ドイツ・スイス・フランスの旅行


1. 日程
  9月16日 成田→フランクフルト
  9月17日 フランクフルト→Freiburg
  9月18日 Freiburg→Grindelwald
  9月19日 Grindelwald周辺 観光
  9月20日 Grindelwald→グリムゼル峠→Festch→( Eggihorn )→
        →シンプロン峠→フルカ峠→スーステン峠→Grindelwald
  9月21日 Grindelwald周辺 観光( ユングフラウヨッホ )
  9月22日 Grindelwald→ラウターブルンネン→SpieZ→Gstaad→
        →Martingry→Chamonix
  9月23日 Chamonix→Geneve空港→フランクフルト空港→ 
  9月22日 →成田空港→甲府 

2. 
  (1)ドイツ レンタカーでの 行動ルートへ移動します
     (190k)

  (2)スイス レンタカーでの 行動ルートへ移動します
     (190k)



3. 旅行 紀行

    9月16日(晴)

    前日泊まった成田ビューホテルの駐車場に車を置いて送迎バスで成田空港へ
      ルフトハンザに乗り、日本を出発した。6年ぶりの飛行機の機内は寒く
     感じ、通路を挟んで隣に座っていた日本からのビジネスマンに話したら、
     「機内は寒くしてあるのが通常だ」と言われてしまった。そう言えば6年
     前は冬のニュージーランドへ行くのに、機内で長袖の服に着替えたんだっけ。

   フランクフルト着

    フランクフルト空港にて、Hertzよりレンタカーを借りる(VW Polo)
    
           [VW Polo]写真

    カウンターで鍵を受け取り立体駐車場内の車が置いてあるフロアーに
    指示されたエレベータで移動するのだけれど、これがなんと手で扉をあける
    エレベーターであった。(玄関扉のように手前に引いて開ける)
     一人で戸惑っていると「May I help You?」と助けてくれる人がいて
    その女性に教えてもらった。なんとか、車を見つける。車に乗った後、
    右側通行に慣れるため、しばらく高速道路と市内を走った。これならなん
    とかなることを確かめてからホテルに向かう。今日の宿泊はDBフランク
    フルト中央駅そば Inter-City Hotel であった。地図を見ながら駅をめ
    ざした。ホテルは中央駅のすぐそばにあった。バス・や鉄道での旅行には
    バッチリだが、ホテルには駐車場が無く、ホテルの前に車を停め、チェッ
    クインをしにホテル内に入った。フロントはビジネスマンで混んでいた。
    チェックイン時の駐車場を聞くとホテルには無いので駅の近駐車場に入れ
    てくれと言う。ので、DBフランクフルト中央駅の地下駐車場の入り口が最初
    わからず地上の駐車場に入れてしまった。地上の駐車場に置いた後、駅に
    入って気がつき、車を駐車場から一旦出すことになったのだが、出口のゲー
    トに行ったら支払機がない。そうなのです。先に支払機で払い、半券をゲー
    トの機械に入れる方式であった。もたもたしているうちに出口に車が溜まっ
    てしまったので係員に料金を支払ゲートを上げてもらった。やっとのことで
    地下駐車場に車を置くことになったのだが、この入り口が入りにくく、結局
    駅前を3回グルグル回ってしまった。地下駐車場に車を置き地上へ。
     駅の内部は吹き抜けになってドーム型の天井が高く立派だった。改札口は
    なく、ホームに直接行ける構造なっていた。駅構内には、肉屋や八百屋?が
    あり不思議だ。僕は、高校の同級生の矢代君が、高校2年のときに、よく片
    言の英語でヨーロッパを旅行したもんだと感心してしまった。
     駅の周りには、昼間からドラック(注射器で)をやっている若者がおり、
    ドラッグが広がっているのがよくわかった。駅を見物後ホテルに戻った

    DBフランクフルト中央駅そば Inter-City Hotelは、パックツアーで利用
    してあるだけあり、いいホテルだが、良すぎるかも。機内で夕食も食べてい
    るのでシャワーを浴びた後、早々にベットに入った。
     (ホテルの宿泊代は、朝食付で 8,800¥であった)

  9月17日(晴) 

