研究テーマ->ジャンル研究->民族音楽->アボリジニーの音楽
私は、各民族音楽の特徴をとらえ、コンピューターの自動作曲で、それを再現するということを試みています。このページは、私が、自動作曲システムに、各民族音楽の作曲機能を組み込む際に、特に留意した点を中心にして書かれています。  
特徴
アボリジニーとは、オーストラリアの原住民のことです。ディジィリドウという、楽器を使用して演奏をします。この楽器は、簡単に言うと、ユーカリの木の中心部をシロアリが食べてできた筒で、穴に息を吹き込むと、びよびよ〜ん・・・という音がします。一応、色々な音程がつけられるのですが、音階のようなものは、ないと思います。オーストラリアには、ドラムのような打楽器がないらしく、このびよびよ〜んという音を中心に、拍子木(?)で、そのディジィリドウを叩いて、リズムをとります。日本では、アボリジニーの音楽を収録したCDを見つけることが難しいですが、探せばあると思います。
自動作曲ソフトによる再現

GMやXGの楽器には、ディジィリドウの音色が含まれていないため、自動作曲システムでは、他の楽器の音色に工夫を加えて作成しています。発音タイムを極端に短くしたものを、繰り返して鳴らすなどのことをしていますので、PCによっては、音が出ない場合もあります。GSでは、楽器の音色にディジィリドウが含まれているため、これを使用しています。リズムの音は、ウッドブロックで作成しています。
 
自動作曲システムによるサンプル曲
音階
なし
楽器

ディジィリドウ ユーカリの木の中心部をシロアリが食べてできた筒です。 循環呼吸法という方法で、鼻で息を吸いながら、同時に口で吐いて、延々と演奏を続けます。
  拍子木(?) リズムをとるための木です。
関連リンク
英語ですが、Indigenous Australia Onlineというサイトで、オーストラリアのアボリジニーの音楽が紹介されています。