Robot Band Exhibition at Maker Mela 2024    
  Report of Maker Mela 2024.  
 
 



 

 
  Maker Melaは、毎年インドのムンバイで開催されているイベントです。
過去にオンラインで参加したことがあります。(https://www.youtube.com/watch?v=aHx8HdnX2Ns
主催者は、Somaiya Vidyavihar Universityという工科系の大学です。
インドでは過去、 IITのKharagpur校とGuwahati校で展示したことがあります。
インドまでの移動は自腹ですが、空港から大学までの移動や宿泊、食事などは主催者が面倒みてくれます。
 
 



 

 
 


 

 
  インドまではシンガポール航空で、関空からシンガポール、シンガポールからムンバイへ乗り継ぎます。手荷物は25Kgまでだったので、自動演奏ロボット3体とおみくじロボットの構成です。物体認識のコミュニケーション・ロボットは持っていけませんでした。
インドに入国するにはビザが必要ですが、ムンバイはETAという電子ビザによる入国が可能です。オンラインで申請して自分でプリントアウトします。
IITのときは荷物を調べられて、犬がロボットの匂いをかぎにきたり、写真をとられたりして大変だったんですが、今回はパスポートを見せただけで、一言もしゃべらず通過しました。荷物チェックも厳しいはずなんですが、なんと、ノートパソコンとリュックのスキャンだけで、スーツケースのスキャンは免除されました。たぶん、係員がちょっと持ってみて、重かったのでベルトコンベアの台に乗せるのをやめたんだと思います。(前の人のはスキャンしていたし。)
空港まではスタッフ2名(たぶん大学のスタッフや大学院生)が迎えにきてくれました。スーツケース1個だから良かったんですが、2個だと3名も乗客が乗れない感じのタクシーでした。
 
 



 

 
  以前行ったIITは2校ともかなり田舎にあり、移動中の交通事情がすさまじかったのですが、今回はけっこう都会なので違う感じを予想していたのですが、状況は同じでした。
どういう感じかというと、深夜にもかかわらず渋滞していて、車間距離がほとんどとられず、車線もあるような無いような、車がひしめく無法地帯といった感じです。常にクラクションが鳴り響いています。唯一の違いは、今回はトラックがほとんどいなくて、リクシャーと呼ばれる三輪車がたくさんいたことでしょうか。
 
 



 

 
 


 

 
  宿泊場所は、IITのときは研究者が宿泊するゲストハウスでしたが、今回は学生寮のようなところでした。食堂とジムが建物内にあります。
食事は基本的にカレーですが、夜はあまり食べないらしく、朝食に比べて質素でした。
部屋には3つベッドが置いてありましたが、他には誰も来ませんでした。(IITのときは知らない人と相部屋した思い出。それはそれで楽しかったが。。。)会場にも近いです。
 
 

 
  それほど大きくない大学です。キャンパス内に色々なオブジェが置いてあります。木は印度の国旗みたいな色が塗られています。  
 


 

 
  胴体の部分が抜けているように見えます。たぶん座って写真を撮るんだと思います。  
 


 

 
  公園にはチェスのセットが置いてありました。  
 



 

 
  リクシャーも走っています。  
 



 

 
 



 

 
  キャンパス内にはなぜか犬がたくさんいます。警備員と一緒にいることもあるので、もしかしたら警備用なのかも。哺乳類に噛まれると終わりと思っているので、とても怖いです。(一応、狂犬病の予防接種はしています。)  
 



 

 
  会場はテント内で、100ブースほど。ブースの大きさは一律180cmぐらい。  
 



 

 
  ブースの裏に木があり、たくさん蚊がいました。刺されると高熱がでる感染症になる可能性があるので、運営に頼んで蚊よけスプレーを用意してもら いました。  
 



 

 
  おみくじは印度では大人気です。持っていった紙が初日でなくなり、2日目に運営に頼んで追加してもらいました。おそらく600〜800回したんだと思います。追加した紙もなくなり、最後は、来場者がもっていたノートなどを使用しておみくじを行いました。  
 





 

 
  子供達がたくさん来ました。大勢でテーブルを圧迫していたので、なだれ込んでくるんじゃないかと思いました。写真は撮れなかったけど、おみくじの紙を奪い合う凄まじい光景が。。。  
 



 

 
  人が溜まりすぎると、自主的に行列を作るという光景がみられました。日本以外で列が作られるのを見たのは初めてです。  
 



 

 
  初日の夜はメイカーパーティというのがありました。パーティという名目ですが、キャンパス内はアルコール禁止となっているため、飲み物やスナックはなくただ観覧するだけとなります。
ステージには、大学内のミュージシャンやパフォーマーが出演します。
 
 



 

 
 

3日目は展示はなく、講演と授賞式のようなものが行われました。学生が参加する動画のコンテストが行われたらしく、学生が私のブースを撮影した動画も何か受賞していたようです。

 
 



 

 
  夜まですることがなかったので、ウロウロしてみました。出入口では厳しくセキュリティチェックがおこなわれています。キャンパス外に出てしまうと戻ってくるのが面倒そうなので、街にでるのはあきらめました。  
 



 

 
 

キャンパス内にはセキュリティがたくさんいるのですが、集まってなにか朝礼のようなものをしていました。キャンパスの出入り口だけでなく、各建物の入り口には必ずセキュリティがいて、人の出入りをチェックしています。

 
 



 

 
  食堂はこんな感じのが幾つかありました。  
 



 

 
  いつも超満員だそうです。
コンビニ的なものがなく、スナックとか文具とか必要なものが簡単に買えないのがちょっと不便でした。
 
 



 

 
  帰りの空港へも2人のスタッフで送迎してくれました。キャンパス内のファブラボ的なところの職員らしく、台湾のテッドさんやメイカーフェアのデールさんと一緒のプロジェクトに参加したことがあると言っていました。
通常、入国より出国のほうが簡単なのですが、今回は出国のほうが大変でした。空港の建物内に入るにもチケットを見せる必要があります。そして荷物のスキャンも厳しく、リュックに入れていたロボットの説明を求められました。ひっかかると列に戻って最初からやりなおしで、ものすごく時間がかかりました。そして、出国審査でインド渡航の目的や回数を聞かれたりしました。入国のときに渡航目的を聴くのは分かるんですが、なぜ入国のときには聞かずに出国のときに??
 
 



 

 
  空港でタコスを食べました。やっぱり世界で一番おいしい食べ物はタコス。
シンガポールで乗り換えが50分しかなかったので不安だったけど、なんとか間に合いました。