読書メモ

・「XNA Game Studioで始めるゲームプログラミング... Ver.2.0対応
(オフィス加減:著、アスキー・メディアワークス \2,300) : 2011.07.06

ゲーム開発環境「XNA」。マイクロソフト社が無償提供する「XNA Game Studio 2.0」。 XNAはC#を採用。無償の「Visual C# 2005 Express Edition」と組み合わせる。 Xbox360要のゲームも開発できる。ネットワークゲームも開発できる。

○印象的な言葉
・オンラインゲームサービスの「Xbox LIVE」や「Game for Windwos-LIVE」を使用して、オンライン・マルチプレイヤーゲームを開発できる
・ライブラリ群の「XNAフレームワーク」と、コンテンツ・データの変換の仕組み「コンテント・パイプライン」が効率のよりゲーム開発を可能にする
・XNAフレームワークによりWindows用のゲームとXbox 360用のゲームを同一のコードで記述できる。最下層のプラットフォームレイヤーは「Direct3D」などのライブラリで構成される
・コンテント・パイプラインは一般的な画像ファイルや3Dモデル、サウンドなどのファイルをゲームに最適なフォーマットに変換。WindowsとXboxの両プラットフォームで使用できる XNA専用のデータ型に変換。
・Xboxコントローラー用のコントロール処理も記述。バイブレーション機能もある
・3Dモデル:3Dモデリングツールで作成されたオブジェクトデータ。XNAで使用できるモデルのデータ形式はx、fbxの2種類
・3Dでレンダリング:フォグ(霧)のエフェクトで遠くの景色をぼかす。
・テクスチャーの貼り付け:例)地球の画像を真っ白な球体の3Dモデルに貼り付ける
・データのセーブ:XMLシリアル化する。PCの場合、保存先はHDDになる。Xboxではメモリユニット、HDDを選択
・宇宙空間を宇宙船が飛び回るフライトシミュレータも3Dゲームも作れる
・XNA Creater Clubのメンバーシップを購入し、参加するとXbox用のゲームを作れる。Windows用のゲームをXbox用に移植すれば簡単
・XNA Game Studio Connectは作成したゲームをXboxに配置するためのツール
・ピア・ツー・ピアとクライアント/サーバ型の2種類のネットワークゲームを作れる。インターネットを介して接続する場合、Games for Windows-LIVEやXbox LIVEにサインインした オンライン・プロフィールがマシン識別に使用される。プロフィールを作成するにはメンバーシップに参加する必要がある
・C#は「.Net Framework」の利点を最大限に発揮するよう設計された。
・タイプセーフ:変数に入れた値が適切なデータ型かどうかをコンパイラが事前に確認し保証する
・ジェネリック:異なるデータ型を同一のクラスやメソッドで扱う方法。異なるデータ型に対して、それぞれ異なるクラスやメソッドを記述する必要がない

-目次-
章 XNAをインストールしよう
2章 XNAプログラミングの基本
3章 ゲームを作ってみよう
4章 Xbox360で動かそう
5章 ネットワークゲームについて
付録:Visual C#とは/C#の歴史ほか