読書メモ

・「クラウドの象徴セールスフォース 〜日本企業を変革する脅威の米国IT
(西田 宗千佳:著、インプレスジャパン \1,600) : 2011.05.16

○印象的な言葉
・導入スピード、信頼性、セキュリティ、実績、規模、カスタマイズの柔軟性。借りて済ませる。少しずつ試していける料金体系。欠点と限界
・オンプレミス(自社運用型)
・クラウドはIT業界の構造を変える。IT部門とユーザ部門の対立を解消。変化に強い。効果が見えなければ契約を打ち切れる。無駄な資産も残らない。 必要な分をサービスの形で購入する。
・修正権限をもった利用者が修正作業
・営業支援システム:案件に対して見積もりを出す、その結果どうなったか、その前にどんなことがあったかを見せる。経緯、脈絡を記録、共有
・CRM:問い合わせ、アフターケア、クレーム対応をトレース。コールセンターで使われる
・セールスフォースは商談の6割を補う。残りは営業担当者の人間性、経験と勘
・非営利団体へは80%割引
・ケータイとの連携
・SaaSは大量データのバッチ処理は不得意。トランザクション型のほうがいい
・セールスフォースはエコポイントのポイントシステムで活用されている
・基幹系業務は必ずしもクラウドに最適な分野ではない。100%の可用性を要求されるような
・SLAを設定できる
・課題は最新の情報をいかに入力していくか(⇒紙に書いたものをスキャンデータとして蓄積。スマホのカメラをスキャナ代わりに)
・メールやスケジュール情報の取り込み。OutlookやNotesとの連携
・CRMは活用できない失敗したものというイメージが強い
・日本は業務フローの標準化の意識が低い
・MSの本当の凄さはソフト開発環境。開発の容易さ
・Twitter,Facebookとの連携
・クラウド上で動くアプリケーションの開発者の地位がハードベンダーよりも上になる
・長く運用してノウハウが蓄積されれば、カスタマイズの必然性は減る。長く使うことを前提に「システムを自前で持つ」ことに移行することもありえる
・Salesforce CRMを30日間無料体験できる

-目次-
第一章 ITを変革し、社会に貢献せよ -システムは課題であふれている-
第二章 大組織をクラウドに向かわせる -信頼されるシステムへの道のり-
第三章 破格のシステムの来歴と実力 -インフラとしての巨大データーセンター-
第四章 クラウドの未来、セールスフォースの未来 -マイクロソフトへの挑戦-