山ある記

高妻山   (たかつまやま 2,353m) − 長野県旧戸隠村・新潟県妙高高原町            2005.08.06(土)

天候:晴れ
標高差: 1,180m
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ベニヒカゲ。五地蔵にて(31kb)

  <標高は低いが登り堪え十分の百名山>
 自宅から最も近い百名山の一つで、いつでも登れるだろうと、ずっと先送りにしてきたが、ようやく登ることにする。 標高こそ2,353mと決して高いほうではないが、標高差、行程時間も大きく、楽ではない。山を舐めてはいけない。 戸隠キャンプ場の入り口の駐車場に着いたときには、高妻山方面の空には朝から入道雲がモクモクと湧き上がっていた。
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マルバダケブキ(30kb)

09:30 駐車場(標高1,170m)。登山口までしばらくキャンプ場内を歩く。キャンプを楽しむ多くの人で賑わっていた。 丁度、「ミス・ウェストン祭」の日らしく、すぐにも始まりそうな雰囲気だったが、そっと横を通り過ぎる。
09:45 登山口。戸隠牧場内を少し歩くと、指導員の方が待ち構えていて、入山届を書かされる。そこから山頂は見えない。気温25.5度。
10:05 約1,395m地点。大洞沢の脇で小休止。沢の水量は豊富。
10:25 約1,530m地点。木陰は涼し。
10:55 氷清水(約1,675m)。ガイドには”一杯清水”と書いてある。冷たくて、おいしそうな水が湧き出ている。もう下山してきた女性あり。 この手前に巨大な一枚岩を横にトラバースする場所がある。鎖がかけられているとはいえ、緊張させられる。気温22.2度。
11:10 一不動避難小屋(1,747m)。ここから稜線歩きとなる。数多くの登り降りを繰り返すことになるが、この時点では後で感じるほどキツくないだろうと思っていた。
11:35 約1,830m地点。三文殊と四普賢との間の鞍部(一xx、二xx、三xxという風にxxの部分に仏様の名前が付けられた祠が、ポイントとなるところにある。二は釈迦)。 小休止。カロリーメイト1片。上空に更に雲が広がる。
12:10 五地蔵(1,998m)。五が付くくらいだから一不動から、おおよそ半ばの行程にあることに気付く。ウィダーinゼリーを食していると、学生風のグループが下ってきた。気温23.2度。
12:40 約1,970m地点。七観音と八薬師との間(六は弥勒)。尾根伝いはアップダウンが多く、足腰への負荷が大きい。
13:05 九勢至(約2,045m)。山頂直下。ようやく先が見えた、という感じ。かなり疲れた。小休止。カロリーメイト1片。
13:25 約2,140m地点。笹が茂る急な登りが続く。
13:55 約2,295m地点。かなりバテた。急坂になかなか足が前に出なくなる。ついに腰を下ろして休む。。
<日帰り入浴>
”戸隠神告げの湯”(旧戸隠村) \600
 内湯1。 戸隠中社の近くにある。 風呂に入る頃、物凄い夕立ちが降り始めた。 風呂上りにカレーライスを食べ、広間でしばしゴロ寝(サービスで桃を数切れいただく)。さすがに疲労が大きい。。

<参考地図>
・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(上巻)」(昭文社))

14:10 山頂。一時はどうなるかと思うほど山頂は遠かった。しかし何とかなるものだ。山頂周辺はささくれ立った白い岩が広がる。ガスが多く、展望は悪い(十は阿弥陀)。 遅い昼食。間もなく、抜きつ抜かれつしていたご夫婦が登頂。記念撮影をお願いされる。気温19.4度。
14:25 天気も怪しそうなので、早めに下山開始。
14:55 九勢至。振り返って見上げれば、山頂ははるか上。下りはあっと言う間である。
15:25 七観音(約1,995m)。高低差のあるアップダウンが続くのだが、七観音の手前の登りが長くキツかった。
15:40 五地蔵。比較的こちらの天候はよく、戸隠牧場の見晴らしもよい。おじさんグループがガイドにはないコースがあるらしいので、 そちらに下ってみるとか言って、私も誘われたが、遠慮させていただいた。
16:00 約1,830m地点。すっかり電池切れ状態。おにぎりを口にする。登りでは十分に景色を楽しめなかったが、周囲には今を盛りと多くの高山植物が花を付けているのが分かる。
16:30 一不動避難小屋。雨がパラパラと落ち始める。しかし長くは続かなかった。
16:40 氷清水。湧き水で顔を洗い、喉も潤す。気温20.1度。
17:10 約1,440m地点。大洞沢の脇で最後のおにぎりを頬張る。
17:45 牧場入り口。
17:55 駐車場。

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