山ある記 |
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鍋冠山 (2,194m) − 長野県堀金村・旧梓川村 2005.09.17(土) |
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天候:晴れ 標高差: 750m |
<もっと夏山を満喫したかったのに・・> 短い夏が終わり、もう9月中旬。約一ヶ月ぶりの登山だ。三連休の初日だが、以前から眼を付けていた大滝山(2,616m)に登ろうと前日に決める。 しかし地図を見ると片道6時間50分とある。この手の地図は多めに書いてあるものだが、割り引いてみてもかなりかかりそうだ。 早出すれば何とか日帰りできそうだが、駄目なら手前の鍋冠山の往復で我慢しようと考えた。 大滝山は北アルプスの南の端。鍋冠山はそこから枝のように伸びた尾根上にある。 初めは堀金村の「ほりでーゆー」辺りから林道で東峠を目指そうとしたのだが、これが悪路で愛車のサーフでも峠までは難しそうだと、 途中で見切りをつけて引き返し、南側の三郷村の三郷スカイラインを上って行くことにした。 おかげでかなり時間をロスしてしまい、大滝山までは無理だと諦めた。 |
11:20 スカイライン終点の駐車場(標高約1,445m)。ここからしばらく林道を歩く。4駆なら行けそうな感じだったが、実際に歩いてみると片側が深く掘れていたりして、
少々やばそうだった。 11:35 ゲート(1,550m)気温22.8度。手前でもう下山してくる人に会った。 12:00 標高約1,630m地点。小休止。天気はよいが北アルプス上空は雲が多く、下から見る山並みもはっきりしない。 12:05 冷沢(1,660m)。林道の終点。ここからが本格的な登山道。 12:25 約1,780m地点。小休止。高山植物の花の季節は過ぎてしまったようだが、リンドウの花だけが目立つ。気温18.2度。 12:50 約2,030m地点。小休止。ただ黙々と歩く。初めは息も辛く苦しいが、そのうちある時に突き抜ける瞬間が来る。あとは楽になる。 林の中は涼しい。もう夏山の香りはしない。少し寂しい。立派に成長した色鮮やかなベニテングダケも目立つ。 |
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<日帰り入浴>
”ファインビュー室山”(三郷村) \500 三郷スカイラインを下ってきて、少し南に室山という低い山がある。 内湯1、ジャグジー、サウナ、露天1。 室山という山の上にあり、露天風呂、ロビーからの安曇野の展望が好い。 風呂上りにロビーに行くと、TVで民主党の新しい代表が記者会見を中継していた。 新代表の前原氏は43才と若い。衆院選で大敗した民主党は再起できるか? <参考地図> |
13:20 山頂。案外速く登頂できたが、さすがにこの時間から大滝山には向かえない(標識に大滝山まで5.1kmとある)。樹林に囲まれ展望なし。昼食。 13:45 下山開始。景色も楽しめないし何か中途半端な感じ。山頂付近にゴゼンタチバナの群生地があり、みな朱い実を付けていた。 14:25 冷沢。大きな案内板にこの地の歴史を伝える文章が書かれていた。江戸末期に稲作の用水が不足して困窮していた住民たちが6年以上の月日をかけて、 ここから安曇野へ水を引く工事を行ったそうである。 15:30 駐車場。北アルプス上空の雲は更に広がったように見えた。 。 |