山ある記

大林山   (おおばやしやま 1,333m) − 長野県上田市・坂井村・旧上山田町             2004.04.11 (日)

天候:晴れ
標高差
:480m
  <春ウララ・・・>
 ずいぶん気候が暖かくなった。この日も朝から暑いほどの陽気。東信州の桜も満開。
 これが今年初の山行である。この冬は精神的に長かった。疲れが取れず、週末は気力・体力を回復することだけを心掛けたから山どころではなかった。半端な気持ちで山など出掛けたらロクなことはないと思っていた。長い冬眠からようやく目覚めた熊が餌を求めるように山に向かった。とりあえず足慣らしということで地元・上田で自宅からも近い大林山を選んだ。
 上田市室賀側の氷沢(ひざわ)コースから入る。
 kamurigi.jpg (14942 バイト)

山頂より八頭山(手前)、冠着山(奥)を望む(15KB)

10:15 登山口のやや下の林道脇・駐車スペース(標高約850m)。私とほぼ同時に現地に到着したグループが1組、私よりも先に歩き始めたが、結局途中で道を譲ってもらい、先行した。いきなりの急坂である。あたりは杉林で間伐された杉がゴロゴロしている。あまりに立派な丸太が転がされている。放置されているのかは不明。
10:45 約1,030m地点で小休止。汗ばむ。長袖シャツを脱ぎ、長袖Tシャツ1枚になる。気温19度。
11:00 室賀見晴台(約1,130m)。上田市塩田野あたりの見晴らしがよい。遠くはかすんで見え、上空も雲は多目。
11:20 九合目(約1,285m)。山頂に続く尾根に出たらすぐの地点。北斜面にはまだ薄っすらと残雪があった。小鳥が気持ち好さ気に囀る。別のところからは鳥が木を突付く軽い響き。堅い木ではなさそうだ。
 
<日帰り入浴>
”室賀温泉ささらの湯”。\400
登山口から室賀へ下ると道端に幟が出ているので分かり易い。
内湯、露天、サウナ。硫黄泉らしい肌にぬるっとした感触のお湯。
たくさんの絵が展示されていた。広い休憩所あり。出入り口2つ。

<参考地図>
・北信・東信 日帰りの山(章文館)

11:25 山頂。山頂手前あたりで昼食中の女性3名にお邪魔させてもらい、昼食。お惣菜も恵んで戴いて、コンビニ調達だけの食事も少しグレードアップした。少しすると別ルートから登って来た大勢のグループが到着。その後、登山口で会ったグループも登頂した。食事後は、360度の展望のよい山頂で景色を楽しむ。ただし遠くはかすみ勝ちで遠望ははっきりしない。八頭山(はっとうさん)、冠着山(かむりきやま)が近い。北アルプスも望めるが、まだ白い部分が多い。気温23度。
12:30 下山。来た道を戻る。途中で先行していた先ほどの女性3人組と一緒になったので、またご一緒させてもらう。一人だと勢いに任せて一気に下る悪い癖があるので(膝に悪い)、彼女らのペースに合わせて下る。
13:15 登山口。結局、休みもせず一息に下った。谷の下方から山道沿いに涼しい空気が昇ってくる。気温18.6度。

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