    朝食は、ホテルの一階?のレストランで摂った。仕事に向かうビジネスマンや
    日本からの旅行者で一杯だった。     フランクフルト市内を見学した。
      *というより、現金をほとんど持ってこなかった(所持金3万円)ので、銀
      *行にお金を下ろしに行ったのです。最近は外資銀行のATMで日本語メニュ
      *ーがでるものがあり、日本外で下ろせるのです (こりゃ 便利だ) 。
     お金を下ろして、フランクフルトの町を出る方向の高速道路に乗り、地図を
     片手に一路スイスを目指して南へ向かった。今日の宿泊地は、まだ決めてい
     ないので適当な時間になったら、高速道路を降りることにして走り続けた。
     途中Pに停まって休憩したり、フランクフルト中央駅で買ったソーセージと
     SAで買ったパンで昼食を取ったりした。
      高速道路のところどころにはSAがあり、宿泊設備のあるRestrantが多く
     あった。SAの出口には、ヒッチハイカー(学生2人)がいる。乗せてやろう
     と停まって相談するが、方向があわず乗せられなかった。残念。

     アウトバーンを走って、ドイツ南部のFreiburgまで。

      道路は走りやすい。本で読んだとうり、車は150km位で流れている。
     ただし、マナーが悪いと後ろの車からブーイングのクラクションをがんが
     ん鳴らされるのでマナーを直されてしまう。
      (私も、町中でさんざん直された)
      ***ドイツのマナーは停まる時にはちゃんと停まる。スピードを出して
        よいところは、スピードをだす。パワーのある車は速度無制限の場
        所では、自分の自己責任においてカット飛ばす、が徹底していた。
        私の乗った車(VW Polo)のような非力な車が調子にのって追い
        越し車線を走っていて、後続のベンツに気が付かなくてもじっと待
        っていてくれた。気が付いて、サッとあけると、あっという間に加
        速して視野から消えて行った。

     私の走ったルートの路面は日本に比べてよくないが、追越・走行車線の区別
     がはっきりしてパワーのない車は、素早く走行車線に戻るためパワーのある
     ベンツやポルシェががんが走っている。イイナー!


     この日は、Freiburg 宿泊( Kirchzartenの Gasthous-hotel krone泊)
      
      [  Gasthous-hotel krone ]写真


      宿は、Freiburg市内にあるインフォメーションに捜してもらった。
      当日は、水周りの器具の見本市が市内で開催されていたため、市内の
      宿は満杯であった。このため紹介されたのは、町から12km離れた町
      にあるレストラン兼のホテルであった。係員は5kmだと言っていたが、
      実際にホテル(Gasthous-hotel krone泊)まで来ると、12km走っ
      ていた。
       この宿は開業250年の伝統を誇る?宿であった。宿泊費は朝食付で
      5,000¥夕食はレストランで食べるのだが、メニューはドイツ語で全く
      わからない。
      ウェイトレスに英語で説明してもらい、注文をした。夕食もうまかったが
      なんといっても翌朝 朝食に出た、大麦を表面にまぶしたパンが本当に旨
      かった。

  9月18日(晴) 

     午前中は、Freiburg 市内を見学した。
       ここには西洋一美しいステンドグラスをもつ大聖堂があり、これを見学し
      た。中は薄暗く、ステンドグラスからの明りだけであった。
      ガイドブックに書いてあったように、西洋一というだけあった美しいも
      のでした。町自体も歴史の趣を壊さないように配慮された町並になって
      いた。町中にあるマクドナルドも町並にあった落ち着いた店の造り・内装に
      なっていた。
      
       [マクドナルド]写真

       Freiburgの町で、車の移動のガイドとして必要なコンパスと大聖堂の周り
      の露店商で買った林檎を食べるためのスイスアーミーナイフを購入した。

      アウトバーン(ドイツ)とスイスの高速道路を走って、Grindelwald まで

      スイスの高速道路は、日本の中央高速道のように山間をぬって走っているが
      もっと走りやすい。料金は年払いのステッカーがレンタカーに貼ってあった
      ので無料だった 

       高速道路をインターラーケン近くで降り、看板をたよりにGrindelwald
      まで来たのはいいが、宿泊先のホテルが見つからない。日本からホテルガ
      イド(赤坂のスイス観光局で無料でもらった)を参考にFAXで予約した
      のだけれど、「地球を歩く スイス」のホテルの地図にも載っていなかっ
      た。とにかく車で走ってメイン道路を走るが見つからない。町を出てしま
      ったので、Uターンをして再び捜しながら走っていたらなんと、同じ車線
      をこっちに向かって走っている車がいた。何を考えているだと思っていて、
      道路を見るとギョェ!   自分の車が左側を走っていた。対向車からブ
      ーイングのクラクションをがんがん鳴らされた。町の中心部の地図を見る
      となんと目的のホテルは、案内地図からすぐそばのところであった。
      Hotel&Restrant Glacierでの部屋は、北向きの部屋で、Grindelwald 
       Firstが見える側であった。予約時に南側(アイガー北壁の望める側)は
      満杯だと言われ、この部屋になったのだけれど、ベランダとそこはテーブ
      ルとベンチがある気持ちの良い部屋であった。町のメインストリートから
      離れているため、静かなホテルであった。

