アラカルト->音楽の雑学->夢の中で作られた曲  
  夢の中で作られた曲について紹介します。  
 

 
 
悪魔のトリル
大学時代、心理学の勉強で、「夢」について描かれた本を読んでいるときに、面白い話をみつけました。クラシックの作曲家、ジュセッペ・タルティーニの「悪魔のトリル」(ヴァイオリン・ソナタ・ト短調)という曲が、彼が夢の中で聴いた音楽を元にしているという話です。
タルティーニは、18世紀のイタリアの音楽家です。彼の夢の中に悪魔がでてきて、演奏した曲がすばらしかったので、目が覚めてから、それを譜面にしようとしたそうです。目が覚めてみると、どのような曲だったか、正確には思い出せなかったそうですが、なんとか仕上げたのが、「悪魔のトリル」という曲だそうです。
 
イエスタディ
テレビで、ポール・マッカートニーについての番組で見たのですが、イエスタディは、ポール・マッカートニーが夢で聴いた音楽に、ジョン・レノンが歌詞をつけたものらしいです。ポール・マッカートニーは、夢で聴いた曲が、あまりにも良くできていたので、元々知っている曲が夢の中に出てきたのだと思い、周囲の色々な人に、確認したのですが、誰もその曲を知っている人がいなかったということでした。