目を閉じるように指示する。それはスカリーに死神を
  見せない為だった。そのかわりに死神を見たフェレッグは死んでしまう。
   スカリーは助かって順調に回復する。

   人間の死期は病気や突然死ではない限り、本人には分からない。昔からある死神や
  命のろうそくは人間に死期が分かればという願望だと思う。でもそのような話があると
  いうことは、そうではない不思議な力があるのかもしれない。日本でも時々聞く呪いに
  関しても、呪われた人が自分が呪われたという妄想で体調が悪くなったりすることを
  聞いたことがある。もし自分の死期がわかるのなら、最後に思いっきり贅沢して最後の
  人生を暮らすと思う。


File No.613:Code Name"Agua Mala"(アグア・マラ)

   嵐の夜、シュプリー家で母(サラ)と息子(エバン)が何者かに脅えている。サラは窓を
  開かないように打ち付けるが、その努力も虚しくエバンは吸盤のある触手のようなものに
  襲われる。そしてサラも排水口から進入してきた触手に引きずられてしまう。
  父親もすでに襲われていた。   
   モルダーにアーサー・デールズというXファイルを発掘した人物から連絡があり、フロリダへ
  向かう。そこでシュプリー一家に起こった事件を聞く。スカリーはあまり乗り気ではない
  と感じたデールズは、神秘を馬鹿にしないように助言する。そして海は深い暗い物だと伝える。
   モルダーとスカリーはシュプリー家に向かい調査を開始する。モルダーは排水管にネバネバ
  した物体を発見する。洗濯機の蓋が開いたり閉じたりしたので、調べると中には猫が入って
  いた。シュプリーが襲われたのがトイレだったので、トイレを調査しようとしたところ、地元の
  副保安官に泥棒と間違われる。モルダーとスカリーの身分が分かったので、一緒に調査をする。
  トイレにはさっきのネバネバがある位で特に異常はなかった。保安官は独自に調査をし、
  排水口からTシャツを見つける。保安官はシュプリー家には特に異常がなかったので、別の
  アパートに向かい人の安全を確認しようとしていた。その家のトイレを調査すると、透明な人の
  形の物体を発見する。その物体から触手が現れ、副保安官を襲う。
   スカリーはこの事件には特に問題がないと判断したので、帰ろうとするが空港は既に嵐の
  ため閉鎖されていて帰ることはできないので、安全な場所に避難しようとした。車を走らすと
  パトカーのランプが見えたので車を降りる。その車は副保安官のものだった。
  家に入ると副保安官が苦しそうに倒れていた。モルダーはそのトイレで例のネバネバと時計を
  発見する。
   スカリーが副保安官を介抱しているときにモルダーはアパートに人が居ないか調査すると、