      Grindelwald Hotel&Restrant Glacier 宿泊
      
       [Hotel&Restrant Glacier]写真


  9月19日(晴) 

      朝起きると山は曇っていた。朝食を食べても雲がユングフラウヨッホにも
      かかっているので今日はGrindelwald周辺を見学することにした。
       最初は、Oberer Glecherへ車で向かった。「地球を歩く スイス」では
      村内バスで向かうことになっているが車のあるのは便利。待つことなくすぐ
      についた。ここは入り口で入場料をはらい岩盤に取り付けられた木の階段を
      のぼってゆくのだが標高差があり、氷河の傍までたどり着くのに小一時間か
      かりそれがすべて先ほどの階段のみ。氷河はすごいのだが、その前にこの階
      段を登るつらさの印象が強かった。
       Oberer Gleche を見ているうちに昼食時間が近づいてきたので一旦入場
      口に戻り谷の反対側の山( Ostegg )の中腹にある山荘( Restaurant
      Pfingstegg )で昼食を食べた。ここのかわいいウェイトレスは少し英語が
      話せ、僕の注文を理解してくれ助かった。回りはドイツ?から来たと思われる
      旅行者ばかりで、頭の上をドイツ語が飛び交っていた。
       午後は一旦ホテルの駐車場に戻って車を停め、デイパックを背にGretscher
      schluchtへ歩いていった。ここはアイガーの南側の氷河が溶けた水が岩を侵食
      してできた函になっていて、函の側面の岩盤を削ったり通路を付けて函を見学
      できるようになっている。函といっても対岸までが10m程度しかないのにか
      かわらず、奥行きは数キロ(見学でき700mほど)、深さが100m程度あ
      りすごいものであった。学生時代の沢登りでは見たことのない規模であった。

      今日もGrindelwald Hotel&Restrant Glacier 宿泊

   9月20日(雨のち晴) 

       朝起きると山は曇っていた。そこで天気が午後には回復するだろうからと思
      い午前中は車で別の場所に移動する時間に当てることにした。目的地はGrindel-
      waldからグリムゼル峠を越えユングフラウヨッホの南側から伸びるアレッチ
      氷河を見れるところまで。グリムゼル峠を越えFestch まで車で走り、ロープ
      ウェーを二回乗り継ぎ、Eggihornのふもとまで行った。Eggihorn周辺にはう
      っすらとゆきが積もっていた。ガスが少しづつ晴れてゆきそうなのでEggihorn
      の頂上を目指して、僕とドイツ人の夫婦の三人で歩き始めた。Eggihornの頂
      上に着くとアレッチ氷河が伸びるユングフラウヨッホ方向のガスが晴れ氷河を
      一望することができた。写真で見るのと現物を見るのは大違い。でかい!本当に氷の
      河だ。頂上で先ほどの夫婦連れを待ち、交代で写真を撮りあった。ロープウェー
      の駅に戻り、車に乗り峠を目指した。
       グリムゼル峠を越えた町でガソリンを入れようとしたのだけれど、クレジット
      カード支払いの機械は、ドイツ語とフランス語の説明でさっぱり方法がわから
      ない。困っていると中からおやじが出てきてくれ、入れてくれた。給油語料金
      をいわれたのだけれどこれもわからない。おやじは給油器の表示を指差してい
      た。なんとそこには給油量と料金がスイスフランで表示されていた。ああーな
      んと便利、数字ならわかる。

       帰りは、シンプロン峠に立ち寄り、フルカ峠・スーステン峠を経由してGrindel-
      waldへ戻る。
       スーステン峠の道は、狭く崖になっているにもかかわらづ、コンクリートの杭
      のような棒しか立っておらづ、スリル満点で、本当に怖かった。

       夕食の時間にとても間に合わず、戻る途中でホテルに電話した。
      今日も Grindelwald Hotel&Restrant Glacierに宿泊

   9月21日(曇) Grindelwald ユングフラウヨッホへ 

        今日はてんきが良いのでユングフラウヨッホに向かうことにするが、履く
       靴下の在庫を切らしそうなのでまずは買い物に。ついでに本日の昼食はオー
       プンサンドにすることにし、パン・マヨネーズ・ハム・ビール・炭酸入ミネ
       ラルウォーターを買った。Grund駅で登山電車に乗り頂上まで(日本を含め
       ツアー客が多く来ていた)。僕の前の席に座ってクライネシャイディックま
       で一緒だったバーサンは、アメリカからのツアー客で日本のパックと同じよ
       うに、2から3日で場所を移動しながら観光をしていると言っていた。
        途中の駅で氷河を見ながら頂上へ。
       頂上では、スキーをしようとウェアーを持って来たが、スキー学校は終了し
       ていた。このため念願?のスキーはできなかった。
       頂上を約1時間歩き、コルにある山小屋まで行った。
        昼食は、山小屋Tage Suppeとパンをとった
       帰りは、クライネシャイディックからGrindelwald Grund駅まで歩い
       て下山したが、出発が遅く駅そばを通過したのは18:30頃で暗くなる
       直前であった。このため朝買った食料は食べず次の日の昼食になった。

