・死亡の国際比較(実数・死亡率人口10万対)

年度

死亡数
(実数)

死亡率

悪性新生物

心疾患

脳血管疾患

肺炎

感染症、寄生虫

日本

1994

875,933

706

196.4

128.6

96.9

67.2

12.7

タイ

1981

239,423

504.2

24.7

31.4

10.9

8.9

40.3

フィリピン

1978

297,034

652.4

31.1

53.4

16.9

100

146.1

アメリカ

1992

2,175,613

852.9

204.1

271.8

56.4

29.3

12.2

カナダ

1993

204,912

707.9

194.1

195

53.3

23.5

5.4

イギリス

1994

627,636

1074.8

271.6

317.6

116.8

93

5.3

イタリア

1992

546,690

961.5

261.4

230.8

128.7

11.4

3.4

スウェーデン

1993

96,659

1,108.6

235.8

379

117.3

54.1

8.8

デンマーク

1993

62,530

1,205

298.4

340.7

114.1

34

10.2

ドイツ

1994

884,611

1083.7

260.2

343

127.5

22.4

7.3

フランス

1993

532,263

923.2

247.5

185

79.4

28.3

12.6

オーストラリア

1993

120,788

684.1

184.2

206.5

68.2

9

5.3

ニュージーランド

1993

27,211

786.7

205.1

236.3

80.6

28.9

4.1

WHO及び人口動態統計より

死因の中で数値が一番高い(赤字)数値が一番低い(青字)

アジア地域はヨーロッパ、アメリカ、オセアニア地域に比べて死亡率の低さが目立つ。ヨーロッパ諸国については悪性新生物、心疾患、脳血管疾患がすべて高い数値であり、アメリカ、カナダはヨーロッパ、日本に比べて脳血管疾患の数値が低い。

・一人一日あたり栄養供給量の国際比較

1992年度

熱量
(Kcal)

蛋白質 (g)

うち動物性の割合 (%)

脂質
(g)

うち動物性の割合 (%)

日本

2,903

97.8

57

80.4

47.8

タイ

2,432

54.3

35.4

43.4

37.1

フィリピン

2,257

52.4

40.6

37.8

49.7

アメリカ

3,732

112.9

65.1

156.1

58.6

カナダ

3,094

96.1

59.7

132.8

55.9

イギリス

3,317

91.2

57.3

147.5

58.7

イタリア

3,561

108.7

53.5

149.5

45.6

スウェーデン

2,972

96.7

66.9

121.6

66.7

デンマーク

3,664

99.1

63.5

178.6

80.6

ドイツ

3,344

100.2

64.1

136

66.2

フランス

3,633

116

67.1

174.1

67.5

オーストラリア

3,179

100.4

68.2

134.4

67.1

ニュージーランド

3,669

118.3

66.1

159.3

74.2

FAO生産統計年鑑 1994年版より

 

上記2つの表を見比べると全体に高カロリー摂取になるほど死亡率も高くなっており、また脂肪の摂取量の高さが死亡率を高める大きな要因になっている。死亡率トップのデンマークは脂肪の摂取でもトップである。日本はアジア諸国のなかでは栄養摂取量の高さが際立っており、生活習慣病と言われる悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の数値も高い。

・PFC供給熱量の比率