  テレビを抱えた男が見つかった。彼は泥棒だったので、モルダーは盗品を返す様に指示する。
  その他にウォルター・スワレスという男性とアンジェラという女性が見つかった。アンジェラは
  臨月だったので、ウォルターは病院に連れて行ってほしいと依頼してきた。ウォルターはこの
  アパートには他にもジョージ・ビンセントという男性がいることをモルダーに伝えた。
  モルダーはビンセントに避難するように伝えるが、言うことを聞かない。
   スカリーは副保安官を病院につれて行けないので、彼の体内にいる生物を取り出してから、
  バスタブに氷をいれて体を冷やした。そのときビンセントが部屋で発砲しだしたのでモルダーが
  理由を聞くと天井から生物が襲ってきたという。モルダーは配水管から進入したと予想する。
   モルダーが発見した泥棒は副保安官から指輪を奪ったが、そのときにバスタブに塩を落とす。
   モルダーは生物が海から配水管を通って家に入ってきたと予想する。トイレに進入したことと
  つながるからだ。そしてアンジェラがトイレに入っているときに触手に襲われそうになる。そして
  バスタブに触手がいることをモルダーに伝えるが、調べるとバスタブに触手も副保安官の姿も
  なかった。モルダーは触手の正体は水生生物ではなく水そのもので、人を襲うときだけ姿を
  見せると予想するがスカリーは副保安官の体から取り出した生物は見えるので、モルダーの
  説に異論をいう。しかしモルダーは副保安官の体に寄生したままだと、シュプリー一家の様に
  なっていたと反論する。触手は人間の体を養分として増殖する生物だった。
   モルダーはそのアパートから逃げ出そうとしたが、泥棒が車を乗っていってしまった。
  そして別の部屋を探そうとしたが、モルダーは触手に襲われてしまう。襲われたことが分かった為、
  モルダーは皆のいる部屋には入れてもらえない。そのときアンジェラが破水してしまったので、
  スカリーが子供を取り上げることになった。そのとき部屋の電灯のカバーに水が溜まり始めた。
  これは触手が進入してくることを意味していた。予想通り触手は部屋に進入し、ビンセントが
  襲われる。スカリーはウォルターにスプリンクラーを撃つことを指示し、スプリンクラーを撃つ。
   モルダーは触手から逃げると、アパートの外には猫がいた。猫はモルダーを外に招いている
  仕草をみせる。モルダーは雨の中に出ていって命が助かる。
   モルダーもスカリーも助かる。触手は真水が弱点だった。海の水かさが増したため排水管に
  海水が逆流したため、触手は海から排水管を昇ってきたのだった。
   アンジェラの子供も無事産まれる。デールズはスカリーをほめる。最初はスカリーを良く思わな
  かったが、スカリーが子供を取り出し触手も退治したことに能力を理解したのだ。そして3人で
  事件の解決に乾杯する。

