読書メモ

・「退屈力
(齋藤孝:著、文春新書 \720) : 2011.04.24

○印象的な言葉
・退屈させてはいけないという強迫観念
・無意識の行為が一番合理的
・日本文化のベースにあった「静けさ」
・退屈の反対は興奮
・現代の退屈に対する不安。退屈を恐れ、刺激を求め続ける
・ラジオはゆるやかな情報の発信と、想像力のかき立てができる。人の頭には余白があった。想像力を働かせる余地があった
・テレビは人の目を奪い、想像する余地がなくなった
・高度刺激社会:コマーシャルが欲望を常に刺激し続ける。欲望そのものが外からの刺激でコントロールされている
・ふと気付くと心が重くなっていることが多い。日本の将来に対する思い
・地味な作業を積み重ねることで技をつかめ、本物の感動を手にしろ
・仕事の面白みは自分で見つけるもの
・社会全体がスピードアップし、即効性を求めるようになれば、息が浅くなって、深い仕事ができない

-目次-
第1章 高度刺激社会批判
第2章 「退屈力」とは何か
第3章 ラッセル『幸福論』で考える「退屈力」
第4章 勉強が「退屈力」をつける
第5章 退屈は豊潤の源泉
第6章 人生に効く「退屈力」