レース観戦記

優駿牝馬<オークス>(G1 : 芝2,400m 4歳牝馬) 晴れ、良馬場

   パドックは夏のような日差し。それでも湿度が低く、サラッとして気持ちの良い気候だ。
  10Rは全然当たる気がしなかったため、どうせメインの下見をするつもりだから、いい場所に陣取ろうと早々とパドックへ来ていた。
   10Rの出走馬たちが周回を終え、騎手を背に本馬場へ向かった。パドックに詰め掛けている人々はそれをただ見送るだけで、今日の主役たちの出現をユルリと待つといった風。

  職員のホースの放水できれいにされた下見所にコギャル馬たちの参上だ。

1番 Gインチーフ、芦毛ウマって奇麗だけど良く見えないんだよな
2番 スティンガー、サンデー産駒は5頭もいるが、最も気性がキツイのがこれ。
   これが災いしてか桜花賞は大きく出遅れたが、今回もちょっと・・。やはり本命には出来ん。
3番 Cワーク、前夜に悩んだ末に選んだ軸馬だ。うー、印象が弱いぞ
4番 Pディーネ、G1馬の気品。
6番 Tザヴィクトリ、武が選んだんだからいいんだろう
7番 Fエアデール、武にフラれた馬だ。モテる男はつらいな
10番 Eワンシャン、ギャラリーに愛想をふりまく。こりゃ気が良過ぎ
16番 Uファイバー、東京は2戦2勝ち。んー、クサい。けど地味なイメージ

   デジカメのシャッターの反応が遅くて(写ってるのは)ケツばっかりじゃないか!
いらいらしながら、指先の意識を早めに置いて、有力どころの調子も見なきゃならん。こりゃ難しい。これだからハズレたんだ。

(メインスタンドのゴールの先あたりで)
   今日は何万人はいったんだろう。人だらけ、レディースデイで入場料が半額だったが、どうだろ?いつもどーり、うるさい学生ばかりじゃねーか。
   ファンファーレ。お決まりの新聞まるめて大喚声。確かにG1だ、お祭りだ。ストレス発散だ。でもね、あなたの本命馬がこれでタマゲテ、終わっちゃうかも知れないのよ。
   まーいいか。みんな応援している馬は違うし、どの馬も平等にタマゲルんだな。

   本命Cワークの横山典が2コーナー過ぎで、もっていかれるように順位をあげていく。
   これで終わった。どうやら私のウマが騒ぎの最大の被害者のようだ。私も含めて。
   スローな流れで、長い直線にほぼ一団で入ってくる。上がりだけの勝負。
武のTザヴィクトリは、そろそろスパートかなといった余裕の位置取り。憎いくらいだ。楽に先頭に立ちそう(2着)。早めに動いてしまったCワークは無残にも馬群に飲まれ(9着)、外からスティンガーが抜け出しそう(4着)。あっという間に更に外からやってきた。
   Uファイバーのほうが勢いがあった。写真判定となったが、早々と掲示板の一番上に「16」が点った。ゴールを待たずして見る気がしなくなったレースであった。

(総括)
   内側にも1頭突っ込んできたが、リプレイが出るまでPディーネとは分からなかった(3着)。さすが桜花賞馬、家でTVで何度か見たが、もう少し位置がよかったら勝てたかも。
   で、無事に秋が迎えられたら、本命はPディーネかも。