   この世の中にまだまだ存在が知られていない生物はいると思う。特に海底はまだ未知の
  世界らしい。海底生物は色素がなく、白色の生物がウロウロしている。
  だが世の中にはそのような見たこともない生物を売り物にしてお金儲けや知名度を上げる
  人間がいると思うと少し悲しいと思う。実際にネッシーを初めに発見した人物もその存在を
  否定している。それを信じて調査していた人は何年も騙されていたことになる。そんなことに
  ならない為にも本当の新種を発見して発表されてほしい。


File No.614:Code Name"Monday"(月曜の朝)

   月曜日の朝モルダーは新聞配達が運んできた新聞が扉に当たる音で目が覚める。
  起きたときウォーターベッドの水が漏れ下の階に流れた為、苦情の電話が鳴る。
  モルダーはウォーターベッドは自分のものではないと言い訳をする。
  局に出勤したモルダーは今日はついてないことをスカリーに説明し、大家に入金を
  迫られているモルダーは銀行へ入金に行き、スカリーは会議に出席する。
   あるカップルが何か企んでいる。男性はバーナード、女性はタムという名前だ。
  バーナードは銀行へ入って行く。
  モルダーが銀行に行く途中にタムが車に乗っていた。タムはモルダーと目が合ったので
  「初めて私を見た」と以前から知っている様だった
  スキナー副長官はスカリーにモルダーが会議に出席しないつもりかを聞いたので、
  モルダーを会議に呼び出す為にスカリーは銀行へ急ぐ。
   バーナードはモルダーが行った銀行で強盗に入る。そしてスカリーがその場に現れた
  時にモルダーはバーナードに銃を向けるが、その行動がバーナードに知られてしまい
  モルダーは撃たれてしまう。スカリーも人質になってしまう。
   スキナー副長官は銀行強盗の連絡が入ったため会議を中断し、現場に向かう。
  タムはスキナー副長官に銀行内に突入させてはいけないことを訴えたが、警察は
  銀行に突入してしまう。バーナードは爆弾を持っていて爆弾のスイッチを押してしまう。
  銀行が爆発した所で夢の様に終わってしまう。
   再度同じ様な月曜の朝が始まり、初めと同様に新聞配達が運んできた新聞の音で
  モルダーが目覚め、ウォーターベッドから水が漏れ、局に出勤したモルダーが銀行に
  行こうとしたが、モルダーの不満の声を聞いたスカリーが銀行に行くことになった。
  モルダーはスカリーに渡した用紙が控えということに気付いたので、スカリーに届ける
  為に銀行に向かう。そこでタムがモルダーに銀行に行くとモルダーもスカリーも
  バーナードも死んでしまうことと、毎日モルダーがこの道を通り銀行に行き、同じ結末に
  なることを伝える。銀行から銃声がしたので、モルダーは銀行に向かいバーナードと
  交渉するが、バーナードは爆弾のスイッチを押して銀行が爆発した所で夢の様に
  終わってしまう。
   再々度同じ様な月曜の朝が始まり、初めと同様に新聞配達が運んできた新聞の音で
  モルダーが目覚め、ウォーターベッドから水が漏れる。
   今度はタムがFBIに現れスカリーに銀行に行かないように伝える。行くとモルダーと
  スカリーは死ぬと伝える。モルダーは出勤しウォーターベッドが破れていたことを
  自分が知っていたので、デジャビューだと考える。スカリーは馬鹿にするがモルダーは
  納得できない。スカリーはモルダーに女性(タム)が訪れ、銀行に行くのをやめる様に
  警告されたことを伝える。
   モルダーはATMに行くことにしたが、ATMは使用停止になっていた。そこにタムが
  現れたので状況を聞き出す。それはいつもモルダーがこの道を通って銀行に行き
  みんな死んでしまうことがずっと続いているのだっだ。
   モルダーはタムの助言通り銀行には行かず局に戻る。するとスカリーはモルダーを
  探しに銀行に行っていた。モルダーが銀行に行ったときには既にバーナードは強盗に
  入っていた。モルダーはバーナードを撃つが、バーナードは爆弾のスイッチを入た所で
  夢の様に終わってしまう。
   再々々度同じ様な月曜の朝が始まり、初めと同様に新聞配達が運んできた新聞の音で
  モルダーが目覚め、ウォーターベッドから水が漏れる。モルダーは同じ様に銀行に行く。
  モルダーはタムにどこかで会ったことはないかと聞くがタムは反応しない。バーナードは
  銀行強盗に入るがモルダーはデジャビューの記憶があるので、バーナードが爆弾を
  持っていることに気付く。そしてスカリーを銀行に呼び出し、タムを銀行に呼び出す。
  モルダーはバーナードに銀行強盗をやめるように説得する。これを止めないと今まで
  起こっている銀行強盗から始まり銀行が爆発されることが延々と繰り返されると伝える。
  バーナードは銀行強盗を止めず、モルダーを撃とうとしたが、タムがかばい撃たれて
  しまう。そして今まで起こった出来事が終わる。
   そして火曜日を迎える。スカリーはモルダーに昨日の事件は予測していたのかを聞いた
  が、モルダーは「感」だと伝える。

