'89 Summer
1989.7.23 〜 7.30



 1日目  名古屋空港 → 千歳空港 → 札幌 → (車中泊)
 
2日目  → 稚内 → 旭川 (泊)
 
3日目  旭川 → 美瑛 → 富良野 → 札幌 (泊) 
 
4日目  札幌 → 網走 (泊)
 
5日目  網走 → 知床 → 釧路 (泊)
 
6日目  釧路 → 摩周湖 → 屈斜路湖 → 阿寒湖 → 釧路 → (車中泊)
 
7日目  → 札幌 → 函館 (泊)
 
8日目  函館 → 盛岡 → 東京 → 名古屋
 

  初めての北海道は半分(1割ぐらいという話もあるが・・・(^_^;)仕事がらみ?ということで、仕事仲間3人で出発。計画を任された私は、「まあ北海道なんて今後めったに来ないだろうから」と8日間で目一杯のハードな行程を組み、できるだけいろいろなところを周る計画としたのでした。このときは、まさかその後、毎年のように訪れるようになるとは思ってもいなかったので・・・


  まず初日、名古屋空港から千歳空港へ、今の新千歳じゃなくてJR南千歳駅のところの古い空港。そこからJRで札幌へ向かう。とりあえず、初めての札幌ということで時計台、道庁、大通り公園などを回り、夜行の急行「利尻」で稚内へ向かうといういきなりのハードスケジュール。
  
    
  2日目早朝、稚内駅到着。急行列車の垂直背もたれではぐっすり眠れるはずもなく、3人とも疲れ気味。それでも、この日の午後の特急で定番の旭川まで戻る予定だったので、あらかじめ申し込んでおいた定期観光バスで、宗谷岬へ。まずは日本最北端の地のモニュメントの前で記念撮影。サハリン(樺太)が見えますな。その後、宗谷丘陵を通って野寒布岬、稚内公園と回り駅へと戻る。駅前で昼食にカニ丼を食べ、特急で旭川へ向かう。行きは夜中だったので見えなかったが、車窓にはいかにも北海道という風景が広がっている。夕刻、旭川到着。この日はホテルで思いっきり寝る。


  3日目、この日は朝からレンタカーにて移動。まずは美瑛へ、ヨーロッパのような田園風景が広がり、これぞ北海道。また、花畑にはラベンダーをはじめとする色とりどりの花が咲き、年甲斐もなく、花畑の中で記念写真。続いて、富良野・麓郷の森へ。そう、ここは北の国からのセットなどがあるところ。ドラマの中では焼けてしまった、五郎の家も入って見ることができる。その後、札幌へ戻る。


  4日目、朝から仕事(?)を済ませ、午後の特急で網走へ向かう。もうそろそろ電車に乗るのも飽きてきた。夜の7時ごろ網走駅へ到着。網走湖畔にあるホテルへ。まさに満足という内容の夕食。


  5日目もレンタカーで移動。まずは「とりあえず見ておくか」ということで網走刑務所へ。博物館になっている網走監獄じゃなくて、今も使われている本物の刑務所。当然ながら、中へは入れないので門の前で記念写真。その後、一路知床へ向かう。知床五湖、カムイワッカを回り知床峠へ。国後島がはっきりと見える。羅臼から標津を経て、単調な道をこの日の目的地・釧路へ向かう。羅臼から標津へ向かう途中、トイレ休憩で立ち寄ったところで、地元のおばちゃんが「お兄ちゃーん、カニ食っていかないかえ?」。とれたてのカニをその場でゆでて食べさせてくれる。適当にはかりにのせて、1000円だというので食べていくことにする。植木バサミを貸してくれて、それでカニの脚をさばきながら食べる。これが旨いのなんのって。おそらく今まで食べたカニの中でこれが一番旨かったといえるほど。夕方、釧路到着。


  6日目、この日もレンタカーで回る。ここまでいい天気が続いていたが、この旅初めて天気が思わしくない。釧路湿原の中を走り、摩周湖へ。この天気ではと思っていると、案の定、「霧の摩周湖」。湖面なんて全く見えなかった。その後、屈斜路湖から阿寒湖を回って釧路へ戻る。そして、この夜の特急で札幌へと向かう。また夜行だ・・・(-_-;)


  7日目、早朝札幌到着。でもまだまだ移動は続く。ここで特急を乗り換え、函館へ向かう。昼過ぎに到着。五稜郭、トラピスト修道院などを見て回り、いったん旅館へ。当然ながら、夜は夜景だということで、バスで函館山へ。明日も朝が早い。


  いよいよ最終日。普通なら、函館空港から帰るのだろうが、なんと延々名古屋まで列車で帰るという計画に・・・ なぜって? 青函トンネルをくぐりたかった、それだけの理由で、さんざん乗って「もういい」状態の列車に、また1日乗りっぱなしに。8時前の特急で盛岡へ向かう。途中、待望の?青函トンネルへ、さすがに長いな。昼ごろやっと盛岡到着。ここから東北新幹線に乗り換えて東京へ。そこから今度は、東海道新幹線に乗り換えて、夕方、名古屋到着。しばらくは電車に乗りたくないという旅でした。

              札幌時計台               美瑛・花畑


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