日本語を喋らせるためには、「Microsoft
Sam」以外の音声を追加する必要があります。これには、マイクロソフト社から配布されていた「Speech Software
Development Kit 5.1」というものをインストールすることで可能です(一般にはSAPI
のSDKと呼んでいます)。SAPI
のSDKは、以前、マイクロソフト社のサイトから無料でダウンロードできたのですが、今は、なぜか無くなっているようです。2004年の日付で、「Microsoft
.NET Speech SDK
Beta」を近日公開みないなことが書いてあるのですが、これも見当たりません。どうやら、.NET自体に統合される形で音声合成機能が組み込まれたようで、専用のSDKは無くなったのかもしれません。
5.1のSDKもフリーのダウンロードサイトでまだ置いてあるところがあるようです。
http://downloads.zdnet.com/abstract.aspx?docid=787889
昔は、フランス人の声とか中国人の声とかも、ネット上で無料のものがあったのですが、今もあるかは不明です。 |
SDKのインストールを行なうと「LH Kenji」や「LH
Naoko」といった音声が追加され、日本語を読み上げることが可能になります。 |
また、Office製品(たぶんOfficeXP、2003についていて、2007にはついていない)を持っている場合、追加で音声合成の機能をインストールすると、「LH
Kenji」や「LH Naoko」の声が追加できます。
OfficeXPの場合だと、CDを入れて、次のような画面で「機能の追加/削除」を選択して次へ進みます。
Vistaの場合も、同様のインストールで機能を使用できるようになりますが、なぜか、コントロールパネルの「音声合成」では追加した声がリストに表示されません。 |
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「Officeの共通機能」で、「入力システムの拡張」の「音声」の設定を下のように変更します。 |
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インストールの後、コントロールパネルの音声合成を確認すると、音声が増えているはずです。 |