扉 | コンコン! |
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葛城ミサト |
「シンジ君、起きなさい! いつまで学校休む気? もう5日目よ。初号機はもう完全に直ってるのよ。 パイロットのあなたがそんなことでどうするの? シンジ君!?」 |
扉 | カチャ! |
葛城ミサト |
「……えっ? キャッ! シンジ君、ごめんさない!! で、でも朝っぱらからそんな…… え?、あ、ご、ごめん、閉めます、閉めます」 |
扉 | バタン |
液、 出 し た 第四話 後
葛城ミサト | 「14歳だもんね。人類の存亡を背負わせるのは…やっぱ酷よね」 |
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赤木リツコ |
「でも、私たちはエヴァの操縦を、 14歳の子供たちに委ねざるをおえないのよ」 |
葛城ミサト | 「わかってる」 |
赤木リツコ | 「で、シンジ君から連絡は? …ないの?」 |
葛城ミサト | 「ないわ。彼、もう戻らないかもしれない」 |
赤木リツコ | 「どうするつもり?」 |
葛城ミサト | 「別に…、戻らないならその方がいいかも」 |
赤木リツコ | 「なぜ?」 |
葛城ミサト | 「こないだの戦闘の後でさぁ…」 |
回想シーン | ↓ここから |
葛城ミサト | 「どうして私の命令を無視したの?」 |
碇シンジ | 「ごめんなさい」 |
葛城ミサト | 「あなたの女王様はあたしでしょ?」 |
碇シンジ | 「はい」 |
葛城ミサト |
「あなたには私の命令に従う義務があるの。 わかるわね?」 |
碇シンジ | 「はい」 |
葛城ミサト | 「今後こういうことのないように」 |
碇シンジ | 「はい」 |
葛城ミサト | 「あんた、本当にわかってんでしょうね?」 |
碇シンジ | 「はい」 |
葛城ミサト |
「あんたねぇ、なんでも適当に 『はい、はい』言ってりゃいいってもんじゃないわよ」 |
碇シンジ |
「わかってますよ、ちゃんと。 もういいじゃないですか…、満足させたんだから」 |
葛城ミサト |
「そうやって、表面だけ女王様に合わせていれば楽でしょうけどね。 そんな気持ちで三角木馬に乗ってたら、死ぬわよ!」 |
碇シンジ | 「いいですよ、そんなの」 |
葛城ミサト |
「良い覚悟だわ〜と言いたいところだけど、 誉められると思ったら大間違いよ。 碇シンジくん!」 |
碇シンジ |
「誉められるも何も、どうせ僕しか乗れないんでしょ? 乗りますよ」 |
回想シーン | ↑ここまで |
赤木リツコ | 「…なるほどね」 |
葛城ミサト |
「あの子にとって、三角木馬に乗ることが苦痛でしかないのなら、 もう乗らない方がいいわ…。 絶対死ぬもの…」 |
赤木リツコ | 「でも、ペットは必要よ」 |
鬼か、こいつら(笑)
相田ケンスケ |
「トウジの奴さ、反省してた。 妹に、折檻されたらしいよ。 私たちを救ってくれたのは、あのロボットなのよって…、 鞭でビジバシと。 小学校低学年に、折檻されるなっての、 ホント。…なっ?」 |
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碇シンジ |
「妹さん……、元気そうだね」 |
相田ケンスケ |
「夜はいいよな、チカンがしやすいから。 小さい頃は静かで良かったけど、毎年増えてる」 |
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碇シンジ |
「性感帯が戻ってるって…、 ミサトさんが言ってた」 |
相田ケンスケ |
「ふ〜ん、ミサトさんね。まったく羨ましいよ。 あんな綺麗なお姉さんと一緒に住んでて、 エヴァンゲリオンを操縦できて…。 あ〜、一度でいいから、 思いのままに綺麗なお姉さんを操ってみたい」 |
碇シンジ | 「僕だってそうだよ」 |
相田ケンスケ | 「飯、食うだろ?」 |
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碇シンジ | 「うん。…いつも、こんなことしてんの?」 |
相田ケンスケ | 「ん? う〜ん、まあな!」 |
碇シンジ | 「ゲリラ戦にでもなった時の為の、訓練?」 |
相田ケンスケ |
「こんな大人のおもちゃで何ができるんだよ? 好きでやってるだけさ」 |
碇シンジ | 「でも、ミサトさんはそれで満足してくれるよ」 |
相田ケンスケ | 「…」 |
碇シンジ | 「あの…、有り難う」 |
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相田ケンスケ | 「トウジ! しゃべれよ…、ほら」 |
鈴原トウジ |
「碇、二発カマほったりして悪かった。 わしのことも、カマほってくれ!」 |
碇シンジ | 「そんなこと、出来ないよ」 |
鈴原トウジ | 「頼む! せやないと、わしの気が済まん」 |
相田ケンスケ |
「こういう恥ずかしい奴なんだよ。 まっ、それで丸く収まるんなら、カマほったら?」 |
碇シンジ | 「でも…」 |
鈴原トウジ | 「はよ、時間ないんやろ?」 |
碇シンジ | 「じゃ、一発だけ」 |
鈴原トウジ | 「よし! こんかい!!」 |
碇シンジ | 「ん!」 |
鈴原トウジ | 「待ったぁぁ!!」 |
碇シンジ | 「?」 |
鈴原トウジ | 「なか出し、無しや」 |
赤木リツコ | 「イっちゃったわね…。これで良かったの?」 |
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葛城ミサト |
「ヤマアラシのコンドームか…。 身を入れるほど相手を傷つける…。 こういうことか」 |
回想 | 碇シンジの顔 |
葛城ミサト |
「あの子、ああいうやり方でしか、 自分の性欲を伝えられないんだわ…」 |
葛城ミサト |
他人との接点を最小限にとどめ生きていく少女、 綾波レイ。 その彼女が、唯一股を開いている人物は、 碇指令だった。 自分よりも父親に近い少女に、シンジは戸惑う。 心の収束を待たずして、股間から放つ光が、 エヴァ初号機の胸を焼く。 シンジの絶頂がミサトに響く。
次回、『レイ、心の婿に』
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