読書メモ

・「入門 Skypeの仕組み 〜無料IP電話を支えるピアツーピア技術
(池嶋 俊:著、日経BP社 \1,600) : 2011.06.27

○印象的な言葉
・電話帳を分散
・ハッシュ関数を使ってグループ分け
・スーパーノードが電話帳を管理。スーパーノードになるための条件は@接続回線が高速APCが高性能BグローバルIPアドレスC長時間ネット接続し、Skypeをいつも起動
・数人のサブリーダーがバックアップ
・ファイアウォールやNATが障害になる場合、スーパーノードが中継する
・遅延の揺らぎを自動調整
・4ルートから音質のよいものを選ぶ
・電子証明書でなりすまし防止
・本人確認にSkype社の暗号鍵を使う
・音声も暗号化
・Skype APIの公開で他ソフトと連携。グループウエアとも連携
・ハイブリッド型IP電話サービス:最初だけサーバを経由。代表的なのはSIP。MSNメッセンジャーもSIPを使用。分散型のSkypeではサーバが不要
・まずUDPを使ってみて、つながらなければTCPを使う
・Skypeを閉め出す動き:国や電話会社がSkypeなどIP電話サービスを脅威に感じている

-目次-
第1章 Skypeが人気を集めた秘密とは?電話の常識を覆すサービス
第2章 いつでも安定して使えるのはなぜ?分散型トポロジーで安定化
第3章 Skypeを支えるP2Pとは何か?ファイル交換で有名になった分散技術
第4章 P2Pで電話をどうつなぐのか?「スーパーノード」が相手を見つける
第5章 どんな環境でも使えるのはなぜ?スーパーノードがあの手この手で中継
第6章 高音質の秘密とは?3種類のコーデックを駆使
第7章 なぜ無料にできるのか?スカイプ社の設備は最小限に
第8章 セキュリティは甘くないのか?暗号技術で対策済み
第9章 Skypeに問題点はないか?使い勝手や地域的な課題あり
第10章 Skypeはこれからどうなる?API公開で他ソフトと連携が進む