読書メモ

・「早朝坐禅 ―凛とした生活のすすめ
(山折 哲雄:著、祥伝社新書 \740) : 2011.07.09

○印象的な言葉
・人間関係の広大な網の目によって救われてきた
・坐り続けることに飽きれば立てばよい。立ち続けることが退屈になれば、歩き出せばよい。
・早朝坐禅は雑念妄想と遊び戯れる時間。無念無想の時間でなければならぬと錯覚していた時期もあった
・歩く・泣く・眠る、が落ち込み回復の三原則
・仏陀も、イエスも「歩く」ことで思索を深めた
・親鸞も道元も、生涯で2,000キロを歩いた
・正しい姿勢がなければ、正しい呼吸もできない
・自然とひとりで向き合う。@庭にたたずむA河原で風に吹かれるB山道を歩く
・大地に伏す、大地で仰向けになる
・阿吽の呼吸をしている狛犬。口を閉じているほうが息を吸い、開けているほうが吐いている
・道元はたくさんの和歌を書き続けていた

-目次-
序章 自殺者三万人という異常事態―なぜ、日本人は病んでしまったのか
第1章 早朝坐禅―まず、三分から始めてみる
第2章 散歩の効用―歩くことで、何が見えてくるか
第3章 心が楽になる「身体作法」―正しい姿勢が人生を変える
第4章 うつになる人、ならない人―「親子関係、人間関係」でつまずかない
第5章 夜の作法を身につける―「眠れない人」のための、夜とのつき合い方指南
終章 無常を思って生きる―「死」を穏やかに受け容れるためのレッスン