読書メモ

・「生物と無生物のあいだ
(福岡 伸一:著、講談社現代新書 \740) : 2011.03.31

○印象的な言葉
・生命とは、自己複製を行なうシステム
・遺伝子技術によりパーツやピースを1つ完全に取り除いても、何らかの方法でその欠落が埋められ、バックアップが働き、全体としては何ら機能不全がない
・生命は「動的な平衡状態」にある。食べた分子は瞬く間に全身に散らばり、一時、緩くそこにとどまり、次の瞬間には身体から抜け出ていく。
・身体は静的なパーツから成り立っている分子機械ではなく、パーツ自体のダイナミックな流れの中に成り立っている

-目次-
ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク
アンサング・ヒーロー
フォー・レター・ワード
シャルガフのパズル
サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ
ダークサイド・オブ・DNA
チャンスは、準備された心に降り立つ
原子が秩序を生み出すとき
動的平衡とは何か
タンパク質のかすかな口づけ
内部の内部は外部である
細胞膜のダイナミズム
膜にかたちを与えるもの
数・タイミング・ノックアウト
時間という名の解けない折り紙