山ある記

荒倉山   (あらくらやま 1,432m) − 長野県旧・戸隠村             2005.05.28 (土)

天候:晴れ
標高差: 265m
toga94.jpg (34093 バイト)

霧見岳より戸隠連峰、高妻山を望む(459kb)

  <イワカガミの道案内で伝説の山へ>
 前週、前々週と連続して休日出勤してストレスが溜まりまくっていた。 疲れが抜けないままでも、自然に体は山へ向かっていた。戸隠村は平成の大合併により今年、長野市に吸収されてしまった。 その長野市中心部を抜け、国道406号を戸隠高原へ向けて進み、荒倉キャンプ場を過ぎて、 竜虎トンネルの手前のスペースに駐車。この地には「鬼女紅葉」伝説があるそうで、この山もその伝説の舞台らしい(初めて知った)。
10:30 登山口(標高約1,170m)。少し登るとトンネルの丁度、上あたりが安堵ヶ峰。早速、イワカガミやチゴユリなどの花が出迎える。
10:45 剣が峰(約1,300m)。名前よりもずっと穏やかな峰。赤紫色のヤマツツジ。
11:05 霧見岳(1,401m)。荒倉山を構成する峰の一つ。北に戸隠連峰の西岳。その右手奥に高妻山が望める。クロアゲハが飛び交う。気温20.2度。
11:45 稜線上の約1,385m地点。アップダウンを何度も繰り返した地点。小休止。三週前の霊仙寺山での足慣らしの甲斐あって、足腰に疲れはない(標高差がないのが大きいのだが)。
11:50 山頂(砂鉢山)。唐松林になっているため展望がよくない。無人の山頂で切り株に腰掛け、南斜面の林の切れ間からの風景をぼーっと眺めて昼食。 下山前に木の幹にくくりつけられたきれいな木箱に納められた記帳用のノートをパラパラとめくってみる。 そして自分も一行だけ記入。
<日帰り入浴>
森林囃子(”もくもくばやし”と読むそうな)(旧・戸隠村) \300
 建物の外には裾花川沿いにマレットゴルフのコースがあり、風呂上りにその無人のコースの芝生の上に腰を下ろして、 川の流れを眺めながらジュースで渇いた喉を潤す。 内湯1。トレーニングルームあり。

<参考地図>
・北信・東信 日帰りの山(章文館)

12:20 下山開始。気温23.5度。
12:45 稜線屈曲点。ちょっと道を間違えそうな場所。
13:05 霧見岳。さわやかな風が尾根に吹く。この少し先に鎖が掛けられた急坂あり。
13:30 安堵ヶ峰。あっという間に下って来てしまい、そのまま帰るのが勿体ないと、竜光山(船岩)にも道が通じているのを知り、そちらへ足を伸ばすことに。
13:55 約1,210m地点。尾根伝いに竜光山へは向かっているようなのだが、進むべき道を見失った。 荒倉山に向かう道のような目印のリボンもなく、全般に道が分かりにくかったのだが、前進を断念。引き返すことにした。 そこはちょっとしたピークで、飯綱山が展望できた。
14:15 登山口。

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