研究テーマ->ジャンル研究->ポピュラー->ジャズ
このページは、私が、自動作曲システムに、各ジャンルの音楽の作曲機能を組み込む際に、特に留意した点を中心にして書かれています。    
起源
ジャズは、ロックと同様、ブルースをもとにして出来た音楽です。調べたことはありませんが、発祥の地はたぶんアメリカでしょう。ブルースが、そのまま変化していく形で出来たんだと思います。
ブルースとの違いは、コード進行のバリエーションが多いということです。ブルースで使用されるコードやコード進行は決まりきっていますが、ジャズの場合、テンションという形で、コードの数は、数限りなくあります。リズムは、基本的な構造は、ブルースとあまり変わっていないように思いますが、どうなんでしょうね。。。
種類
一口にジャズと言っても色々な分類が可能です。たとえば、演奏者の構成から、ビッグバンド、カルテット、トリオなどと分けることもできますし、音楽的な特徴から、アシッド・ジャズなどという分類も可能です。
特徴

メロディ
メロディには、テンションやブルーノートなど、コードの音と不協和音を形成するような、音が含まれています。

コード進行
コード進行中のコードは、4つ以上の音の和音が中心になります。たとえば、4つの和音とは、ドミソシの和音とかです。 さらに、9thコード、11thコードや13thコードというテンション(意図的な不協和音)を含んだコードが使用されるわけです。これらの不協和音が含まれていると、音に深みがでてきます。
ロックは、3つの音の和音(たとえば、ドミソ)が多いですから、シンプルで若者的、ジャズやフュージョンは、深みのある音で大人の響きという感じで考えれば分かりやすいかもしれません。
リズム
シャッフルと言って跳ねるような感じになります。下の譜面だと、上段の16分音符のあたりにそれが現れていますが、この部分の長さはあいまいで、3連音符で示されたり、16分音符で示されたりします。

背景に流れているリズムは、4分音符を3つに分割し、最初の2つをつなげた感じのリズムになります。

自動作曲ソフトによる再現
自動作曲システムのジャズの音楽スタイルでは、テンションを含むメロディを、4つの音の和音に載せる形で作曲を行わせています。リズムは3連系のリズム(シャッフル)にしています。
自動作曲システムによるサンプル曲
楽器
ピアノ、ギター、ドラム
関連リンク
準備中