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メタイベントについて解説しています。  
メタイベントとは? 
SMF(MIDIファイル)には、主として演奏の情報が記録されていますが、それ以外の情報も含まれています。たとえば、曲のタイトルや著作権情報などです。これらの情報をもっているのが、メタイベントと呼ばれるものです。
メタイベントの種類
メタイベントには、下のようなものがあります。
 
名称 タイプ 内容
シーケンス番号
Sequence Number
00 曲の番号が入るみたいです。あまり、これを使うような状況に遭遇したことが無いので、用途がよく分かりません。
テキスト
Text Event
01 文字列が入ります。歌詞などは、別のLyricというのが使用されますから、ここには、メモのようなものを書くのだと思います。
著作権情報
Copyright Notice
02 作曲者などの名前が入りますが、著作権を保持している会社の名前が入っていることも多いです。自分で作った曲なら、自分の名前を入れておくといいと思います。ただし、これ自体にコピーを防止する仕組みはありませんし、シーケンスソフトで簡単に消せます。
ソングタイトル/トラック名
Sequence Name / Track Name
03 曲の名前かトラック名のいずれかが入ります。入っているのがソングタイトルかトラック名かを区別する方法はありませんが、通常、最初のトラックに入っているものは、ソングタイトルと解釈されます。
楽器名
Instrument Name
04 XG-WORKSなどのシーケンスソフトでは、"Instrument Name"と表示されます。もともと、単に、楽器名を入れておくために用意されていたのだと思いますが、これを利用して、音源のコントロールが出来るみたいです。
通常、MIDIでは16チャネルまでしか使用できませんが、たとえば、ここに「SC88A」や「SC88B」と書いて、ローランドのSC88系の音源につなぐと、Aグループで16チャネル、Bグループで16チャネル使用できて、合計32チャネル使えるようになります。
歌詞
Lyric
05 歌詞が入ります。カラオケなどに使用されるMIDIファイルで歌詞が入っていることがあります。ただ、業務用カラオケのファイルの場合、ここに歌詞を入れるのではなく、別のところに歌詞が記録されています。
マーカー
Marker
06 イントロ、Aメロ、サビなど、曲中でのセクションを示すために使用されます。着メロに変換するためのMIDIファイルでは、曲をループさせるための情報が記録されていることもあります。(これをループポイントと呼びます。)
キュー・ポイント
Cue Point
07 曲中での何かのタイミングを示すために使用されます。着メロに変換するためのMIDIファイルでは、曲をループさせるための情報が記録されていることもあります。(これをループポイントと呼びます。)
MIDチャネル・プリフィックス 20 メタイベントやシステムエクスクルーシブで、チャネルを指定したいときに使用しますが、あまり、これを使用するような状況に遭遇したことが無いです。
エンド・オブ・トラック
End Of Track
2F トラックの一番最後に置かれています。プログラムを書く人以外にはあまり関係がないと思います。シーケンスソフトでファイルを開いたとき、音が終わっているのに、トラックが伸びている場合は、このエンド・オブ・トラックまでの長さが長い場合です。
テンポ
Set Tempo
51 曲のテンポが入っています。シーケンスソフトでは、BPMの単位で表示されますが、内部的には、別の形で入っています。
SMPTEオフセット
SMPTE Offset
54 SMPTEで使用する情報を設定しますが、あまりこれを使うような状況に遭遇したことがありません。
拍子
Time Signature
58 4/4や3/4などの拍子を設定します。分母は2の倍数しか入らないので、6/7などの指定はできません。あまり変な拍子を指定すると、シーケンサーでの表示がおかしくなることがあります。
調
Key Signature
59 ハ長調やイ短調など調の情報を入れます。ここは譜面の表示に使用されるだけなので、ここの値を変えても、音が移調されたりするわけではありません。
シーケンサー固有メタイベント
Sequence-Specific Meta-Event
7F XG-WORKSなどのシーケンスソフトでは、"Sequence-Specific Meta-Event"のように表示されます。シーケンスソフトで独自に使用するために用意されているものです。着メロファイルを作成するためのMIDIファイルで、携帯端末を制御するための情報が埋め込まれていることがあります。