読書メモ

・「スーパーエンジニアへの道 〜技術リーダーシップの人間学
(G.M.ワインバーグ:著、木村 泉:訳、共立出版 \2,800) : 2011.07.08

○印象的な言葉
・成功したシステムは少数の傑出した技術労働者の働きに依存している。彼らは絶えず革新的な技術的アイデアを生み出していた。他の人々へのアイデアの通訳者でもあった
・技術的能力とリーダーシップ技能の結合
・アイデアの質に対するこだわりを共有
・「技術リーダー」は次の3つの主要な分野に力を注ぐ。@問題の理解Aアイデアの流れの調整B品質の保持
・技術リーダーシップ
・スーパーエンジニアは技術革新の力だけでなく、動機付けと組織化の能力を合わせ持っている
・リーダーシップのMOIモデル:変化が起こるためには環境に次の3つの成分が必要。@Motivation(動機付け)AOrganization(組織化)BIdea(アイデア)ないしInovation(技術革新)
・問題解決型のリーダーに備わっているもの、「もっとよいやり方は必ずある」という信仰
・成熟した人とは、置かれている環境に関する正確な認識に基づいて選択と決断ができ、それが自分がしたことだと承認することができ、それがもたらす結果について責任を受け入れる人のこと (バージニア・サティア)
・「愛する」を別とすれば、「助ける」というのは世界中で一番美しい動詞である(ズットナー)

-目次-
第1部 定義(リーダーシップとは、結局のところ何なのか
リーダーシップ様式に関するモデル
技術リーダーの問題解決様式
リーダーはどう育つか
でも私は…)
第2部 技術革新(技術革新への三大障害
自分自身への気づきを高める法
アイディアの力を育てる
ビジョン)
第3部 動機づけ(人に動機づけを与えることについての、第一の大障害
人に動機づけを与えることについての、第二の大障害
人を助けることのむずかしさ
動機づけのできる人になるには
力はどこからくるか
力、不完全性、整合性)
第4部 組織化(組織上の力を手に入れる
問題解決チームの効果的組織法
有効な組織作りへの障害は?
組織作りの学びかた)
第5部 変容(人はリーダーとして、どのように値踏みされるか
自分自身のリーダーシップ試験に通るには
変わるための計画を立てる
変化のための時間を見つける
変化のための支援)