CMHヘリスキー

1.期間:2001年4月13日〜4月23日
2.場所:CANADA B.C州 レベルストーク
3.滑走標高差:44、850m
4.参加者:22名

5.内容

        4/13(金):
  成田空港で集合した11名は、CMHジャパンの人の説明・航空券受け取り後、エアカナダの飛行機でバンクーバー乗り継ぎ後、CALGARY空港傍のデルタホテルに到着。ホテルのロビーにはCMHのデスクがあり参加者は、ここで登録を行いホテルの鍵を受け取る。デスクの傍には、掲示板があり明日のバスの出発時間が表示してありました。今回日本からの参加者は、ボビーバーンズ2名・バカブース4名・カリブース4名・レベルストーク1名の11名でした。カリブース参加者の内2名は、スキージャーナル社の取材に来たカメラマンとモデルとなるスキーヤーでした( 2001年10月号に掲載予定 )。
 

                **  CMHジャパンを径由して申し込んだ場合は、あらかじめ
                    時間他を記載された詳細の日程表・ガイドがあります。また
                    カルガリー空港で現地日本人添乗員が迎え、CMHデスク
                    での登録を代行してくれます。
 

        4/14(土):
  10:00 ロービー集合。ホテル前に待っているバスに荷物を積み込む。この時、席の周辺の人と挨拶をかわしました。バスの中では、CMHの係員からスキー板のレンタル申込書・スキー技術のアンケート用紙を渡された。あらかじめ日本人参加がいることが伝わっているため、用紙には日本語で書かれているものもあり、選択可能であった。また簡単なビーコンの使用方法の説明とヘリの注意についての説明があった。5時間ほどで、レベルストーク到着。REGENT  INNホテルのフロントで名前を告げ、室の鍵を受け取る。階段の途中に掲示板があり、本日の予定が書いてあり、初日はCMHとホテル主催のカクテルパーティー+夕食会であった。到着後、スキー靴を片方もってCMHのショップへ行き、板の選択とビンディングの調整の為、靴を渡す。REGENT INNでの夕食はあらかじめ予約が必要であるが( 他の ロッジでは不要 )、初日の夕食は適当に相席となるので、席を気にしなくていい。先程の掲示板には、翌日の班分けが貼ってある。通常11名×4班となるが今回は、2班に分けられ私は遅い班になっていた。

        4/15(日):
  7:00から、ストレッチ時間。地下の部屋(20畳ほど)にいくと12名位が集まっていた。30分ほど行った後、そのまま朝食会場へ向かった。雪の状態をガイドが確認するため、1時間出発が遅くなった。初日は、ビ−コン訓練から始まる。4月はレベルストークの街中には雪がないので、スキーの準備をして出発。ホテルから5〜25分程度の場所にあるヘリパッドへ。ヘリ(乗員1名を入れ、18名乗車可能)に乗り込み、モナシー山脈の山中へ15分程ヘリで移動。そこは一面の銀世界であった。ビーコン訓練を1時間ほど行い、各班に分かれてスキーを開始。この時期の雪は3〜4月のムイネのようでした。雪は、2500m位では本州の新雪位の雪(軽い)。2000m位ではサンクラスト・ウィンドクラスト・ザラメが現れます。1回の滑走標高差が500〜1、000mあり、途中ガイドがゲストを誘導するために待っていますが直ぐに滑り出すので、ほとんど1ピッチで滑ります。天気は快晴。昼は移動用のヘリとは別のヘリが食事を運んで来ます。このヘリは食事後、午後滑らない人を乗せて帰っていきます。3時ころまでスキーを行い、ホテルへ戻りました。REGENT   INNは夕食の予約が必要なので、ホテルに戻った時に、フロントで予約する必要があります。この時は、一緒にビーコン訓練を行った米国人の人にお願いし、一緒に夕食を食べました。夕食時CMHのマネージャーが席に来て、空席があるので私に早い班へ替わらないかと打診に来た。食事をした米国人と別の班になると翌日夕食の相手を捜すのが面倒になると考えたのと、時差ぼけで体が慣れていないので、そのままの班を希望した。

        4 /16(月):
  本日もガイドが雪の状態を確認するため、出発が30分遅れた。天気は晴れ。今日は写真を撮りまくり・滑りまくる。昼食前、早い班で一人疲労した参加者(ゲスト)が発生したため、ガイドから班交代を依頼されたが、同じ仲間と別れるのは残念だったので断った( 後から考えれば失敗であった )。午後、2名が早い班へ、2名が( ゲストは1名、もう1名はCMHショップの店員 )遅い班に移動して来た。3時30分頃までスキー。この間別のゲストが右足を捻挫。この人は夕方ホテルに戻った時に医者に行き、2日後この怪我のため帰っていった。スキーからホテルに戻った時、午前中一緒だったBiLLから夕食に誘われる。以後の天気で明日以降雪が降るという情報を聞き込んだので、CMHのマネージャーに、早い班に移して貰えないか依頼したが、既に空席が埋まっていてダメだった。

