山ある記

鳥海山   (2,236m) − 山形県遊佐町             2004.08.13 (金)

天候:晴れ
標高差: 1,235m
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扇子森より山頂を望む(21kb)

  <日本海にまで裾野を広げた美しい山・・>
 五輪イヤー。しかし折角の夏期休暇をTV観戦だけで過ごすのは勿体ない。有休を加えてなんとか5連休にした。今年は実家には帰省せず北へ向かった。日本海の海岸沿いのドライブを楽しみながら、8/12には遊佐入り。鳥海山麓の道の駅で車中泊。時期も時期であり、道の駅の駐車場で夜を過ごす人が多い。早めに就寝し、早朝に起床。コンビニで食料を買い込んだ後、登山口へ向かう。山全体に雲が掛かり、山麓からは山容が分からない。大平山荘の駐車場に駐車し、山頂を目指す。
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チョウカイアザミ(20kb)

7:20 大平山荘(標高1,000m)。しばらく車道を歩く。
7:30 登山口(1,090m)。登山口にも駐車場があることを今更になって気付く。しかし、すでに満車状態であったから、どちらにしろ停められなかったと諦める。ここからはところどころセメントが打たれて整備された登山道を歩く。気温20.5度。
7:45 二の宿(五合目。約1,160m)。宿があるわけではない。
8:00 見晴らし(約1,290m)。文字通り見晴らしのよい場所。南は雲が多いが、北は晴れ、海が見える。徐々に天候は晴れに向かいつつある。
8:25 とよ(約1,530m)。”とよ”とは何を意味するかは不明。ここまでは全体的になだらかな登りが続いた。整備されて歩き易い。自然にペースも上がる。
8:40 河原宿(1,570m)。起伏のある草原が広がる。コミック版ナウシカを読んだ直後ということもあり、その中の風景に重ね合わせて眺めた。
9:10 御浜神社(1,700m)。花が赤く染まったイワベンケイがたくさん生えている。鳥ノ海と呼ばれる池を見下ろし、その奥にこんもりと盛り上がった鍋森が印象的。小さく雪渓も残る。
10:00 七五三掛(しめかけ。1,810m)。外輪と千蛇谷の分岐。ここで一旦、千蛇谷へ下る。気温18.7度。
10:20 千蛇谷の半ば辺り。外輪山に残る雪渓を右手に見上げる。米国合衆国地図に似た形状。
11:00 大物忌神社本社。山頂に当たる新山はまさに岩を積み上げたよう。ここから更に岩登りをして山頂に向かう。
 
<日帰り入浴>
鳥海温泉”あぽん西浜”。遊佐町。\350。
大平山荘から山麓の鳥海温泉郷まで下る。吹浦地区。
内湯1、サウナ。お湯が黄色っぽい。
海水浴場が近いので海水浴客も利用していて、込み合っていた。

<参考地図>
・どこでもアウトドア 「日本百名山を登る(上巻)」(昭文社)

11:20 山頂。すっかり上空は晴れ、裾野が広大に広がり、そのまま日本海に向かっていく地形。眺望がよい。麓に発電用の巨大な風車が並んでいる。登山者が多い。風もそよ風程度で心地好い。狭い山頂であるから遠慮して、すぐに下山。一旦、本社まで下る。戻りは来た道ではなく外輪へ登り直して戻ることにした。
12:30 外輪の途中で昼食。しばし裸で日光浴。
13:00 行者岳(2,159m)。
13:30 外輪を下り、七五三掛の下辺りの草原の上で昼寝(約1,735m)。サングラスをしているとはいえ強烈な真夏の陽射しのせいか目が疲れた。
13:55 気持ちよくてすっかり寝込んでしまった。疲れも吹っ飛んだ。再び下山開始。
14:15 御浜神社。徐々に風が強くなってきた。気温17.4度。
14:35 河原宿。草原の中を風を切って歩く感じ。気持ちいい。
14:50 清水(約1,420m)。ちょっとした湿原が広がる。ニッコウキスゲが群生。夏らしい大きな白い雲が上空を移動していく。
15:25 登山口。
15:40 大平山荘。

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