山ある記

月山   (1,984m) − 山形県羽黒町・立川町             2004.08.14 (土)

天候:曇り
標高差: 600m
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モツクラ坂より山頂を望む(18kb)

  <出羽三山の主峰・・>
 出羽三山の一つ、羽黒山には何年も前に訪ねたことがあるのだが、その当時は登山に目覚めていなかった。
 前夜に遊佐から、国道112号沿いの道の駅”月山”へ移動し、車中泊。午前中は時折、激しい雨。これは登山は無理かなと、ずっと車の中で雨が止むのを待った。一度は志津の月山口まで行ってみたが無理して登ってもしょうがないと、鶴岡まで引き返すことにした。すると鶴岡あたりで晴れ始める。それならと、一か八か羽黒町の弥陀ヶ原側から登ってみようと、車を羽黒山方面に向ける。しかし登山口のある月山八合目は雲の中。既に午後1時になろうとしていた。完全にガスっていた、そんな状況にもかかわらず登山口駐車場はほぼ満車。下山してきた人、これから登る人で賑わっていた。とりあえず行ける所までと思い、出発。
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ヒョウモンエダシャク(38kb)。ガの仲間。

13:10 登山口(標高1,380m)。半袖Tシャツでは寒いため、長袖シャツを着込む。すぐに弥陀ヶ原と呼ばれる湿原になる。ガスって視界も悪い。
13:35 標高約1,575m地点。小休止。風も強い。時々、雲の切れ間から日が射すが長続きしない。登山道には木道や円柱形のコンクリートが埋め込まれたりと整備されていて歩き易い。空身で勢い好く登っていく子供がいて、それにつられてペースが上がってしまった。弥陀ヶ原とはよく言ったもの。天候もあって阿弥陀さんが出てきそうな雰囲気ではあった。湿原自体は美しいのだが、しかしそこが極楽だとしたら、少し寂しすぎる。
14:00 仏生池(1,740m)。高原の長い長い道を歩いて、ようやく中間あたり。小さな池あり。相変わらずの強風。それでも山頂を目指す人が何組かいる。
 
<日帰り入浴>
やまぶし温泉”ゆぽか”。羽黒町黒瀬。\350。
内湯1、露天1、サウナ。
お盆休みでかなり混んでいた。露天のお湯がしょっぱかった?
鶴岡在住の友人I氏に会うため、烏の行水になってしまった。
ゆっくり浸かれなかったのが残念。前日の日焼けがまだヒリヒリする。

<参考地図>
・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(上巻)」(昭文社)

14:40 山頂。月山神社の少し北側の三角点は少し分かりにくい。西側の谷から吹き上げる風が強く、雲の流れも早い。が山頂は晴れ。時々、雲の晴れ間から鳥海山の山頂あたりが覗く。雲は多いがなかなかの展望であった。月山神社で御祓いを受け(\500)、下山。
15:10 約1,850m地点。モツクラ坂の途中で小休止。遅い昼食。風が弱い、山の東側。まだ登って来る人もいる。
15;45 仏生池。標高が下がると再びガスが濃くなり始める。弥陀ヶ原はハクサンフウウロ、ハクサンイチゲ、コウメバチソウなどが多く見られた。ニッコウキスゲも一部で見ることができた。
17:00 登山口。花の写真を撮りながらゆっくり下って来ると既に午後5時。時間を忘れていた。駐車場はすっかりガラガラ。

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