ランカウイ島


その昔 不義の汚名を着せられ自害したという伝説の王女が眠る島

アメリカンなホテルにあたたかいアジアン・スピリットが息づく新しいリゾート

タンジュン・ルー | ホテルでのんびり | クア・タウン | ランカウイ国際空港


タンジュン・ルー

ランカウイでも屈指の美しさを誇る真っ白な砂のビーチで、地名の由来にもなっているルー"Rhu"(西洋松)がビーチに沿って涼しい木陰をつくっています。
ビーチにはホテルの他には売店が数件あるのみで、ほとんどホテルの宿泊客のプライベートビーチのようです。ビーチの先にある小さな島には、干潮になると歩いて渡って行けます。

ランカウイ島は政府主導のリゾート開発によってできたアジアの新しいリゾート地のひとつで、ラディソンホテルのフロントにはオープンに立ち会ったマレーシアのマハティール首相のサインが石碑になって残っていました。ただし急激な都市化を防ぐために開発は島全体の35%とあらかじめ決めてあるのだそうです。

クア・タウンから車で30分ほどの距離なのでとても静か。この島ではビーチで物売り・勧誘をすることが禁じられているので、ビーチボーイといわれる人がまったくいません。

タウンからも集落からも離れたこういったリゾートでは、ホテルの中で用が足りてしまうようにできていますが、ほとんどの人がデッキチェアに横になって一日中本を読んだり昼寝したりしています。もし退屈したらホテル主催のツアーがいろいろあるようなので参加するも良いかもしれません。


ホテルでのんびり

今回はタンジュン・ルー唯一のホテル「タンジュン・ルー・リゾート・ランカウイ」 Tanjung Rhu Resort Langkawi (旧:ラディソン・タンジュン・ルー)で4泊しました。ホテルで過ごす時間が多くなりがちなこういったリゾート地では、ホテルの設備が居心地いいものかどうかがモノをいいますが、このホテルは敷地面積は広く、眼前に広がるビーチはほとんどホテルで独占状態。宿泊客でわっさわっさする混雑とは無縁のゼータクさです。

プール

海水を引いたという大きなプールと、子供用の池のようなプールがあり、水は塩辛くなくとてもきれい。プールサイドには軽食と飲み物を出すスタンドがあり、タオルを借りることもできます。プールサイドのデッキチェアは便利だけどちょっと騒がしい。静かなビーチの木陰のチェアは朝早くから埋まっているのでした。

レストラン

アジア料理の"SANDS"、アメリカン風の"SAFFRON"、フレンチの"RHU"がありどこも夜11時〜深夜1時くらいまで開いています。

SANDS  …壁がなく風が吹き抜ける開放的な造りの建物。動物も通りぬけ自由。おねだり猫に会えるでしょう。朝食はここでブッフェ形式でおなかいっぱい食べられます。おかゆやみそ汁が出る日もありました。夕食にサテを頼んだら2人前くらいの量でビックリ。(つけあわせのご飯がたっぷり・・・パスタ頼んじゃった!どーしよー)どれも欧米人向けの量だったので、何人かでシェアできると思います。

SAFFRON  …カジュアルな雰囲気のレストランで、昼も営業。シーフードがおいしかった。
こちらではビーチにテントを張った中で専属のスタッフに給仕してもらえる"プライベートBBQ"というサービスがあります。「カップルにロマンチックなひとときを」みたいな紹介を読んだことがありますが、夜のビーチはまったくの闇夜で建物からもすこし離れていて、ハタ目には寂しい雰囲気に見えました。

私たちがいた時には、子供が3人いるグループが使っていたのですが、どんなに子供が騒いでも気にしなくて済むので良さそうでした。カップルにはテラス席の一番海側がおすすめ。

RHU  …白いクロスにワイングラス、ピアノトリオの生演奏付きという高級感あふれるフレンチレストラン。お値段も高め。部屋の中にあるテーブルを、翌日にはテラスに出したりと雰囲気を変えていました。

リーディングルーム

雑誌や新聞、ペーパーバックが揃っていて借りられるシステムらしい。 …ちょっと冊数が少なかった。日本語の本もすこしありました。今後に期待。

30畳のジュニアスイート

決して特別な部屋じゃなくて、どこもこのサイズなんです。今住んでる2DKの部屋よりどう考えても広い!テレビが部屋の中央にあり、台がくるくる回るようになっています。バスルームと部屋の仕切りが窓になっていて、お風呂に入りながら外を見ることができるようになっていました。


おぼれそうになった巨大バスタブ

部屋の窓は天井から床までの大きな窓で、そのままテラスに出られるので、部屋に押し込められてる感じがしません。部屋は2階だったのですが、外には熱帯植物の木々があって目隠しになっています。

テレビ台の中にはステレオとビデオデッキあり。部屋には環境音楽のCDが置いてありました。ビデオは試さなかったので、日本から持参したビデオテープを見ることができるかはちょっと不明。日本のメーカーの名前だったけどオーストラリアから取り寄せたらしいので・・・。

アメニティはばっちり。シャンプーや石鹸のパッケージがおしゃれ。湯沸しポットと紅茶、コーヒーに日本茶もありました。棚の中にはサービスのミネラルウォーターと、虫除け効果もある日焼け止め(有料)が入っていました。売店にはおみやげ物が多くて、日用品は少しだけしか置いてなかったので身の回りのものは忘れず持って行きましょう。

