読書メモ

・「夢のスイッチ 〜あなたの夢をカタチにする方法
(渡邉 美樹:著、あさ出版 \1,300) : 2011.03.19

内容と感想:
 
人はみな心の中に「夢のスイッチ」を持っている。 著者は本書を通して、そんなスイッチをONにしてあげたい、という思いでこれを書いた。 夢の見つけ方から、日々の過ごし方、考え方について、彼自身の体験をもとに語っている。 彼がワタミを創業し、現在の業績にまで成長させるために、どんな考え方で行動してきたかが分かるだろう。
 先日、東京都知事選挙に立候補した著者。彼自身も新たな夢に向かって歩き始めた。 第5章にこんな文がある。 政界進出は考えていないとしながらも、「首相公選制が導入したら出馬する」と。 政治には強い関心があるとも述べている。彼は本気で日本をよくしたいと考えている。 また、政治は「たくさんの人の笑顔」を作り出すためにある、という言葉は多くの政治”屋”に聞かせたい。 さて、四選を目指す石原慎太郎氏は再選されたら、一体何をしたいのか。震災に対する「天罰」発言もあった。 彼はこれまで務めた3期でどれだけ都民の笑顔を作り出せただろうか。

○印象的な言葉
・夢は小さく産んで大きく育てる
・オランダでは小学生でも落第する。時間がかかっても頂上に到達すること、標準的な学力を確実につけさえることを重視
・人生に無駄なことは一つもない
・過ちを誤魔化して改めないのが「本当の過ち」
・意志は変えられる。自分と未来は変えられる
・夢を語ることで有効なアドバイスが聞けるかも知れない。夢を語る人は周りを元気にする。夢に向かって進む人を見守り、励ます
・夢をあきらめる最大の原因はイメージ不足。繰り返しで頭に刷り込む
・日付(スケジュール)が入れられない夢は夢想に近い
・今、この瞬間はつらいかもしれないが、後々、感謝できるようになる
・方法は無限大にある。できないのはその方法を見つけていないだけ
・なんでも「〜で良かった」で終わらせる
・心をリセットするための方法や場所をつくる
・人脈は勝手につながるもの。疎遠になるのは何かが食い違っていた証拠。必要な関係は自然に継続していく。付き合いの質を高める
・知行合一:知って、行動して、初めて本当の知恵になる

<その他>
・心が貧しいから夢が持てない?

-目次-
はじめに ―夢のスイッチをONにしよう
第1章 夢なんて持たなくてもいい
第2章 自分の未来にワクワクしよう
第3章 会いたい人に会おう
第4章 まずは一歩踏み出そう
第5章 きみも十分夢を見つけられる
おわりに ―夢を叶えるために大切な七つのこと「夢七カ条」