      今日も Grindelwald Hotel&Restrant Glacier 宿泊

  9月22日(曇) 

      4泊したホテルをあとにGrindelwald から ラウターブルンネンへ移動し、
      Trmelbach Gletscherwasser-F輙leへ。ここも氷河が溶けた水が流れて
      できた滝のあるところだが、でかい。だまされたと思って行って見る価値があ
      るとガイドブックに書いてあったがまさにそのとうりであった。
      滝を見終わった後に売店を覗くと日本で2,000¥近くしていた道路マップが
      なんと800¥位で売っているのでおみやげには目もくれずイタリアとフランス
      の道路マップを買ってしまった。

      その後ラウターブルンネン→SpieZ→Gstaad→Martingry→Chamonixへ
       途中で日本人の旅行者(学生)を強引にヒッチハイクさせSpieZの駅まで
       乗せた。
        途中のGsstadは、ガイドブックには有名人の別荘があるところだと書
       いてあったところだ。観光設備等がなく野次馬が来ないような静かなと
       ころだった。
        また途中のMartingryでは、現在は町の所有となっている
       古城(砦?)[写真」
       に登り 高台から町の方向を望んだ。この町もカールの中にあり、古城の
       下には、車のとおる屋根付の 橋があります。
       橋 [写真]
       であった。

      Chamonixに着いたのは、夕方19:00頃
       ホテルは、町中を歩き 一泊3,000¥の Hotel Midi を見つけ
      フロントで鍵を借り、部屋を見た後決めた。
       ホテルの年代物のエレベータは、昔のヨーロッパ映画に出てくるような
      代物であったが現在は使用できなかった。
      ホテルは酒を出す免許を持っていなかったので、近くのレストランに行き
      食べた。
       レストランでは、日本人が来たとウェイターに困った顔をされてしまった
      (というのも、言葉が通じないと思ったらしい)

  9月23日(雨) 朝から雨

       朝、モンブランを見たかったが天気が悪くあきらめ、一路Geneveまで。
      高速道路を走ったが、料金所(ここはフランス側なので日本と同じように
      ゲートがあり、料金を支払う。しかし出口を間違え、高速道路から降りてしまった。
      このため残りの10kmほどを一般道路を走ることになったのとGeneveの町は複
      雑で、思った以上に時間がかかり、空港に到着したのは飛行機の出発30分ほど
      前であった。しかし空港は東京駅のバス停を大きくしたような(これは言いすぎか)
      ものでたいしたチェックもなく空港待合室まで来れてしまい飛行機には間にあった。

      Geneve空港→フランクフルト空港へ
      フランクフルト空港→成田空港へ

       機内で隣の席に座ったのは、南米のコロンビアから日本へ出稼ぎに来る若
       い女の子(18歳位)であった。始めて飛行機に乗った様で戸惑っていた。
       こいつらのほうが、よぽどタフだと感じた。

  9月24日(晴) 

      成田空港は台風一過で晴。Geneve空港で出国審査を受けないといけなかった
     のですが、窓口に気が付かずそのまま日本に来てしまいました。このためパス
     ポーに出国のスタンプが無く、成田の係官が不思議がって聞いてきました。
     車を出発前に宿泊した成田ビューホテルの駐車場に取りに行き、甲府まで
     運転してなんとか帰りついた。


   ******感想*******

   1.  スイスの宿は、もっと安いところに泊まるべきであった。
     Hotel&Restrant Glacierも日本円で8,000¥/泊位なのだけれど
     安いほうが、いろいろな人間に会える。Hotel&Restrant Glacierでは
     リタイヤした夫婦づれが多く、話す相手にならなかった。

   2.  スキー場は、日本に紹介されていないものも、当然あり、スキーに行ったらスイス
     で車を借りアッチコッチ回ったほうがおもしろい。イギリスの旅行代理店が1週間の
     パックをやっていたりするので、安い航空券を買って行き、さらにパックで行ったほ
     うが正解のようです。(勤務先のスキー部に紹介して、行ってみようと思う)

   3.  料理の内容を知るためにフランス語かドイツ語のメニューが読めるように
     して行くべきであった(次回はなんとかしよう)。




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