未来像 

 僕がここで書いてることは今のところ内側に向いた事ばかりを書いています。
自分の事や、自分の考え方を見直す方向のために書いてることですね。
 このことに関して以前友人から、もっと世間的なグローバルな意見とかじゃな
いので興味がないみたいなことを言われたことがあります。が、まだ世間様に意
見できるほどのことが浮かばない(自信がなかった)ので、今のところ内向きな
事を書いています。おちおち世間の事も触れていこうとは思っていますが・・・

 さて、みなさんはこの先自分が進む未来について想像を張り巡らしていますか?
子供の頃はいろんな「夢」を描いていた人も多いかも知れません(現代人はよく
解りませんが・・・)
 年を重ねるに連れて現実が見えるという勘違いの元、現状に流されて生きてい
るという人も多いのではないでしょうか?今の生活を守る、生活を続けるために
当然必要なことだとは思います。もし夢描いて、現実見ない「常識なし」になる
のはすごく勇気がいることでしょうし。。
 以前に夢を見ていたことも現実と照らし合わせ、どんどん規模縮小されたり、
日常(現実)を過ごすにつれ、自分の未来像というのも逐次変化していくことで
しょう。

「人は常に変化をし続けるもの。変化なしでは退化(滅び)しかなし」

と私は思っています。それは目に見える姿形だけではなく、考え方、そしてさっ
きから言ってる未来像という物もふくめてですね。
 
 さて、今一社会人として働いているみなさん、どう考えて働いてるのでしょう
か?しっかりと自分の先を見据えて努力されているみなさんも多いでしょう。

 一昨年になりますがある取引先の方が、うちの会社の者に「自分の会社を辞め
ようかと思うのだが・・」と言う相談をされたらしいです。
その人は別の友人にも同じように相談をしたそうですが、その友人には

「金(満足のいく給料)か、仕事(満足のいく仕事)か、人(大切な同僚や仲間、
関係者)があるなら、止める必要はない」

と言われたそうです。
 そらそうだわな。と一見思えそうなものですが、僕は何か違うと感じました。
で、うちの会社のものはその相談に対してどう答えたかというと、

「金も仕事も人もそんなものはその会社に引き止まってしまう足枷にしかならな
い。自分がその会社で働き続けるかどうかはその仕事や会社に自分の未来がある
かないかだ。よく考えてください」

と答えたそうです。
 なるほど、先の取引先の人の友人の話では自分のことがないんですね。自分が
続けるかどうかなのに、仕事、金、他人と確かに「自分にとって」てことで話し
てるとは思うのですが、やはり自分がない。
 そこが僕が感じた違和感だったのだと思いました。そしてうちのものが答えた
ことに僕は共感を覚えたのです。

確かに大切な仕事・人・金ですね。
でも
金持ちが幸せか?
満足の得る仕事を得て幸せか?
大切な仲間と過ごせるだけで本当に幸せなのか?
安っぽいドラマでもよく言われることですね。

その先の「本当の自分にとって」はこれから先自分がどうなるか?
どうなりたいのか?
そのために今の環境は合っているのか?

それが問えないというだけで、僕にとっては不幸であるし、現状に一つでもいい
ものがあるから続けるというのは考えられない。最終的にはあくまで自分がどう
なるかをずっと考えていきたい。

僕は今将来あるべき自分の姿が思い浮かびません。
昨年は自分を見失い、信じていたものが総崩れした年でもありました。
ただ漠然と「いつか幸せになりたい」という気持ちはあります。
幸せという定義は人それぞれだと思いますが、

逆説的に僕にとって「幸せではないこと」の一つに、現状に甘んじて満足してし
まっている状況というのがあります。
信じていたものが総崩れしても、愛する人たちに囲まれ過ごすことには甘えてし
まいます。一つ環境を変え、ただ愛した人たちと過ごす環境からもう一度がんば
れる場に飛び出してみようと思い今日をすごしております。