スタッフがいっぱい

いつもニコニコしているスタッフの対応は気持ちいいものでしたが、とにかくたくさんいるのです。朝食を取りに歩いて行けば、行き違う人が2〜3人、ふと見るとゴミを集める人、植木の手入れをする人と草木のように潜むスタッフが4・5人はいて、ひょっとするとゲストの数より多いんじゃないかと思うくらい。人件費が安いのかもしれませんが、島の雇用を確保しなければならない決まりでもあるのかなあ。

ホテルの敷地とビーチの境にはとくに柵のようなものはないのですが、見回りをしているスタッフがいるので外から入って来たらすぐ見つかりそうです。


クア・タウン

ホテルを出てタクシーで20分、島唯一の信号にぶつかるとランカウイの中心クアの町に入ります。屋台街のような場所やホテル、ショッピングセンター、スーパーなどが集まっていて、半日もあれば全部見てまわれるくらいのこじんまりとした町です。
"クア"とはマレー語で「汁」という意味で、その昔巨人がここでケンカして大きなカレー鍋をひっくりかえしちゃったという伝説からついたんだそうです。

クアタウンから船着場 Jetty に向かったはずれにある新しいショッピングセンターLangkawi Fairには免税の島らしくブランド品の店がたくさん・・・入ってなくて拍子抜け。免税店といってもどちらかというと地元向けなのかな。
空きテナントだらけの建物は薄暗くまるで体育館のようになってしまっていて、アジアの経済危機がここにも影を落としていることを感じました。外がメチャクチャ暑かったので、エアコンが効いていたのは助かりましたが・・・。ここにはマクドナルドがありました。

大きな免税店は「島唯一の信号」のすぐそばに2店舗あり、観光客で賑わっていたようでした。

チョグム公園 Taman Chogm と、奥に見えるのがアルハナ・モスク AL-HANA Mosque。家族で礼拝に訪れる姿が見られます。
タウンでもひときわ目をひいたこの建物は、「ランカウイ開発局」というお役所らしい。政府の力の入れようがわかるような気がします。

伝説公園 Taman Lagenda

とても印象的な建物だったのですが、入り口がわからなくて中に入れず残念。

ショッピングセンター内の車のショールーム、といっても車が置いてあるだけで店員もいないし事務所もない。新型の日本車のフロントガラスには"Old Price"と、下に"Estimated New Price"とあった。ちょうどリンギット安が続いていた頃だったけど、それにしても30,000RM値上げとはずいぶん違うような・・・。
それでも街中で見かける車は結構新しかったような気がします。


クアの町を探検する

ショッピングセンターを出て、クアの町のお店を見て歩きました。マレー語で"jalan"は"通り"、"jalan jalan"はぶらぶらするという意味。マレー語をTVで聞いていて思ったのですが、「ぽろんぽろん」「からんからん」…みたいな同じ音の繰り返しが多く聞こえてきました。
 …しかし2月だというのにめちゃくちゃ暑い!真冬の日本から真夏の環境にいきなり放り込まれてちょっとグロッキー気味の私たち。そりゃあ寒いからあったかい所に行こうと思ったわけだけど…、この暑さと言ったら半端じゃない。湿気より日差しの強さが勝ってました。

衣類を売る店では、Tシャツやサンドレスがたくさん壁にかけられています。Tシャツは5枚で20RMと激安。
次はスーパーへ。牛乳が飲みたいが、乳製品はあまりないようで残念。着色料たっぷりの甘ーいオレンジドリンクを飲み干す。元気が出てきたところで日用品のコーナーを見ると、歯ブラシのブラシ部分がまるでワニかカバの歯でも磨くかのごとく異様に長い。短めのブラシがはやりの日本製の倍はあって、これ1往復でいつものブラシの半分の手間で済むかもしれないと思った。

スーパーの隣には、中国系のおばちゃんが店番をする電化製品の店。入っていくと鋭い視線を感じる。・・・ええ、ひやかしです私たち。店の一番目立つところにあるやたらとデカいラジカセは、ミラーボール付き!店の奥のテレビでは数人の子供がテレビゲームにはまっていた。ゲームをやっている奴と見てる奴という構図はどこの国でも同じらしい。棚の中にはプレステそっくりの形のカラフルなゲーム機やセガサターンもどきのゲーム機があって、これでソフト使えちゃうのかは疑問。店の外に置いてあったラジカセの箱には"PENSONIC"・・・うーん怪しい。

通りを歩いていると、タクシーが私たちの横で減速します。どこ行くのと聞いてくるタクシーもいて、「お金ない」と言って断らなくてはなりませんでした。彼らは観光客を乗せてナンボの商売のようです。お客を連れて行くとマージンがでる場所をしつこく勧めますが、行きたくなければきっぱり断りましょう。タクシーはこれもけっこう新しい車が多かったです。

水郷小飯中心 Water Garden Howker Centre
昼時に近所のOL?や地元の人でにぎわっていたのがココ。屋台街みたいな食堂で、好きな店を選んで買い、テーブルへ持ってきて食べます。店ごとにプラスチックの食器の色が決まっていて、食べ終わると店の人が下げに来ます。昼の屋台というところでしょうか。


ランカウイ国際空港

’95.11にオープンしたばかりのキレイな空港で、主な免税品はここで買うことができます。ビューター(錫)製品で知られるロイヤル・セランゴールの店だってあるし、KLの空港やランカウイのショッピングセンターにあったナゾのマッサージ椅子も健在。高い天井から外の日差しが入ってくるのでとても開放的な雰囲気です。関空へ直行便が出ています。


旅ノート
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