北欧の旅・旅行記

ストックホルム Stockholm

 ストックホルムには、旧市街、ガムラスタンと新市街があります。はじめは、美しいガムラスタンのプチホテルに泊まりたいと思ったのですが、ちょっと高かったので、新市街のホテルを選びました。このホテル、ファースト・クリスタルプラザは、王立図書館の近くにあり、地下鉄のエステルマルムトリエから歩いて10分くらいのところにあります。値段のわりには良いホテルでした。予約は、アップルワールドを通じて日本からしました。

 1日目はガムラスタンを訪れました。ホテルから、王の庭園の横を通って橋をわたり、ガムラスタンに入りました。王宮の裏側をまわって坂を上ると、ガムラスタンの中心である大聖堂の前にいたります。バロック様式の塔がそびえています。大聖堂の脇の細い道をぬけると、ストール広場に出ました。広場ではちょうど、ブラスバンドの演奏がおこなわれていました。広場のカフェでビールを飲みながら、演奏を聞きました。

 次の日はストックホルム近郊の大学都市、ウプサラを訪れました。ストックホルム中央駅から電車で数十分でウプサラ駅に着きます。駅からしばらく歩くと、町の中心を流れるフィリスオン川に出ます。川の向こう側には、巨大なウプサラ大聖堂がありました。大聖堂の隣が、15世紀創立の名門、ウプサラ大学です。ここから川に沿って気持ちの良い散歩道を歩きました。しばらく行くと、分類学で有名なリンネの植物園に着きました。初夏の花々を楽しむことができました。

 次の日は快晴になりましたので、ロイヤルカナル・ツアーの遊覧船で湾内を巡りました。船はグランドホテル前を出て、スカンセンを一周しました。海から見るガムラスタンもまた、美しい風景でした。


マルメ Malme

 ストックホルムから、スウェーデン南西部の古都、マルメに向かいました。このとき利用したのは、スウェーデン国鉄の誇る新幹線、X-2000です。湖水や森林、牧草地の美しい景色を楽しむことができました。席の予約は、地球の歩き方・ドットコムからおこないました。ホテルは、マルメ駅から歩いて10分くらいのところにある、ホテル・バルツァーに泊まりました。泊まった部屋は、”ノーベル・ルーム”と言う思いのほか広い部屋でした。このホテルはおすすめです。あとで、小雨の中をマルメ城(写真)を訪ねました。

 マルメのあるスコーネ地方は、古城巡りで有名です。次の日には古城巡りを予定していたのですが、残念なことに、今年は古城巡りツアーがないと言うことでがっかり。しかたがないので、マルメから最も近いトーループ城にタクシーで行きました。1か所しか行けませんでしたが、このトーループ城が予想以上の美しさで満足できました。

 次の日はマルメの南東の小さな港町、イスタを訪れました。鈍行列車で約1時間の旅です。この町には中世の修道院が残っています。そのうえ、どこにもある普通の家がかわいらしいのが印象的でした。それぞれの家が好みの色に塗られていて、壁にはバラの花が咲いていました。

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