   デジャビューと言うのは以前に見た夢の記憶が呼び覚まされて、夢で見た似ている
  風景を現実でみた時に夢で見たと錯覚する現象と聞いた記憶がある。
  実際にあった話としてデジャビューでみた通りに行動したら奇跡の様に成功した話
  とかがあるが、夢がないかもしれないが偶然に起こったことと思う。
  トータルリコールみたいに夢が操作できても面白いかもしれない。


File No.615:Code Name"Arcadia"(スイート・ホーム)

   アルカディアという理想郷がある。ここの住人は厳しい規則を守らなくてはならない。
  住人であるデビット・クライは規則を守るのがうんざりしている。ある日宛名がない小包が
  届き中に入っていた風見鶏を家の前に取り付けるが、何者かに襲われて消息が不明になる。
   モルダーとスカリーは事件を調査する為にピトリーと言う夫婦で住人になる。モルダーは
  ロブ、スカリーはローラという名前で夫婦を装う。この町に引っ越してきたが、引っ越しは
  午後6時までと決まっていたり、バスケットリングは家の前に置かない様に言われる。
  理由は美観を損ねるからだ。失踪したのはクライ夫妻で3組目となっている。近所の人は
  全く知らないと言う。聞き出そうとしても誰も話そうとしない。マイク・アスカルは引っ越しの時に
  陶器を壊したのでスカリーに新しい物を渡す。
   アルカディアの住人はピトリー夫妻がこの理想郷にふさわしいか話し合う。人柄は良さそう
  なので問題はないという意見もあるが、しばらく様子を見ようということになった。
   マイクは自宅で庭の照明が壊れていることに気付いたので急いで電球を取り替えたが、
  何者かに襲われる。規則を破ったからだった。シュローダー・ウェインが翌朝マイクの家の前を
  掃除している。マイクは出張にでていることからだった。ウェインはモルダーとスカリーを食事に
  誘う。モルダーとスカリーはバスケットリングを庭に置きたいので、会長のゴゴラックの家に
  聞きに行く。しかしバスケットリングは規則違反なので置けないと言われる。
   モルダーとスカリーはシュローダー家に食事に行き、マイクは診療所でも消息が分からない
  ので出張ではないとウェインに言うが、行き先は分からないという。ウェインの妻のカミーは
  犬のスカフィーを散歩するので、スカリーと出かける。スカフィーは下水に入っていったので
  その中を見ると、マイクが身につけていたペンダントがあった。
   モルダーは住人の怪しい行動から、翌日庭に置物を置いたりポストを歪めたりするが、
  何者かに直されてしまう。そしてポストには「素直に従え さもないと・・・」と言う手紙が入って
  いた。モルダーはその夜にバスケットリングを庭に出し、バスケットの練習をするが、ウェインが
  注意をする。そのときカミーが何者かに襲われる。モルダーは追いかけたが逃げられる。
  モルダーがさらに調査すると庭に穴が見つかる。モルダーはスカリーにこの事件はXファイル
  であることを伝える。
   スカリーは入居時に見つけた血液と思われる物質を調査したところ、偽物だったことが判明。
  カミーの犬が下水口に入ったときに付着した物質はゴミの成分だったことも判明した。
  スカリーはモルダーの説に異論で庭にできた穴は、昔のこの場所は埋め立て地だったので、
  そのメタンガスが吹き出した為だと伝える。モルダーはこの場所にクライ夫妻が埋められている
  と予想する。他の物に悟られないため、池を掘る理由で庭を掘り返す。それをみた人々は
  その行為を恐れる。モルダーはその夜パワーショベルにクライ夫妻が取り付けていた風見鶏を
  発見する。風見鶏にはマレーシア直輸入のシールが貼っていたので、その方面の趣味がある
  会長のゴゴラックが怪しいと考え、確かめに行く。
   モルダーがゴゴラックの家に向かっている時にスカリーはカミーが襲われた何者かに襲われる
  その時行方不明のマイクが現れ、スカリーを助け自分が襲われてしまう。
  モルダーはゴゴラックの所へ向かい、今回の事件はゴゴラックがクライ夫妻を庭に埋めたと
  ゴゴラックに話す。アジアで身につけたタルタというチベットの人形に命を吹き込んだが
  コントロールできなかったのが原因と予想している。ゴゴラックはそんな事実はないと言い返す。
  モルダーはゴゴラックとともに家に向かいゴゴラックをポストに手錠でつなぐ。モルダーが
  スカリーを探しているときにゴゴラックは何者かに襲われる。その声を聞いたモルダーは
  庭に駆けつけたが、ゴゴラックは殺害されてしまう。そのあとモルダーの方へ向かうが、
  砂になってしまう。ゴゴラックが殺害したことで呪いが解けた為と思われる。
   今回の事件は全住人がゴゴラックの責任にし、ゴゴラックの死因には口を閉じてしまう。
  理想郷アルカディアは6年連続で優良住宅地に選ばれる。  

   規則は基本的には守らなくてはならないと思が、危機を回避するために破るのは臨機応変に
  対応する必要はあると思う。
   今回の話の中で呪いの人形がでてきたが、実際にあったら恐怖だろう。呪いはわら人形に
  しても、その存在を知っている人が見たときに精神的に追いやられてダメージを受ける物だと
  思うので、自分では気にしていない。


File No.616:Code Name"Alpha"(絶滅種)

