読書メモ

・「里山ビジネス
(玉村 豊男:著、集英社新書 \680) : 2011.01.27

○印象的な言葉
・里山の恵み
・生活観光。暮らしを表現する。過程を見てもらう
・自分たちが本当に面白いと思うものを作る
・地域の人が集い、遠方から人が訪ねてくる。人間の輪。それが来訪者を癒す。地域の人を力づける
・人が善意を抱くことができる瞬間を共有
・失われつつある昔懐かしい風景
・長野県では車を改造した移動店舗は認められるが、開放式のおでん屋台のようなものはダメ
・一つの農家が離れたところに何箇所も土地をもつ。たくさんの人が複数の土地を互いに入り組んだ形で所有。目的に応じて利用。リスクヘッジでもある
・できるだけ拡大しないで持続する。農業的感覚
・狭い島国で互いが穏便に暮らしていくための知恵。世界も狭くなった
・拡大する経済は必ず衝突し、争いを生む
・毎日新しい発見。絶えず向上を求める毎日の精進の中には常に新鮮な感動がある
・興味がもてる仕事を興味と集中力が続く範囲でやる。それ以上は疲れる。やっても惰性になり、いいものはできない
・地域的な自給の割合を高めていけば、無理のない支出と収入の範囲で互いの生活を成り立たせていける

-目次-
第1章 素人商売事始め
 失敗したシャンパンサーブル
 仏滅の日にオープンする ほか
第2章 ワイナリーを起業する
 ワイナリーオーナーという肩書
 もっとも割に合わないビジネス ほか
第3章 里山のビジネスモデル
 ワイナリーという施設が意味するもの
 ここにしかないブランドの価値 ほか
第4章 拡大しないで持続する
 炭火焼きの教訓
 ヨーロッパの豚 ほか
第5章 グローバル化は怖くない
 風が吹けば桶屋が損する
 賞味期限がなかった頃 ほか