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楽器ではないけれど、音のでる何か珍しいモノを紹介します。  
音色箪笥

音色箪笥(ねいろだんす)というのは、引き出しを開け閉めすると、ハーモニカと同じ仕組みで音がでる箪笥のことです。 ハーモニカたんす、あるいはハーモニカだんすと呼ばれることもあります。昔の家には、このような音の出る箪笥というのが、けっこうあったそうです。情報があやふやですが、ハーモニカではなく、ピーという笛のような音がするものもあったそうです。いずれにせよ、引き出しの密閉性が高くないといけませんから、精密さが要求されます。

 

写真のものは、岩手県にある藤里木工所というところに、注文して制作してもらったものです。全体のデザインや、沙羅双樹の金具など、全てオリジナルです。沙羅双樹の金具は、私が送った写真からわざわざ、デザインを起こしてもらいました。オーダーメイドは、ちょっと高かったですが、藤里木工所では、小型の音色箪笥を6〜7万円で販売しているようです。

写真 の箪笥は、一番下の引き出しを引くと、ド、押すと、レ、2番目の箪笥を引くと、ミという具合に1オクターブ強の音が仕掛けられています。きらきら星など、簡単な 童謡であれば、演奏することができます。


 

友達いわく、友達のじいちゃんばあちゃんの家にもこの箪笥があったそうで、音が出るのは防犯用ではないかと言うことでした。博物館など、少し探してみたのですが、このような箪笥を置いているところは見つからず、分かっているのは、京都の旅館で置いているところがあるのと、瀬戸内国際芸術祭の作品として使用されている民家にこの箪笥が置いてあるらしいということです。(作品の名前はハーモニカ。) 和歌山県立紀伊風土記の丘という博物館(?)にも寄贈されたものが置かれていて、なにこれ珍八景などのTVで紹介されたようです。 愛媛県歴史文化博物館にも所蔵されていて、見学ツアーのようなものがあるようです。
2014年8月24日 読売テレビ 「大阪ほんわかテレビ」 ほんわか珍品コレクションのコーナーで紹介されました。
2015年6月、このページへのアクセスが急増いていたので調べてみたら嵐の大野君が「THE MUSIC DAY」という番組で、ハーモニカ箪笥を演奏することが原因らしいことが分かりました。
岩手の木工所(おそらく私がたのんだのと同じ工房)でたんすを作って、きらきら星を演奏するようです。
youtubeで唯一、箪笥の演奏で公開されているのが、私が演奏したこの曲ですから、番組スタッフが選曲の参考にしたのではないかと思います。
(演奏のしやすさから考えて、あまり曲の選択肢はないんです。)同番組では、蛙の声で童謡のカエルの歌を歌わせるというのを二宮君がするようですが、これも、このサイトの「
カエルの声でカエルの歌 」とかぶっています。。。
2019年 TVで対馬の増田さんという人が営む民泊(民宿?)にあるハーモニカ箪笥を紹介する映像をみました。ネットで調べましたが、分かりませんでした。
   

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音色箪笥ではないけれど、三味線総桐タンス(二丁入) っていうのを見つけました。。。