   貨物船の中で乗組員がある生き物が入っている檻に入っていた。外からは
  鍵がかけられていて、中で二人は殺害されていた。積み荷の目録ではその中には犬が
  入っていて乗組員を殺害後、犬は逃げる。その事件を聞いたスカリーは犬が殺害するはずが
  ないと考える。
   モルダーとスカリーは事件のあった貨物船に向かい犬の持ち主であるデッド・ワイラー博士と
  会い、今回逃げた犬はワーシャンドール(ドール)という150年位前に絶滅した品種だという。
  そのころカリフォルニアのベルフラワーという所で政府の職員が犬に襲われたたと連絡が
  入った為モルダーとスカリーは向かう。傷跡は貨物船の事件と同様で右手もかみ切られていた。
  モルダーはこの犬はただの犬ではなく、知能が人間くらいあると予想する。
   モルダーとスカリーは動物の心理を学ぶ為、カリンという動物学者に会いに行く。
  スカリーは今回の事件を起こした犬のことを聞くと、知性は人間以上だと言う。
   魚類野生動物庁の職員が異臭の苦情があったので近辺のゴミ箱を調査すると、人間の手が
  入っている。その付近に何か気配を感じた職員は気配のあった建物の中を調査する。
  すると人が近づいてきたので、犬を見かけなかったか聞くとその人は犬に変形し、職員を
  殺害してしまう。モルダーとスカリーはその現場に向かう。殺害された仲間のジェフリー・カーンは
  犬を殺すようにモルダーに頼む。そこにはカリンも現れこの行動は自分の縄張りを守るためと
  考えるが、モルダーは違うと考える。そのほかにワイラー博士も現れ、その犬がそんな行動を
  しないことを主張する。
   モルダーとスカリーはカリンの所で今回の事件を起こした動物の指は5本あり、犬には見られ
  ない特徴だと言う。モルダーはもう一つ、他にも指の名残があることもみつける。これを使えば
  色々なことが可能と考えられる。
   ある診療所でワイラー博士がエトロフィンという薬品を犬を捕獲する理由で購入する。
  診療所では事件を起こした犬が現れたので警察を呼び、駆けつけた警察がその犬と思って
  撃った犬は別の犬だった。警察が帰った後診療所の人物が撃たれた犬を介抱するが、
  その犬は事件を起こした犬が変身したものだった。その人物も犬に襲われる。
  モルダーとスカリーが調査に来たときに、人の叫び声がしたので中を調べると職員は既に
  殺害されてしまう。
   スカリーはカリンの所に向かい、カリンは皮膚の結核であることを伝える。そしてモルダーに
  好意を寄せると同時に事件に関係していると考えたが、カリンは否定する。
   カーンが事件の調査中にモルダーから連絡があったので、鑑識に行こうとしたが犬に
  襲われて入院する。病院にはワイラー博士が来ていた。モルダーはワイラー博士がドールを
  捕獲しようとしたが、反対にドールに捕獲(乗り移られた)されたと考える。そしてワイラー博士が
  夜に人間からドールに変身すると考え、ワイラー博士に伝えるがワイラー博士は無言になる。
  モルダーはカリンの所に訪れ、今回の事件はワイラー博士が犯人であることを確信する。
  カリンはカーンが再度襲われると予測したため、モルダーはスカリーと共にカーンの入院している
  病院に向かう。そこでモルダーは犯人がワイラー博士でなおかつ犬であることをスカリーに伝え
  監視したが、朝が来ても何もなかったことから、カリンはワイラー博士がこないことを知っていて
  モルダーに嘘をついていると考える。そして次に狙われるのはカリンだと予測したモルダーは
  カリンの元へ行くが、カリンは犬に襲われた時に一緒に窓から落ちて死んでしまう。落ちた所には
  カリンとワイラー博士が死んでいた。
   事件は終了しモルダーのもとに、カリンがいたバークイスト犬訓練所よりポスターが届く。
  それはXファイル課が火事になる前に貼ってあった「I WANT TO BELIEVE」というUFOが飛んでいる
  ポスターであったモルダーはそのポスターを今までと同じように壁に貼るのであった。

   人間はかなりの数の動物を絶滅させてしまった。日本でも日本オオカミやトキは人間の手で
  絶滅している。今後あってはいけないが、人間の欲によりこれからも絶滅する生物はあると
  思う。自然に絶滅した場合は仕方ないが、金銭の為に殺すことはやめてほしいと思う。
   


File No.617:Code Name"Trevor"(電界)

