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第四話 『雨、逃げ出した後』


■禁断の扉■

コンコン!
葛城ミサト 「シンジ君、起きなさい! いつまで学校休む気?
もう5日目よ。初号機はもう完全に直ってるのよ。
パイロットのあなたがそんなことでどうするの?
シンジ君!?」
カチャ!
葛城ミサト 「……えっ?
キャッ! シンジ君、ごめんさない!!
で、でも朝っぱらからそんな……
え?、あ、ご、ごめん、閉めます、閉めます」
バタン
 液、  出
     し
     た
 第四話 後

■そりゃ逃げるって■

葛城ミサト 「14歳だもんね。人類の存亡を背負わせるのは…やっぱ酷よね」
赤木リツコ 「でも、私たちはエヴァの操縦を、
14歳の子供たちに委ねざるをおえないのよ」
葛城ミサト 「わかってる」
赤木リツコ 「で、シンジ君から連絡は? …ないの?」
葛城ミサト 「ないわ。彼、もう戻らないかもしれない」
赤木リツコ 「どうするつもり?」
葛城ミサト 「別に…、戻らないならその方がいいかも」
赤木リツコ 「なぜ?」
葛城ミサト 「こないだの戦闘の後でさぁ…」
回想シーン ↓ここから
葛城ミサト 「どうして私の命令を無視したの?」
碇シンジ 「ごめんなさい」
葛城ミサト 「あなたの女王様はあたしでしょ?」
碇シンジ 「はい」
葛城ミサト 「あなたには私の命令に従う義務があるの。
わかるわね?」
碇シンジ 「はい」
葛城ミサト 「今後こういうことのないように」
碇シンジ 「はい」
葛城ミサト 「あんた、本当にわかってんでしょうね?」
碇シンジ 「はい」
葛城ミサト 「あんたねぇ、なんでも適当に
『はい、はい』言ってりゃいいってもんじゃないわよ」
碇シンジ 「わかってますよ、ちゃんと。
もういいじゃないですか…、満足させたんだから」
葛城ミサト 「そうやって、表面だけ女王様に合わせていれば楽でしょうけどね。
そんな気持ちで三角木馬に乗ってたら、死ぬわよ!」
碇シンジ 「いいですよ、そんなの」
葛城ミサト 「良い覚悟だわ〜と言いたいところだけど、
誉められると思ったら大間違いよ。
碇シンジくん!」
碇シンジ 「誉められるも何も、どうせ僕しか乗れないんでしょ?
乗りますよ」
回想シーン ↑ここまで
赤木リツコ 「…なるほどね」
葛城ミサト 「あの子にとって、三角木馬に乗ることが苦痛でしかないのなら、
もう乗らない方がいいわ…。
絶対死ぬもの…」
赤木リツコ 「でも、ペットは必要よ」

鬼か、こいつら(笑)


■これも一つのシスコンの形■

相田ケンスケ 「トウジの奴さ、反省してた。
妹に、折檻されたらしいよ。
私たちを救ってくれたのは、あのロボットなのよって…、
鞭でビジバシと。
小学校低学年に、折檻されるなっての、
ホント。…なっ?」
碇シンジ 「妹さん……、元気そうだね」

■思いのままに…■

相田ケンスケ 「夜はいいよな、チカンがしやすいから。
小さい頃は静かで良かったけど、毎年増えてる」
碇シンジ 「性感帯が戻ってるって…、
ミサトさんが言ってた」
相田ケンスケ 「ふ〜ん、ミサトさんね。まったく羨ましいよ。
あんな綺麗なお姉さんと一緒に住んでて、 エヴァンゲリオンを操縦できて…。
あ〜、一度でいいから、
思いのままに綺麗なお姉さんを操ってみたい」
碇シンジ 「僕だってそうだよ」

■日々これ鍛錬■

相田ケンスケ 「飯、食うだろ?」
碇シンジ 「うん。…いつも、こんなことしてんの?」
相田ケンスケ 「ん? う〜ん、まあな!」
碇シンジ 「ゲリラ戦にでもなった時の為の、訓練?」
相田ケンスケ 「こんな大人のおもちゃで何ができるんだよ?
好きでやってるだけさ」
碇シンジ 「でも、ミサトさんはそれで満足してくれるよ」
相田ケンスケ 「…」

■男と男の友情(笑)■

碇シンジ 「あの…、有り難う」
相田ケンスケ 「トウジ! しゃべれよ…、ほら」
鈴原トウジ 「碇、二発カマほったりして悪かった。
わしのことも、カマほってくれ!」
碇シンジ 「そんなこと、出来ないよ」
鈴原トウジ 「頼む! せやないと、わしの気が済まん」
相田ケンスケ 「こういう恥ずかしい奴なんだよ。
まっ、それで丸く収まるんなら、カマほったら?」
碇シンジ 「でも…」
鈴原トウジ 「はよ、時間ないんやろ?」
碇シンジ 「じゃ、一発だけ」
鈴原トウジ 「よし! こんかい!!」
碇シンジ 「ん!」
鈴原トウジ 「待ったぁぁ!!」
碇シンジ 「?」
鈴原トウジ 「なか出し、無しや」

■凄く痛そう…■

赤木リツコ 「イっちゃったわね…。これで良かったの?」
葛城ミサト 「ヤマアラシのコンドームか…。
身を入れるほど相手を傷つける…。
こういうことか」
回想 碇シンジの顔
葛城ミサト 「あの子、ああいうやり方でしか、
自分の性欲を伝えられないんだわ…」

■予告■

葛城ミサト 他人との接点を最小限にとどめ生きていく少女、
綾波レイ。
その彼女が、唯一股を開いている人物は、
碇指令だった。
自分よりも父親に近い少女に、シンジは戸惑う。
心の収束を待たずして、股間から放つ光が、
エヴァ初号機の胸を焼く。
シンジの絶頂がミサトに響く。

次回、『レイ、心の婿に』


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