USA  /   Tennessee & California Tour  

4日目:99/12/11 (sat) ノックスビル〜シカゴ〜サンディエゴ(カリフォルニア州)

早朝、まだ暗い6:35のUA1128便でシカゴへ。さすがに乗客は少ない。
  夜明け前のシカゴの街を空から見下ろしたが、一面に街灯の明かりが燈り、大都市なんだと思い知らされた。サンディエゴ行きの便、UA741の搭乗まで約1時間。
  搭乗ゲート近くの免税店にお勤めの日本語の上手な韓国生まれのLeeさん(六十?歳)が話し掛けてきた。日本の占領時代に日本の教育を受けたので日本語がうまいのだ。ご老人だが姿勢が良く、年齢を感じさせない。よく喋る人で28年前に渡米して、苦労したと話していた。
  空港のカフェで見たCNNニュースで雅子さま御懐妊を知る。ちなみにダイエーの工藤が巨人入りしたのは日本に戻ってから知った。
g_canyon.jpg (12467 バイト) San Diego行きの機内からの景色、グランドキャニオン?(12KB)

  約4時間でサンディエゴに到着(現地時間11:30頃)。晴天のフライトで機内の窓から地上の様子が良く見えた。北米大陸中部を西へ横断。ほとんどが荒野だった。
  途中、確か機長が今グランドキャニオンの上空を飛んでいると放送で言っていたようなので、赤い岩々と土に覆われた一帯がそうだったのだろう。アメリカは広い。雪をかぶった山々も見られた。

  この日は土曜日。当然休日だが月曜にサンディエゴで打ち合わせがあるため、幸運にも週末は南カリフォルニアでの滞在となった。サンディエゴはメキシコとの国境、カリフォルニアでも最も南のリゾート地。気候はもちろん温暖。空の明るさが東京とは違う。
  滞在先は、うちの社長が昨年手に入れたというサンディエゴの北、内陸にある牧場。社長も用事で渡米中であったので、ここで合流、牧場の別邸にお邪魔することに。
  レンタカーで15号線を北上、Temeculaという新興住宅地から東へ入ると、荒野が広がり始める。次第に標高も高くなり、約500mの高原に牧場はあった。もとは牧場だが家畜はおらず、池にカモがいるくらい。隣の牧場では牛たちが草を食んでいた。海岸の街とはまた全然違った光景である。
  ただの荒野だと思っていたが、ちゃんとした牧場で小川も流れ、緑の葉を付けた木々も予想外にたくさん立ち、紅葉しているものも。もともと荒野だったところを開拓者が長い時間をかけて緑の地にしていったのだと感心した。

  その夜は社長の知り合いも集まりTボーンステーキでパーティ。
  南カリフォルニアの星空もなかなかであった。

(1999.12.19)