   ミシシッシーの州立刑務所で二人の受刑者が言い合いをして一人に危害を加える。
  危害を加えたピンカー・ロールズは竜巻がきていたが、エイソウ(漢字がわからない)に
  入れられるが、竜巻にさらわれてしまう。所長に報告しようとしたが、所長は体が真っ二つに
  なっていた。スカリーは所長を検死したが、血が一滴もなく体が切断されていた。スカリーが
  自然発火説を考えたが、わからなかった。モルダーとスカリーは現場に行き、殺害された
  所長の部下からロールズは所長を恨んでいたので犯人に間違いないと行ったが、部屋にも
  鍵がかかっていたのでその可能性は少ないと判断された。モルダーが所長の部屋を調査
  した所、一部を手で押しただけでボロボロに崩れる部分があった。
   ロールズは竜巻で死んだと思われていたが、生きていてスーパーに泥棒に入ったが、
  警備員に捕まってしまう。手錠をかけられていたが、いつの間にか逃げられていた。
  ロールズは前に住んでいた家に戻った。そこには昔の仲間がいたが、ロールズに恨まれて
  いたので、ロールズは殺害してしまう。
   モルダーとスカリーはスーパーで警備員から事情を聞き出す。警備員はロールズがまるで
  手品師の様に逃げて行ったことを伝えたが、ロールズを留めていた手錠はモルダーが少し
  力を加えただけで壊れてしまった。そしてロールズの家に向かい顔がえぐられている死体を
  見つける。モルダーはその家で炭のようになった弾痕を見つけ、ロールズの体を
  通過した物質は基本組成を変えると予測する。これは竜巻により発生した静電気が原因と
  考える。そしてロールズの家にあった写真に写っていた人物、ジューン・ガーウィッジを探す
  ことにした。
   ジューンにはジャッキーという妹がいたので警察はジャッキーにジューンの居所を聞いて
  きた。警察はロールズがジューンを探そうとしているので安全の為ジューンを探していると
  ジャッキーに連絡してきたので、ジャッキーはジューンにその内容を伝えた。ジャッキーの
  家にロールズが進入し、ジャッキーにジューンの居所を聞き出そうとしたときにモルダーと
  スカリーもジャッキーの家に到着し、調査すると壁に「俺のものは誰にも渡さん」と扉に
  書かれていた。ジャッキーはロールズが扉をすり抜けたと話した。モルダーとスカリーは
  ジューンの居所が分かったので、車で向かうがトランクにロールズが進入していた。
   ジューンはモルダーとスカリーにロールズの過去を話し、ロールズが盗んだ9万ドルを
  家の頭金等に使ったと自供する。モルダーは車のトランクがボロボロになっていることに
  気付いたのでジューンに24時間監視をつける。そしてジューンの家を調査すると再度
  「俺のものは誰にも渡さん」と書かれていた。その文字はロールズが指で書いていたが
  鏡には文字は書けなかったことが分かった。モルダーはロールズが絶縁体には通れない
  ことを予測する。お金を目当てにしているのではなく、ジューンとロールズの間に出来た
  子供を奪いにきたと考える。
   ジューンは警察に護衛されていたがロールズが現れ、警察官を殺害してジューンを
  子供のいる場所であるジャッキーの家に向かう。
  モルダーとスカリーもジューンの居るところに向かったが既にロールズがさらっていった
  後だった次に行くところは子供が居るところと考え、調査したところ子供の身元はわからず
  考えた先は身内に預けたと予想する。
   ロールズとジューンはジャッキーの家に行きジューンの息子であるトレバー・アンドリューを
  連れ出そうとする。(ジューンは息子をジャッキーに預け、ジャッキーはトレバーを息子として
  育てていた)トレバーは逃げだしその場に到着したスカリーが保護する。モルダーは
  ゴム弾でロールズを撃つが逃げられてしまい、スカリーとトレバーを追ってくる。スカリーと
  トレバーは電話ボックスに逃げ込む。電話ボックスガラス出来ているのでロールズは入って
  こられないからだ。ロールズはあきらめて電話ボックスから離れた時にジューンが車で
  ロールズを引いて殺害する。ジューンは実の子供を守ったのだった。

   ロールズは壁をすり抜けるが、今回の物語の説明で何気なくガラスなどの絶縁体は
  通り抜けることは出来ないとあった。壁は絶縁体ではないのか?と思ってしまったが、
  話の都合上仕方はなかったのだと思う。確かに有機物が有機物をすり抜けることは
  できないが、通り抜けたあとの物質が炭になる等の説明があれば、少しは考えてしまう。
  実際にはありえないが、マンガとかでただ単にすり抜けるのとは違い、いちいち科学的に
  持っていこうとするところにXファイルの良さがあると思う。
   


File No.618:Code Name"Milagro"(ミラグロ)

