読書メモ

・「Windows Presentation Foundationプログラミング
(Chris Sells、Ian Griffiths:著、川西 裕幸:監訳、オーム社 \5,700) : 2011.07.16

Windows Vistaのプレゼンテーション・フレームワーク(コードネーム:Avalon)。 コントロールとグラフィクスが1つのプログラミングモデルとして融合され、どちらも同じ要素階層にまとめられている。 GDI、GDI+、HTMLの機能を統合。 基盤技術にDirectXを採用。 画像や図形、ビデオ、3DモデルなどをButtonやComboBosxに配置できる。 WPFは従来のユーザインターフェース技術との共存が可能。既存のアプリを書き直すことなく、WPFを活用できる。

○ポイント
・ClickOnce:アプリケーションのデプロイメントとアップデート
・XAML:ユーザインターフェースの構造を表わすためのXMLベースの言語。.NETオブジェクトのツリーを作成する。WPFアプリを記述するために必ずしも、XAMLを使う必要はない
・Applicationオブジェクト:WPFアプリの基盤となるオブジェクト。オブジェクトは宣言形式で定義されるXAMLファイル(外観)と、命令形式のコードファイルに分割できる
・MSの定義の「ローカライズ」とは、翻訳テキストなどの文化別のリソースを作成すること。特定の地域で使用できるようにすること。
・MSの定義の「グローバライズ」とは、ローカライズする際に再コンパイル不要にすること
・Win32アプリ、MFCアプリなどのネイティブのWindowsアプリにマネージのWPFコントロールをホストする。WPFはマネージ.NETコードであるため、最もスムーズな相互運用法は、 Wisual Studioの機能を使って、ネイティブのアプリをマネージコードに切り替えること。

-目次-
第1章 “Hello,WPF”について
第2章 レイアウト
第3章 コントロール
第4章 データバインディング
第5章 スタイルテンプレートとコントロールテンプレート
第6章 リソース
第7章 グラフィックス
第8章 アニメーション
第9章 カスタムコントロール
第10章 ClickOnce配置