読書メモ

・「みずから運命の扉を開く法則 ―自助論 Self‐Help 完全現代語訳
(サミュエル・スマイルズ:著、齋藤 孝:訳、ビジネス社 \1,500) : 2011.05.29

原著「Self‐Help」の発刊は1859年。英国でベストセラーになった。 西洋において志を立て、果たした人々のエピソードが満載。

○印象的な言葉
・自助の精神、自主独立
・日本のバブル経済の本当の後遺症は、真面目に働いた者が幸福になる、という確信が崩れ去ったこと。勤勉の精神が揺らいでしまった。
・まともな道を、まともに歩く。正しい道を着実に進めば、亀でも勝つことができる
・ありふれた物事の裏側を見る
・一つのことに打ち込むと、新たな発見に出くわす
・道がなければ、道を作ればいい
・たった一人でも時代に立ち向かう勇気
・情熱は必ず誰かに引き継がれる
・知識は経験によって知恵となる
・人格はすべてを凌駕する宝。人生で最も栄光ある王冠は人格
・最も大事なことは人格を高めようと努力すること。立派な人格を身に付けることを人生最高の目標とする
・道徳的無知やエゴイズム、堕落行為に縛られているのは不幸な人
・現代の人間は祖先によって与えられた豊かな財産の後継者
・困難に直面することで、眠ったままだったかも知れない能力が呼び起こされる
・日々の小さな物事をおろそかにしない。些細なことも改善しようとする。些細なことを細かく観察
・人格の形成には、体験や立派な手本に触れるほうが効果的
・失敗することで「何をすべきか」が見えてくる。過ちを犯したことのない人にはそれに気付くチャンスがない
・社会を支配する行動や習慣、原理や原則を清らかなものにするかどうかは、家庭が源
・説得力のある行動ができる人
・気高い人格は人々に働きかけ、周囲の人間は高められる
・自らの心の中の監視者が納得する

-目次-
序章 人格、行動、忍耐力の実例
第1章 自助の精神とは何か
第2章 チャンスを呼び込む―科学者に学ぶチャンスの生かし方
第3章 使命に生きる―心から願えば、思いはかなう
第4章 自己修養―自分で学び、考え、行動する
第5章 運命の出会い―出会いが人生を劇的に変える
第6章 人間の器量とは?―真の紳士・淑女になるために