   スカリーがモルダーの家に訪れるときにエレベーターの中で、モルダーの隣に住んでいる
  フィリップ・パジェットと一緒になり、ジロジロと見られる。スカリーはモルダーに事件の内容を
  伝えにいく。事件の被害者は心臓が抜き取られているが、切開の後が無いのでモルダーは
  心霊外科と考える。スカリーは全く信じない。事件は動機がわかれば解決出来ると考える。
   恋人の森という場所で車の中でデートしていたカップルがいた。二人は口げんかをして
  彼女は車から出ていってしまう。彼は彼女を追いかけに行ったとき襲われて心臓を抜き
  取られてしまう。モルダーは現場に向かい調査をする。まるで無差別に襲っている様な犯行
  だった。スカリーは局にいたので、モルダーからの連絡を受けている時に、部屋のなかで
  ペンダントを見つける。この内容をパジェットはタイプライターで打ち込んでいる。まるで
  見ていたかの様に。
   モルダーは局に帰り、Xファイル課に送られてきたペンダントをスカリーから見せられる。
  ペンダントはミラグロというスペイン語で「奇跡」という意味のペンダントだった。スカリーは
  このペンダントはモルダーに送られたものだと考えたが、モルダーは逆にスカリーに送られて
  きたものと考える。
   スカリーはモルダーから検死を頼まれたが、教会にでかける。そこでパジェットに会い、
  パジェットはスカリーの行動と考えを予測する。そしてペンダントは自分が送ったことを告白する。
  パジェットはスカリーにかなり好意をもっていたのだった。スカリーは局に帰りモルダーに
  パジェットは自分のことを知り尽くしていると話す。モルダーはその話から彼に興味が沸き、
  アパートに帰り、パジェットに配達された電話料金の請求書を郵便受けから抜き取る。そのとき
  彼もアパートに帰ってきてモルダーとエレベーター中で名前を聞いたり会話をする。彼は
  作家だが作品名は一切言わなかった。そしてモルダーも自分が殺人事件の担当という
  ことを話す。部屋に戻ったパジェットはそこまで起こった内容とスカリーの気持ちを次々と
  タイプライターで打ち込んでいく。モルダーがパジェットの通話記録を見たがどこにもかけて
  いなかった。
   スカリーはモルダーの家に行ったが、隣のパジェットの家を訪問し、ペンダントを返そうと
  した。スカリーはパジェットにどうして自分のことに詳しいか訪ねたところ、彼はスカリーを
  書いているからと伝える。スカリーはなぜか彼の言いなりになっていたが、そこにモルダーが
  現れ、パジェットが書いた文章を見て逮捕した。文章に心臓を抜き取った様な文句があった
  からだった。
   モルダーは小説の内容が事件の詳細と一致しているとパジェットに言ったが、パジェットは
  わからないと伝える。小説の中に登場する心霊外科医ケンナ・シアメントが共犯者と考えるが
  スカリーが調べると彼は2年前に死亡していた。スカリーは彼の供述書を見ると新たな犯行の
  内容が書かれていた。モルダーとスカリーは書かれていた場所に向かい、被害者を見つける。
  被害者は女性で、今までの事件と同じように心臓が抜き取られていた。
   モルダーはパジェットは共犯者と連絡えを取ると考えていた為、留置所から釈放する。
  そして監視カメラををパジェットの部屋に仕掛けて様子をみていた。パジェットの家には死亡
  したと思われるシアメントが現れ、パジェットが蘇らせたと伝える。その様子はモルダーと
  スカリーが見ているモニターには映し出されなかった。シアメントはパジェットに物語の結末は
  スカリーを死ぬことだと伝える。その時パジェットは原稿を焼却炉で燃やそうとするが、
  モルダーが阻止する。スカリーはシアメントに襲われ心臓を抜き取られそうになる。スカリーは
  シアメントに向かって銃弾を撃ち込んだが、体をすり抜けてしまう。モルダーは銃弾の音に
  気付きスカリーの元へ向かったが、シアメントの姿は無かった。パジェットが自分の心臓を
  抜き取ったことで、現実から消えてしまったのだろう。パジェットはスカリーを救うために
  自ら原稿を消却し、命を絶ったのだろう。 
 
   過去に書かれていることが現実でも起こる話を聞くと、ファチマ予言を思い出す。
  ファチマ予言とはポルトガルにあるファチマという所に聖母が出現し、三人の子供に
  伝えたメッセージだ。
  一つ目は第一次世界大戦の終了の予言。二つ目は第二次世界大戦の勃発と核兵器
  を使用するという予言。三つ目は不明とされているがもう公表はされているかもしれない。
  どうも少しうさんくさい気がする。予言があるのならすべての過ちを回避する事が可能な
  はずだ。もうそろそろ予言から抜けだし、予測に力を入れた方が良いのではないのか?








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