読書メモ ・「格差社会の世渡り 〜努力が報われる人、報われない人」 ・やる気をなくさせる「やらせ人事評価」 ・デキる人が見えにくい ・講演料が1時間半で3〜5万円は相場として低い部類。TVに出る評論家は1時間百万円単位。話す内容より有名かどうかが目安 ・出版社への本の原稿の売り込みが多いのはコンサルタント ・科学的に能力や実績が本当に測れるのか。民間企業の成果主義は非常にいい加減なものであった。公務員と民間の人事評価の違いなど「程度問題に過ぎない」 ・仕事の単位は個人ベースではなくチームベース。個々人の仕事の範囲・中身・権限・責任が不明確 ・努力の量より「見た目」「見た目をよくするアピール力」が威力を発揮したのがポストバブル。人と人とのつながりが薄くなり、相互理解が乏しくなるにつれ、見た目で判断するようになった ・見た目が10割社会(→軽薄な社会。仕方がないとあきらめるのか?) ・「アピールリッチ vs 努力プアの時代」を生き抜く知恵:企業への態度、自己中心の生き方・働き方、政府への信頼感、日本学歴社会への信頼 ・会社を利用する:仕事を通じてスキルを身に付ける。キャリアパスを明確にする。組織に所属しながら自分の能力をマーケットに向けてアピールする。 ・努力がきちんと評価される社会が望ましい、安心できる ・勝ち組には自身の努力だけでなく、周りの人や家族の助け、ラッキーなめぐり合わせがあったはず。実力だけで勝利を手にすることなどない ・弱肉強食の反面、価値判断の基準がわかりやすいアメリカ。目標に向けてポジティブに生きている ・稀少な能力の持ち腐れはたくさんいる <その他> ・報われていない高学歴者→金儲け以外への新たな価値観の探求へ。連帯 -目次- 序章 「明日が楽しみ」と言えますか? 第1章 長期不況は庶民の責任か 第2章 報われない高学歴者 第3章 ワーキングプア 第4章 「勝ち組」の根拠 第5章 イバリーマンの勝利の理由 第6章 格差社会のゆくえ 第7章 見た目が10割社会を生き抜く処世術 第8章 努力が報われる社会へ |