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  ピアノの鍵盤の白い部分と黒い部分が反転した経緯について紹介します。  
 

 
 
白黒が反転したピアノの鍵盤
博物館などにいくと、白黒の部分が逆になっているピアノ(正確に言うと、ピアノ以前のチェンバロなどの楽器)を見ることがあります。なぜ、白黒が逆だったかということについて面白い話を見つけました。
バロック音楽の時代は、鍵盤の白い部分は、象牙が使われいたそうです。象牙は高価ですから、面積の狭いほう(今の鍵盤の黒鍵の部分)に使用されていたそうです。また、女性の白い指を際立たせるためにも、面積の広いほう(今の白鍵の部分)が黒くなっていたそうです。しかし、楽器がインテリアとしての意味をもつようになり、豪華にしようとする意図から、象牙を使用する白い部分が、面積の広いほうになったということです。