兵庫県県道51号有馬街道

蓬莱峡の名の通り仙人が住んでいそうな景色

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国道176号を、宝塚駅を過ぎて少し走ると、クランク状の生瀬橋がある。このあたりはいつも渋滞している地点で有名だが、現在新しい橋が工事中でいずれはこの渋滞も緩和されるのだろう。

生瀬橋を渡り、武庫川沿いを少し走ると大多田橋があって、ここを左折すると県道51号有馬街道に入る。道端には古い道標が残っていた。

JR宝塚線の鉄橋を潜り、大多田川に沿って走る。道は緩やかなカーブが続き、自然にスピードが出るが、採石場があってダンプカーが多いせいか、道路にジャリが浮いていることが多いので注意しながら走る。

太閤秀吉が有馬街道で迷う人のないようにと有馬への道標を刻ませたというしるべ岩を過ぎて昔一人旅の座頭が迷い込んで遭難したという座頭谷に差し掛かると、急な登りのヘアピンがあってそこからカーブが連続する。

結構楽しめるコーナーが多くて調子よく走っていると、前方にパノラマのように蓬莱峡の景色が広がっていてつい景色に見とれてスピードを緩めてしまう。蓬莱峡は花崗岩の岩肌が長い年月の間に風化して刻まれたもので、灰褐色の鋭い岩が乱立している光景は何度見ても飽きない不思議な風景だ。

蓬莱峡を過ぎて長い上り坂を登りきったところに船坂の集落がある。ここは標高400m近くあって寒冷な気候を生かして、今でも冬季には昔ながらの製法で寒天づくりが行われているという。

西宮北有料道路との交差点を過ぎたあたりが、白水峡と呼ばれ、蓬莱峡とよく似た景色が続いている。ここはこの独特の景観から映画の撮影にも使われたという。

モトクロス練習場もあって何人かのライダーが灰褐色の岩の間も走っていた。

道は再びカーブが連続する。芦有道路ゲート前を過ぎて、坂を下ると、そこが有馬の温泉街でたくさんの人で賑っていた。

 

 

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