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在宅療養では痰を除去する事がなかなか大変な作業ですが、だからといって市販の吸引器は高価で、行政の援助も適応できるケースは少なく、必要な時にすぐ手に入らない、、。

そこで家庭用掃除機を使った簡易吸引器のつくり方をご紹介します。ですが、あくまで簡易ですし、症状によってや使い方で効果は違うかもしれませんので、よく症状を把握しておいてください。痰は命にかかわります。甘くみないでください。作製後は自分でも一度試して見てください。食物などの吸引には不向きです。痰の吸引方法を勉強してみて下さい。

『材料』

家庭用掃除機1台

プラスチック製のふた付のインスタントコーヒーなどの空瓶1個

ヤクルトの空容器1個

JMS,15Fr.120cmの栄養カテーテル1本

5cm幅の布絆創膏

5寸釘

『作り方』

1)5寸釘の先を軽く熱し、ヤクルト容器の底に1個と空瓶の蓋に2個の穴をあける。

2)栄養カテーテルを2本に切る(斜めに)

3)切断したカテーテルの先端が丸く側孔のある方を吸引用に使用し、その切断面を空瓶の蓋の穴の    1つに差し込む。

4)キャップのついている残ったカテーテルで、瓶の蓋のもう一つの穴とヤクルト容器の穴を結ぶ。    空瓶の中のカテーテルの長さはヤクルト容器に接続する方を長くしないように注意する。数cm    でよい。

5)カテーテルが抜けるのを防ぐため絆創膏かガムテープで固定する。

6)ヤクルト容器を掃除機のホースに取り付け絆創膏かガムテープで固定し、掃除機のスイッチを入    れて使用する。電源を先に入れておくとヤクルト容器がホースに吸引されるので、ガムテープな    どで固定する必要はない。


その症状によってさまざまですが、高価な吸引器が手に入らないわが家では今のところ、これで、まにあっています。


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