山ある記

天狗山   (てんぐやま 1,882m) − 長野県川上村             2004.05.23 (日)

天候:曇り後雨
標高差: 435m
  <山頂は天狗の出そうな岩場・・>
 朝から雲が多く、天気は下り坂。日中は天気はもつと読んで出掛ける。南相木村に向かい、滝見の湯の少し先で、立原高原へ右折。既に辺りにはガスがかかり始め、キャンプ場に入って、林道の終点に着く頃にはいつ雨が降ってもおかしくない雲行き。さて登り始めようと思ったところへ軽自動車で上って来た管理人?らしき人に熊に気をつけるように声を掛けられた。立原高原コースで天狗山に向かい、天気がもてば男山へ縦走してしまおうか、というつもりで歩き始めた。
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チゴユリ(21kb)

10:00 登山口(標高約1,455m)。唐松林の中の林道を少し進むと、しっかりと石が敷かれた登山道が始まる。苔むした登山道は、やや湿って滑りやすい。気温19度。
10:50 縦走コースと合流(約1,715m)。半袖Tシャツではやや肌寒いくらいになってくる。ガスでほとんど姿の見えない天狗山山頂方面から人の声が聞こえてくる。ここから稜線伝いにやや少し下って、岩場の多い登りに変わる。更に進んで南斜面側に出ると切り立って険しい山頂がガスの晴れ間から見えるようになる。徐々に気温13度。
11:25 山頂下(約1,855m)。左右が切れ落ちた岩場の稜線を慎重に進む。30人ほどの中高年グループが列をなして下ってくる。パスできる場所がないため全員が下るのを待つ。シャクナゲがピンクの花を露に濡らしていた。南斜面の川上村方面は直下だけは景色が見下ろすことが出来たが、それ以外は真っ白。北斜面は足元もよく見えないくらいにガスっていた。長袖シャツを着込む。気温10.7度。
 
<日帰り入浴>
”滝見の湯”。南相木村。\350。小雨の露天風呂。屋根があるので直接、雨には当たらない。
冷えた体をゆっくり温めることができた。
内湯、露天、ミストサウナ、打たせ湯。

<参考地図>
・北信・東信 日帰りの山(章文館)

11:30 無人の山頂へ。360度ガスに包まれ、展望はさっぱり。
11:40 景色も楽しめず、さっさと下山することに。先に下っていた団体さんに追いついたが、なんとか道を譲ってもらい、これをパス。急な岩場の下りのため、場所によっては手を添えながら慎重に下る。
12:00 縦走コースと立原高原コースの合流地点。ここに来る手前でいよいよ小雨が落ち始める。予定よりも早く降り始めたため、男山への縦走はすっぱり諦める。雨合羽を着るほどの降りではなかったが、それでも徐々に雨粒が大きくなっていく。
12:20 登山口。転がるように下山。あっという間に下山。すっかり頭は雨で濡れてしまっていた。体も冷えた。早く温泉に浸かりたい気分。

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