        4/17(火):
  本日は街中の天気は雨であったが、山の上は天気が良いということで出発。今日は、営業を終了したクートニーエリアの北へ向かった。天気が悪いので今回の班のうち1/3はお休み。今日はガイドの雪確認が無いため、朝食後30分程度で出発。あまり時間が無い。午前中は樹林限界以上を滑っていたが、午後はシャンツェのような木の間(もっと木が多い )を滑った。午後3時頃までスキー。天気が良すぎるため滑走距離が延び、保証標高差30、500mは明日一日滑れば達成します。滑走保証標高差を超えると、65カナダ$/1、000mの割り増し料金がかかることをガイドが説明した。これは結構高い。この後、金曜日は、10、000m位滑ったので、この一日で50、000円位になったことになる。夕食は昨日のBILL達と同じGrで食べた。

        4/18(水):
  本日も街中の天気は雨であったが、山の上は天気が良いということで出発。午前中は前日滑った林間コースを滑った。昼食中降雪が多くなり視界が悪くなったのと、割り増し料金考えて午後はスキーをキャンセルし、ホテルに戻った。時差ボケの疲れでホテルに戻ったら、夕方まで寝てしまった。夕食は昨日のBILL達と同じGrで食べた。夕食時席にドレスを着た女性が、映画撮影が終了した後でカラオケに行かないと我々のテーブルに誘いに来た。その週、レベルストークへ映画撮影に来ていた女優であった。

        4/19(木):
  本日は天気晴れ。今日は1日中滑った。午後ドイツから来ていたスノーボードの親子が相次いで怪我。父親はあばら骨を骨折、子供(中学生)は、右手首不完全骨折した。子供はホテルに帰った時医者に行き、ギブスをしていた。しかし、金曜日ギブスをしたまま、参加していた。

        4/20(金):
    本日も天気晴れ。今日も1日中滑ったが、午後の後半の雪は日本で滑れるようなザラメ雪。天気が良いので他の参加者は喜んでいたが、単調な雪に飽きてしまい、ガイドに「ホテルに帰りたい」と告げたが、「あと2回滑らないとホテルには帰らない」と回答してきた。しかし、これをゲストの不満と考えたようで、この日の最後の滑走はCMHのコースに入っていない新しいコースを滑った。結構傾斜のある部分が途中にあり、中学生の女の子(かなりうまい)は恐怖のため、途中でベソをかいていた。最終日の夕食は、初日の夕食と同じ場所で、サヨナラパーティーが行われた。
 

        4/21(土):
  本日も天気が良いが、割り増し料金を考えキャンセル。参加者のうち8割が、キャンセルしていた。キャンセル客のうち、何名かは、午前中いカルガリーに戻るバスを予約していた参加者が含まれていた。最終日の昼食は、ホテル内で食べる。昼食後CMHのデスクに行き、滑走標高差を超過した分の割増料金・CMHショップでの商品購入代・チップを支払いに行った。また、ホテルの酒・マッサージ等の料金は別にフロントに支払いを行った( 他のロッジではCMHデスクに一括支払う )。午後3時のバス出発まで、レベルストークの街中をぶらぶら。これは、街中に無い他の場所ではできないメリットでした。15時30分に新しいお客を連れたバスが到着し、折り返しのバスに我々は乗車し、カルガリーへ戻った。カルガリーのデルタホテルのCMHデスクで部屋の鍵を受取ったところで、別の場所に行っていた日本人10名と再会した。

        4/22(日)〜4/23(月):
  カルガリー・バンクーバーを径由、成田空港へ。

***感想***

1.  3日目(水曜日)までは、時差ぼけで結構つらかった
2.  1週間いると、同じような雪質 ( 上は コーンと呼ばれる 本州の軽い新雪
   下は サンクラスト・ザラメではだんだん飽きてきてしまいました
3.  毎朝のストレッチは、体をほぐすには丁度よかった。ストレッチを
     欠席していた参加者が怪我をしたので、有難さを痛感した。
4. ジョークを理解でき、また話せるともっと楽しめました。
5. 次回は、軽いパウダースノーの時に参加したい。
6. 22人( 通常は44人 )だったため、班が2つとなりヘリの回転が良かった。
   また、班数が少なかったので 「シュプールを接近して滑るように」というガイ
   ドの注意もあまり無く、結構自由に滑らせてくれました。
7. 参加費がツイン仕様だったにもかかわらず、(部屋が空いていたため)ダ
   ブルベットの部屋を一人で使用できたのはラッキーであった。
8.夕食は6時30分頃から食べ始めても、会話をしながらフルコースを食べる
  ため、夕食が終わるのが9時頃になる。その後、パブに行って飲んだりするが、
  私は眠くて1日しか付き合えなかった。

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5.滑走標高差一覧

4/15:  6,300m (    8本  )
4/16:  8,200m (  12本  )
4/17:  7,100m (  11本  )
4/18:  4,900m (    7本  )
4/19:  8,400m (  13本  )
4/20:  9,950m (  16本  )
4/21:           0m
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合計   :44、850m

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6.写真

  ***** クリックすると拡大写真がみれます *****
 
 

ホテル外観


 

火曜日の写真
 

BiLL

BAN

斜面が続く中を滑る

昼食時(後ろのヘリは食事運搬用)
天気が良いので快適
ヘリに乗り込む直前

右の男性はドアマン
ヘリが去った後、スキーをはく準備

木曜日の写真
 

JERRY(1)--71才

JERRY(2)--米国

今日も快適なスキー

Nic(米国空軍)とstefany(カナダ)の兄妹

Jerry、Ban,Bjorn &Per(スウェーデン)

長い斜面が続く(上の点は人です)

ガケやクレバスを縫って滑る

金曜日
 

30°程度の斜面が続く

同じ班のメンバー

ガイド達と